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ルーキーながらも会場を沸かせた山村

ラグビー部  7人制の大会で準優勝を果たす/東日本大学セブンズ選手権

◆4・10 第17回東日本大学セブンズ選手権大会(秩父宮ラグビー場)
▼1回戦
 ○明治36{12―0、24―0}0学芸大
▼チャンピオンシップ1回戦
 ○明治29{17―0、12―14}14法大
▼チャンピオンシップ準決勝
 ○明治26{19―5、7―7}12帝京大
▼チャンピオンシップ決勝
  明治12{12―17、0―17}34東海大○
 7人制の大会で準優勝と健闘した。今季からリオデジャネイロ五輪の正式種目となるため、注目度も高まっている7人制ラグビー。準決勝では強豪校・帝京大に勝ち、昨年超えられなかったベスト4の壁を超えたものの、決勝では外国人選手を擁する東海大相手に敗北した。準備期間は、15人制との兼ね合いもあるため1週間と短かった中でも、チーム力と冬の練習の成果を一人一人が存分に発揮した。

【チャンピオンシップ準決勝 帝京大戦】
 フィットネスの練習成果を発揮した。前半1分、帝京大のキックオフボールに高橋聡太郎(文4=釜石南)が素早く反応。パスを受けた成田秀平(営4=秋田工)がセンターライン付近から持ち前のランを生かし、ノーホイッスルトライで先制した。しかしその後は両校ともに強豪校の意地を見せ、試合は拮抗した。前半5分には帝京大がボールをキープし、自陣に攻め込まれる時間が長かったものの、前半終了間際にボールを手にした山村知也(営1=報徳学園)が独走トライ。「思い切ってプレーしたい」(山村)と自陣からゲインラインを切り、帝京大選手のディフェンスを交わす華麗なプレーで会場を沸かせた。
 19―5で折り返した後半は、開始早々に帝京大が先制トライを奪う。しかし「ディフェンスでも全員が走る意識を持ってやることができた」と浜野達也(文4=西陵)。その後も帝京大が果敢に攻めるも、全員が走りトライラインは死守した。26―12で決勝進出を決めた。

朝長は終始体を張るプレーを見せた
朝長は終始体を張るプレーを見せた


【チャンピオンシップ決勝 東海大戦】 
 試合の入りは良かったものの、フィジカルの強さに圧倒された。先制トライを許した直後の前半2分にペナルティーを奪うと、福田健太(法2=茗渓学園)のタップキックからフェーズを重ね、最後は高橋がトライ。上々の滑り出しであったが、その後は「最後まで自分たちのラグビーを徹底することができなかった」(高橋)。前半ラストワンプレーでは明治ボールのスクラムからスタートしたものの東海大の強靭なフィジカルに阻まれ、テンポをつかめず12―17で前半を終えた。続く後半も悪い流れを断ち切ることはできず「(外国人選手に対して)ビビって上にタックルをいってしまった」と渡部寛太(文3=愛媛北条)。後半は東海大の外国人選手による個人技が光り、12―34で試合の幕を閉じた。昨シーズン最終戦で敗れた東海大相手に雪辱とはいかず、準優勝に終わった。

 1週間の準備で挑んだという今大会。優勝には一歩及ばなかったものの、丹羽政彦監督(平3文卒)は「短い期間で全員しっかりやってくれていたので、全員にマンオブザマッチをあげたい」と選手たちを評価した。また、今回の結果を受けて7月に行われるジャパンセブンズへの出場が決定。選手権優勝校である帝京大、準優勝校である東海大、YC&ACセブンズ優勝校は東海大のため準優勝の流経大、そして今大会優勝も東海大のため準優勝をした明治が出場権を手に入れた。今回の経験を15人制ラグビーにも生かし、春シーズンを充実させてほしい。

[江原璃那子]

◆出場メンバー◆
高橋 聡太郎(文4=釜石南)12山村知也(営1=報徳学園)
朝長 駿(農2=長崎北陽台)13尾又 寛汰(商4=国学院栃木)
渡部 寛太(文3=愛媛北条)14澤田 陵(文3=明和県央)
浜野 達也(文4=西陵)15成田秀平(営4=秋田工)
10松尾 将太郎(商2=東福岡) 21三股 久典(政経3=佐賀工)
11竹田 直輝(情コミ3=明大中野八王子)22福田 健太(法2=茗渓学園)


試合後のコメント
池田渉BKコーチ

「みんな一生懸命頑張っていた。優勝をさせてあげられなくて悔しかった。短いセッションの中で取り組んできたが、15人制でやっていることの延長だと思う。インパクト的なプレーヤーが特にいない中でもそれぞれが頑張っていたのですごく選手たち本人が楽しめたのではないかと思う。ここまで来たので優勝したかったというのは、自分よりも選手たちが一番に思っているだろう。力が無くて優勝させてあげられなかったが、悔しい気持ちは自分より選手たちかなと思う。(セブンズ経験者として)練習回数が少ないので単純なプレーが多かった。もう少しグラウンドを大きく使ったり、横ではなく縦に立体的に使うということをできれば良い。7人しかいないのでスペースが余る。そのスペースを的確に判断してボールを運ぶようにしたら良い。明治は伝統的にFW重視となっているが、去年はBKも素晴らしいパス回しが出来ていたと思う。FWの強さにさらにBKが絡み、BKも注目されるようなチームを作っていけたらなと思う。(春の目標は)個人的にはチームのことを早く覚え、自分が教わってきたことをチームに還元していきたいと思う。チームとしては、どんな時も勝ちにこだわれるようにしていきたいと思う。」

