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選手権で見事トライを決めた


俺だ。  (15)渡部寛太 選手権で躍動! 期待のトライゲッター  

紫紺を支えるのは俺だ。レギュラー選手はもちろん、ディベロップメントチームの選手やスタッフ、首脳陣、OB、ファンに至るまで、様々な人間の力が明治を頂点へ押し上げる。全ては大学選手権優勝のために。「俺だ。」では、明治復活に力を尽くす個人を取り上げる。

 第15回は、全国大学選手権の第1試合・京産大戦で一躍リザーブ入りを果たした渡部寛太(文2=愛媛北条)。試合出場時には持ち味の疾走感あふれるランでトライを挙げ、自身に与えられたチャンスをものにした。この試合でファンや首脳陣の期待に応えた若武者に、現在の胸の内をうかがった。

――先日の京産大戦で、初めて選手権でリザーブ入りしました
 去年(対抗戦で)明学大戦に出たが、1年生で相手が明学大だったから出してもらえたという感覚が僕の中で強かった。(今回は)初めてちゃんと練習で調子良くて、チャンスをもらって、明学の時とは違う感じで。メンバー表を見た時は素直に嬉しかった。花園もメインでやるのは初めてで、緊張することもあったが僕にできることはボール持って走ることだけだったので、ボールを持ったらうまくやろうとかじゃなくて、思い切りよく走ろうと決めていた。入ってからそんなに緊張はしなかった。それですぐにボールも回ってきたので、むしろそこで緊張がほぐれてラッキーくらいの気持ちだった。

――その中でトライも2つ取りました
 1本目は、相手も味方もばてていたので外に走ればチャンスがあると思っていた。正直トライまで行けるとは思っていなかったのでぎりぎりだったが、外に飛び込めてそれでトライになったので本当に良かった。2本目はもう煕さん(田村・営4=国学院栃木)が3人くらい引き付けてくれて、僕は置くだけだったので本当にトライを譲ってもらったみたいな感じ。煕さん、すごかった。

――今シーズンはジュニア選手権で活躍されていました
 ジュニア自体は、1回リザーブに落ちたりとか東海戦出てなかったりするのでパフォーマンスはそんなに良くなかったかなと思う。でも、夏合宿ぐらいからどんどん調子が上がってきてたし、練習でも結構調子良かったので、チャンスはあるかなと思っていた。ジュニア戦よりも日々の練習でアピールしていたという感じ。

――AB両チームはともに練習をしていますが、Aチームの雰囲気はどうですか
 Bチームもジュニアの前とかは緊張感があるが、それとはまた全然違う。本当に負けたら終わり、みたいな感じ。あんまり自分が体感したことのないような緊張感だった。みんなのそういうのが伝わってきて、プレッシャーはあった。1回1回ちゃんと出し切らないと、すぐ落とされるんだろうなと思って練習をしていた。

――京産大戦を終えて、変化はありましたか
 外でもらえば自分のスピードを生かせるっていうのがこの前の試合で結構自信になった。Aチームに入っても前はプレッシャーとかそういうのでやばかったが前よりは落ち着いてプレーできるようになったと思う。

――周りからの期待は感じていますか
 トライを取った後に、コーチや監督とか家族とか、友達からあのトライは良かったみたいに言ってもらえたりして、意外とみんな見ていてくれるんだなって。(試合に出ると)言ってない人も結構ラインとかツイッターで言ってくれたりして、もっと頑張らなきゃなと思った。僕の家は自営業で、親は来られなかった。ラーメン屋なんですけど予約がいっぱいだからって。最初はとんこつラーメンだったけど、いろいろやりすぎて昼はラーメン、夜は居酒屋みたいになっています(笑)

――持ち味はランとスピードだと思いますが、自身のセールスポイントを詳しく教えてください
 僕は、ボールをもらってから走るのもそうだけどボールをもらう前に伸びたりとか、ショートに入ったりとかそういう動きが得意。イメージとしては、それで抜けてフルバックと1対1になって一瞬スピードを落としてスワーブ(半円を描くように走ること)を切って抜けるのがいい。この前の試合でもフルバックと1対1になった時、外に抜けたがそれが結構思い通りというか強みを出せたかなと思う。50メートル走は6秒2か3くらい。高校の時はそんくらいだった。秀平さん(成田・営3=秋田工)とか、汰地(高橋・政経1=常翔学園)は速い。

