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道  (5)森晃希・山田稜  

 
 し烈なメンバー争いを経て、今年も16人が同じ箱根駅伝のスタートラインに立った。箱根駅伝という一つの目標に向けてそろった16人だが、ここまでたどってきた道のりはそれぞれ違う。箱根駅伝に憧れてきた者、通過点と捉える者――。それぞれどのような“道”を歩んできたのだろうか。

[号砲まで、あと4日!]



第5回は、森晃希(営2=倉敷)、山田稜(理工2=九州国際大付)の二人です。


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 短距離ではクラスでも遅い方だった。でも、マラソン大会なら上位に入って目立つことが出来た。それが長距離を始めたきっかけ。森の明るいキャラクターがよく表れている原点だ。箱根はテレビで見ていた憧れの舞台。「一番目指していた」と言う三大駅伝初エントリーを滑り込みで勝ち取った。
 10月以降は5000mで自己ベストを連発。しかし、森が得意とするのはトラックよりもロード。それも長ければ長いほど得意だ。アップダウンも得意で、5区への興味ものぞかせる。1万m、ハーフマラソンのタイムだけ見れば平凡だが、秘めた力はタイムだけでは分からない。
 過去2年間はずっとBチーム。選抜合宿にも一度も参加せず、箱根のエントリー後に初めてAチームの練習に参加した、たたき上げだ。「16人中16番目」と自認する森が、衝撃の箱根路デビューを飾るかもしれない。

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 「箱根駅伝は夢」。そう語るのは4年目にして初の箱根路へ挑む山田稜だ。中学から陸上を始めた山田は、当時“山の神”として箱根を席巻した今井正人(当時順大)の走りに衝撃を受けた。山田にとって今井は今でも「憧れの人」と言うほど。今も昔も変わらないスーパースターだ。
高校に入ると、新たなスターが現れた。明大で絶対的エースとして君臨していた鎧坂哲哉選手(平24営卒・現旭化成)だ。鎧坂は単なる憧れだけではなく、明大へと進学するきっかけにもなった。大学に入学して初めて鎧坂と対面した時を「うわあ、すげえみたいな。有名人を見た感じだった」と振り返る。山田にとって箱根はいつでも憧れの人たちが走る場所だった。
 今度は自分が憧れになる。昨年は直前の故障で箱根駅伝にあと一歩のところで出られず、今シーズンも序盤に故障で苦しんだ。それでも徐々に調子を取り戻し、箱根目前まで這い上がってきた。最初で最後の箱根に懸ける苦労人が多くの人に夢を与える。

◆森晃希 (もり・こうき) 営2 倉敷高出 30分39秒53(1万m) 箱根駅伝とは「目指してきた大会」

◆山田稜 (やまだ・りょう) 理工2 九州国際大付高出 28分56秒93(1万m) 箱根駅伝とは「夢」

[高田悠太郎・本永雅敬]

次回は3大駅伝デビューを狙う東島清純(営1=米子松蔭)と最後の箱根に懸ける牟田祐樹(農4=西武文理)の二人を特集します。アップは明日、12日30日(水)です。お楽しみに!


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