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春日本一へのこだわりは強い


東京六大学野球 2016〜春〜  (1)開幕前インタビュー 善波達也監督   

 
 頂点に返り咲く。昨季は優勝に王手を懸けた所で連敗し、2年ぶりに春秋ともに優勝できなかった。その悔しさを胸に今季は柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチームを構築。3年ぶりにアメリカキャンプも行った。山俊選手(平28文卒・現阪神タイガース)ら多くのスター選手が抜けた今年は、団結力を武器に戦い抜く。3季ぶりのリーグ制覇、そして春の日本一へ。戦う準備はできている。

 今年で就任9年目となった善波達也監督。自身が大学1年の時以来果たせていない全日本大学選手権制覇に懸ける思いは強い。そんな指揮官に、今年のチームについてお話を伺った。(この取材は3月23日に行ったものです)


――アメリカキャンプはいかがでしたか
ダイヤモンドバックスのマイナーチームとやらせてもらって、あと大学もいくつかやったんだけど特にアリゾナ州立大。この2試合はとても緊張感があって、両方の試合ともサヨナラ負けで負けちゃったんだけど、リーグ戦に入る前に負けたくないというような雰囲気でやれたのはとても良かったかな。

――やはり日本でのオープン戦とは違ったものですか
やっぱりそこは違った感覚でやれていたように思いますね。1つ1つ気迫のこもったゲームだったように思います。

――柳主将が19年ぶりの主将ということですが、どういったことが指名の決め手になりましたか
まずは、ここまで3年間きちっとした練習や取り組みができているというのが一番のところだね。あと、ピッチャーでありながらチーム全体に目配りができるというのが、キャプテンにふさわしいのかなと。

――ここまでの主将としての働きぶりはいかがですか
それはきちっとやってくれていると思う。あとはそこにくっついていくというか、付いていくチームメートの方がはっきりしないというか、ちょっと柳に負担がかかり過ぎているかなという感じはするけど。まあそれも彼にとっては勉強なのかな。

――ここまでの投手陣の仕上がりについてはどう感じていますか
柳はほぼ、いい感じでできていると思うね。ASU(アリゾナ州立大)の時は最後、変化球に頼り過ぎてしまって、あと守りも乱れて抑えきれなくて、残念な結果になってしまったのはあったけど、いい緊張感でできたのは収穫だし、柱だからね。星(知弥投手・政経4=宇都宮工)もASUに先発して、5回1失点だったかで、いくらか自信めいた何かをつかみかけているようなとこにきている感じかな。後は川口(貴都投手・法4=国学院久我山)が使えそうかなという感覚のプレーをしてくれているので、4年生のピッチャーはいい感じでやっているのかな。水野(匡貴投手・農3=静岡)、齊藤(大将投手・政経3=桐蔭学園)、この辺の3年生がまだリーグ戦の神宮では本当に信頼して出せるなというところまではきていないね。その他、新2年の金子(大地投手・商2=春日部共栄)、橋(裕也投手・総合2=向上)、1年生の森下(暢仁投手・政経1=大分商)、長江(理貴投手・文1=帯広緑陽)、伊勢(大夢投手・営1=九州学院)なんていうのはリーグ戦に多いに可能性のある子たちかなという感じですね。

――上原健太選手(平28商卒・現北海道日本ハムファイターズ)は抜けましたが多くの投手が残りました。やはり今年は守りの野球が中心になるのでしょうか
やっぱりバッテリーがきちっとやるのが勝ちには近いんでね、基本的にはそういうことになるのかな。でも、いくら勝ちに近いといっても、少し得点力を上げてないとね。あんまりキュッキュッになりすぎると、ピッチャーの良さを消してしまったりする時もあるんでね。もう少しね「この1点あげてはいけない」ってならないように、バッターを育てる環境をつくりたいなというのはあるんだけどね。今日も1点きゃ取れないし、B戦も2―0なんでちょっとね。でもそういう意味じゃピッチャーはいいのかもしれないね。

――続いてキャッチャーなのですが、3年半レギュラーを務めた坂本選手(平28文卒・現阪神タイガース)が抜けました
そこがね、一番だよね。今は牛島(将太捕手・営4=門司学園)が一歩まではいかない半歩リードってところくらいかな。でも今日2つ盗塁を刺したのは大きな収穫かな。アメリカ行ってもキャッチャー陣は毎日毎日送球練習をやっていたので。今日のチームは足使ってランナー動いてというのが得意なんで、それを封じたというのは自信だったり、きっかけになってくれればいいなという感じですね。