――丹羽政彦監督から普段かけられる言葉はありますか
 怒られることの方が多い。ボールをもらうときに結構浅くて、スピードを出し切る前につかまっちゃうことがある。スピードを付けた状態でもらえれば出られる感覚はあるので、そこは評価してもらってるんじゃないかなあと。最近それが結構できるようになってきた。

――今の自分に足りないと思うことは何ですか
 キックの精度とフィジカルの部分。コンタクト強度を強くしないと、試合中すぐに他の人よりばてちゃうかなというのがある。そこをもっと強くしなきゃいけない。

――同学年のBKの梶村さん(祐介・政経2=報徳学園)、堀米さん(航平・商2=流経大柏)のAチームでの活躍を見て刺激はありますか
 去年、鶴田(馨・営2=筑紫)と二人で部屋当番って役割をやっていて、梶とか航平が1年生なのに試合に出ていたというのが結構悔しかった。今せっかくチャンスをもらっているので、どんどん思い切りとかスピードとかコミュニケーションとか、スキルもそうだが自分の頑張り次第でどんどん変えられるものは、2人に負けないようにしていきたいなと思う。

――同学年以外で意識している選手はいますか
 キックとかは最近たまに煕さんとかに教えてもらう。僕はフルバックもたまに入るのでそういう時はできないことも多いが、動きを参考にしている。僕が入って後ろで煕さんが見てくれてる時はもらい方とかを教えてくれる。そういうのを言われなくても自分の強みを生かしつつ、相手のディフェンスに合わせたもらい方ができるようにしたいし、煕さんを真似したい。ウイングは、剛希さん(齊藤・商4=筑紫)もフィジカルが強いし、明早戦でも1発のタックルで流れを変えた、そういうところ。紀伊さんもラインブレイクで、秀平さんはスピードで。後は1個下だけど、汰地もやっぱり怖い。そこは結構意識しているところはある。

――ウイング、フルバック両ポジションをされていますがその点についてはどうですか
 どっちでも行けるようにと言われているし、どっちでも大丈夫。フルバックをやる機会が多かったが、ジュニアも後から考えたら(ウイングと)半分半分だった。前はフルバックが良かったが、ウイングでも練習中とかこのタイミングでもらったら抜けるんだなとか分かってきたので、どっちでも。とりあえず1個でも上のカテゴリーで出ることが一番。どっちで出されてもいいようにしている。高校時代、フルバックは2年生からやっていた。1年生の時はウイングでそれで花園に出た。親が高校のコーチだったんですけど、フルバックをやらせてくれって話をしたら結構快くやらせてくれた。

――明治に来て1番伸びた部分はありますか
 ボールもらう前の動き。伸びるタイミングだったりとか。高校時代も得意なプレーだったがそんな強いチームじゃなかったのでボールがきれいに回ってこなかった。明治だったら1本のパスが速いので伸びてもそれで振り切れる。それで伸びが結構いけるようになったかな。

――個人としての目標を教えてください
 とりあえず、スピードを落とさないまま体重を増やしながらフィジカルを強くすることが第一。小村さんには筋肉量とか体のでかさは康一さん(松浦・政経4=佐賀工)ぐらいになったらいいなと言われているので目指している。手が長いので、ハンドオフとかしたらほんのちょっとだが先に触れる。梶とかみたいに力でやるハンドオフじゃなくて、先にちょんと触って相手の力をもらうタイプ。先に触れるっていうのは練習とかやっていても便利。手が長くて良かったなと思う。

――最後に意気込みをお願いします
 僕が今年の試合で出してもらえるとして、やはり求められているのはボールを持って走ることだと思う。後半から出たらみんながばてている時にどんどんスコアを重ねていけるような、トライを外でもらった時に取りきれるようなそういう働きができたらいい。そうやってチームの得点に貢献していきたい。

――ありがとうございました

◆渡部寛太(わたなべ・かんた) 文2 愛媛県立北条高出 186cm・86kg

紫紺デビューは2014年度春に行われた東日本セブンズ。その後は昨年度の東大との定期戦や対抗戦対明学大戦でメンバー入り経験を持つ。


[三浦亜優美]

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