高橋聡太郎(文4=釜石南)
「最初から、優勝を目指してという気持ちでやっていたので、正直な感想を言うと悔しい。でも、オフシーズンの個人個人のトレーニングがしっかりできていたので、昨年のベスト4という結果は越えられたのかなと思う。基本的なベーシックの部分は15人制と変わらないので、どちらも相互作用でいい影響を与えられたと思う。(東海大戦は)単純にフィジカルの部分だったり相手がセブンズ慣れしているという部分もあるとは思うけれども、強いプレーヤーに対するロータックルなど最後まで自分たちのラグビーを徹底することができなかった。そこが15人制に通ずるところでもあるので、課題として取り組んでいきたい。チームとしては上が引っ張るという意識ももちろんあったけれど、15人制より人数が少ないという意味で「ファミリー」というのを合言葉にやってきた。上下関係なくコミュニケーションを高められたのが、短い期間でチームを作り上げる上でいい要因になったと思う。(ジャパンセブンズでは)春に15人制で積み上げたものをしっかり発揮して、後はなかなか普段やることがないトップリーグの選手との試合を楽しみにしたい。個人としてはそれまでのシーズンでAチームで出場して勝利に貢献したい」

渡部寛太(文3=愛媛北条)
「最初から決勝にいくつもりではいたけれど、準備期間が短い中で準優勝をすることができてよかったと思う。ただ、決勝では気持ちが切れる前にもっとやれることがあったのではないかと思った。外国人選手に対してもしっかり入ることができれば止められるし、ビビって上にいってしまうと負けてしまうこと、しっかり下で止めるということはわかったので、15人制に生かしていきたい。個人としては1試合目と2試合目でボールを持ってランをすることができなかったのでそこを意識して途中からやれた。あとはスクラムでは相手が外国人選手が多かったり負けていたりした中で、プレッシャーをかけることができたのではないかと思う。キックオフボールやハイボールのところでも普段フルバックをやっているところが出せたかなと。去年は春シーズンにケガをしていてあまり試合に出ることができていなかったので、1試合でも多く試合に出られるようにしていきたいと思う」

浜野達也(文4=西陵)
「この1週間で15人制と合わせて練習を並行してやってきたけれど、結果は予想以上にいいプレーをすることができたと思っている。みんなでコミュニケーションをとってやることができた。ただ最後、あそこまでいったからには東海大さんに勝ちたかった。(帝京大戦は)対抗戦などでいつも苦しめられている相手なので、みんな試合前にテンションをしっかり上げて「絶対に勝つんだ、決勝まで進むんだ」という強い気持ちを持って望むことができた。自分たちのアタックを思い通りにやることができ、ディフェンスでも全員が走る意識を持ってやることができた。その最後まで走り切った結果がスコアに繋がったと思う。自分はフィットネスで相手より走れる自信があったので、そこでみんなを引っ張ることと、最上級生としてチームが目指す方向が同じになるようにやっていた。(池田コーチからは)「ファミリー」という言葉を言われていて、セブンズの即席のチームではあるけれど、学年関係なくしっかりまとまりを持って、コミュニケーションを意識しようとしてきた。それが今日の結果につながったと思うし、山村とか下級生もいたり、セブンズには不慣れな人もいる中で、最初は大変だった部分はあったけれど試合が始まる前には一致団結してやることができた。(この春シーズンは)ここからは15人制に戻るので、今回学んだコミュニケーションだったりもしっかり取り入れて、みんなが掲げている目標を達成できるように頑張りたい」

山村知也(営1=報徳学園)
「初めての大学の公式戦で、しっかりと自分の持ち味を出して思い切ってプレーしたいと思っていた。あまり緊張はせず、むしろ楽しみでわくわくしていた。帝京大は15人制では強豪校なので勝ちたいという気持ちが強かったので、勝って決勝に進めて良かった。試合中は相手をかわすことに必死だが、やはりトライを取れた時は嬉しい。東海大戦は、前半は取られて取り返しての繰り返しだったが、途中から流れが相手のペースになってしまったので、自分が出て流れを変えたいと思っていた。春シーズンの目標はAチームで試合に出ること。チームに貢献できるようにしたい」

尾又 寛汰(商4=国学院栃木)
「僕らの代が始まって桶谷組最初の試合で、MUST WINという目標を掲げる第一戦目が今日のセブンズだったので、絶対に優勝しようと考えていた。帝京大は、このグラウンドで帝京大相手に試合に勝つことが出来ていなかったこともあって、あのジャージーを見ると意識してしまうところはあった。とにかく全力をだして一戦一戦目の前の試合を大切にしようとした。セブンズの練習は3日ほどしかできていなかったので、試合を通して成長しようと言っていた。成長できている実感もあったので、後半帝京大に先制トライを取られても焦りはしなかった。東海大は、気持ちが切れずに強い気持ちで攻められて良かった。セブンズなので分析なども少し難しかったとは思うが、2月から取り組んできたフィジカルの練習は通用したこともあると思う。東海大さんも、フィジカルを強みにしているだけあってやはり強かった。得たものは大きい。この2カ月やってきたことは間違っていないと、僕らも、応援してくれた部員も思っていると思う。次は15人制だが、今回の経験を生かしたい。MUST WINを果たせなかったことは悔しいが、収穫もあった。1年生の山村が凄いランをしたり、今まで紫紺を着ていなかった選手がチャンスを得られたことは、他の選手への刺激にもなると思うし、チームの底上げにもつながると思う。春シーズンも切磋琢磨していけるよう頑張りたい」


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