――監督ご自身もキャッチャーでしたが、一番求めるのはどんなことでしょうか
もっとチームをこうね。キャプテンは柳だけど、ダイヤモンドのキャプテンであってほしい、監督になってもらいたい。本当に求めたいのはそこなんだけど、まだまだそこまではいかない感じなので、色々飯食いながら話したり、時間かけて教育していかなくてはなというところですね。

――やはりキャッチャーの育成という点には力を入れているんでしょうか
まあ気にはかけているよね。大事なポジションであるし。しっかりしてもらわないといけないところなので。

――外野手争いもポジションが3つ空いて争いが激しいと思いますが
これも今日あたり、期待しながら出しているやつが、もうちょっとだったりするんでね。なんかまだ、抜け出したってやつはいないね。でも力はついて、上がってきているなというのはあるんだけど、試合でその力を出し切るというのが、もうひとつかな。レベルアップはしてきて、やりそうだなってやつは出てきているんだけどね。理想は4年生になんとか頑張ってほしいんだけどね。学生野球はやっぱり最上級生がね、引っ張って活躍して、足りないところを下級生が埋めるというのが一番いい姿なんだと思うんだけど。

――打線について、昨年はランナー一塁での打撃が課題ということをおっしゃっていましたがいかがですか
うんうん、課題だったね。今日も送りバントはミスるし、エンドランでも1年生だったからあれだけど見逃すしね(笑)。そこが大事になるという感覚はあるので、バント練習をやらせたりバスターをやったりということはやっています。引き続き課題だね、ランナーをいかに進めるかというのはね。

――やはり1点を貪欲にというスタイルになるんでしょうか
やっぱりそういうスタイルはやっておかないとね。それで悔しい思いをしているんでね。去年も最後、法政戦ね。1点取っていれば勝っていた試合をずっと足踏みしてやられちゃったんでね。そういう野球をやっぱり目指していかないとね。打って打って、ぐるぐる回ってというのが楽だし、いいんだけどね。そこまでの力は今のところないんで。

――チームとして打撃に関して取り組んでいることはありますか
とにかく強く、しっかり振ることはやっています。振って振って、パワーをつけてもっと打球の質を上げていかないとね。だいぶ打球の質は上がってきているんだけど。バッティング練習では良くなってきているんだけど、試合に結びつかないのが現状かな。

――この選手は楽しみだという選手はいますか
さっきも名前出たけど、2年生の奥村(大貴内野手・政経2=明大中野八王子)は楽しみだね。飛ばす力があるんで、どう成長してくれるか。楽しみかな。

――先ほど名前も出ましたが、ルーキーの森下暢選手はいかがでしょうか
うん、リーグ戦でも投げる力、可能性というのは十分にあると思う。まだ練習量がちょっと足りていないので、少しずつ上がっていけばなという感じかな。もともといいボールを放る子なので、変な風に慌ててやりたくないので、じっくりやっていきたいね。その他の1年生もそうだけどもね。

――六大学全体を見ても、野手が抜けて投手が残ったというチームが多い印象ですがどうですか
できれば春勝ちたいなという思いは強いですね。今言ったように野手が入れ替わるところが多くて、ほとんどの大学でキャッチャーも変わるんでね。ここで抜け出して春勝ちたいなと思っているんだけど、抜け出せる状況にあるのかなという感じだね(笑)

――警戒している相手だったり選手というのはありますか
やっぱり対抗戦なんで、それぞれ個性のあるチームがそろっているんでね。1カード1カードしっかりと戦っていくだけですね。最初の東大からきついしね、1個ずつしっかりやっていかなきゃね。

――改めて今季の意気込みをお願いします
やっぱり春勝ちたいね。春、リーグ戦勝って、日本一を目指す権利を是非、獲りたいなと思います。もう30何年勝ってないからね、春ね、日本一ね。自分が大学1年の時以来、勝ってないからね。そんなだよ、本当に。こんなおじさんが大学1年の時から春日本一になってないんだから。何年たったんだよって感じだよね。まずいよね。それを目指して頑張ります。

――最後にファンの方々にメッセージをお願いします
本当に、いつも他の大学と比べてもナンバー1に熱い応援をしていただいていて、感謝してもしきれないです。その応援は、本当に選手の力になるんでね。私を含めた含めた我々チームの力になるので、是非今年も熱い応援をよろしくお願いします。

――ありがとうございました。

[尾藤泰平]


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