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道  (7)小川誉高・木村慎  

 
 し烈なメンバー争いを経て、今年も16人が同じ箱根駅伝のスタートラインに立った。箱根駅伝という一つの目標に向けてそろった16人だが、ここまでたどってきた道のりはそれぞれ違う。箱根駅伝に憧れてきた者、通過点と捉える者――。それぞれどのような“道”を歩んできたのだろうか。

[号砲まで、あと2日!]



第7回は、小川誉高(政経4=須磨学園)、木村慎(商4=浜松日体)の二人です。

小川
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 箱根駅伝――。小川にとってそれは「別世界」の場所だった。「普通に公立高校に行って、国立の大学に行こうと考えていた」という中学時代。それから少しずつタイムが伸び始め、高校は陸上の強豪・須磨学園高に進学した。高校2年次には出場した全国高校駅伝でアンカーを務め5位入賞に貢献。高校時代はチームの主力として戦い陸上エリートのような道を歩いた。それでも大学受験の際にはその道を捨て、勉強に励んだ。実力をつけてもなお、小川にとって箱根は「別世界」のままだった。
 転機は大学に入学してからだ。一般受験で入学した明大で、始めは体育会の競走部で陸上をするつもりはなかったものの同じ高校出身の前野貴行(平26農卒・現富士通)などの存在も影響して入部を決意。「周りは箱根に向けて入学してきた人ばかりで、自分も出てみたいなと思うようになった」。箱根駅伝を目指すチームの環境の中で、小川の箱根駅伝に対する思いは変わっていった。
 もう箱根は「別世界」ではない。自身も箱根を目指す一選手としてチームと関わってきた。特に今シーズンは「これまで先輩に甘えてやってきたところがあったけど、今年は自分がかっこいいなと思ってもらえるようにやってきた」と、練習では集団を引っ張りその姿勢を後輩に見せてきた。これまでで一番箱根と向き合った今シーズン。最後の大会に自身の全てをぶつける。

木村
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 いよいよ最終学年として箱根に挑む。2年生から箱根に出場しチームに貢献。4年生の全日本まで駅伝では外したことがない安定感の持ち主だ。箱根は日体大OBである父・木村昭彦氏の影響で現地観戦をするのが木村家の恒例だった。「こんなに早く走れるんだ」と目の前を通り過ぎる選手に感動を覚えた。高校生になって陸上を始めるといつしか箱根は目標に。もちろん今の木村にとっては出場することが目標ではない。「主要区間で他校のエースに競り勝つ走りを」。希望区間は2区。木村家の毎年の観戦場所は2区、横浜だった。「憧れの駅伝で、悔いのないように1秒1秒を大事に走りたい」。箱根駅伝と出会った小さい頃の思い出の場所、横浜。エースとして憧れの地を快走する。

◆小川誉高 (おがわ・よしたか) 政経4 須磨学園高出 29分41秒46(1万m) 箱根駅伝とは「卒業論文」

◆木村慎 (きむら・しん) 商4 浜松日体高出 28分37秒33(1万m) 箱根駅伝とは「4年間の全て」

[本永雅敬・田中莉佳]

次回は全日本駅伝で力走した齋田直輝(政経4=伊賀白鳳)と箱根出場に多大な期待が寄せられている横手健主将(政経4=作新学院)の二人を特集します。アップは明日、1日1日(金)です。お楽しみに!


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