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道  (4)籔下響大・吉田楓  

 
 し烈なメンバー争いを経て、今年も16人が同じ箱根駅伝のスタートラインに立った。箱根駅伝という一つの目標に向けてそろった16人だが、ここまでたどってきた道のりはそれぞれ違う。箱根駅伝に憧れてきた者、通過点と捉える者――。それぞれどのような“道”を歩んできたのだろうか。

[号砲まで、あと5日!]


第4回は、籔下響大(営3=須磨学園)、吉田楓(営3=東海大山形)の二人です。

籔下
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 「走りたい、走りたいってちっちゃい時から思っていた」。小学生で始めた陸上競技で、箱根駅伝に出たいという思いが強まったのは中学時代。家族で見る習慣があった箱根駅伝に兄の知り合いが出場していた。自身も全国大会を目指す中で駅伝の楽しさを感じ始めた頃だった。「箱根駅伝は駅伝の華。そこで走りたいと思った」。地元に晴れ姿を見せ、桁違いの声援を浴び、全国の精鋭だけで走る駅伝。華々しい箱根に憧れを抱き続けてきた。
 そんな憧れにも「出場が到達地点ではない」と背筋を伸ばした。黄金世代と呼ばれた学年が卒業し、主将も故障で欠いたチームの中で「自分が走れる選手にならないと」と危機感を抱え練習に励んできた。三大駅伝のエントリーだけで終わった昨年から一転、今年は出雲で大学駅伝に初出場し、全日本ともにアンカーを務めるなど準主力の存在へ成長した籔下は、箱根に向けて「今年1年間、自分の集大成として出し切りたい」と意気込む。憧れていた場所は結果を出してこその舞台。真の主力へ上り詰める。

吉田
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 1年生以来の箱根エントリー入りだ。当時はサプライズな選出だったが今回は違う。全日本で大学駅伝デビューを果たし7区区間4位。それ以降も調子を維持し、西駅伝監督が期待を寄せる選手の一人だ。「粘っていける自信がある」と本人も自信をのぞかせる。
 小学生の体育教師の勧めで陸上を始めた吉田。小さい頃からテレビで見ていた箱根を志したのは陸上が「楽しくてしかたなかった」と話す中学3年生の頃。そして高校1年次の都道府県駅伝で、西駅伝監督に声を掛けられ明大への練習に参加。楽しげな雰囲気とメリハリのある環境が進学の決め手となった。吉田にとって箱根は「青春」だ。「深い意味はない」とはにかむが、学生生活の全てが箱根にあるのかもしれない。

◆籔下響大 (やぶした・きょうた) 営3 須磨学園高出 29分38秒69(1万m) 箱根駅伝とは「憧れていた舞台」

◆吉田楓 (よしだ・かえで) 営3 東海大山形高 29分03秒16(1万m) 箱根駅伝とは「青春」

[田中莉佳・渡辺由理佳]

次回は絶好調の森晃希(営2=倉敷)と調子を取り戻してきた山田稜(理工2=九州国際大付)の二人を特集します。アップは明日、12日29日(火)です。お楽しみに!


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