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東京六大学野球 2016〜春〜  (9)東大戦事前インタビューB 喜入選手、田中選手、楠田選手  

 
 頂点に返り咲く。昨季は優勝に王手を懸けた所で連敗し、2年ぶりに春秋ともに優勝できなかった。その悔しさを胸に今季は柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチームを構築。3年ぶりにアメリカキャンプも行った。山俊選手(平28文卒・現阪神タイガース)ら多くのスター選手が抜けた今年は、団結力を武器に戦い抜く。3季ぶりのリーグ制覇、そして春の日本一へ。戦う準備はできている。

 春季リーグ戦が9日に開幕した。明大は16日の東大戦からの登場となる。昨年年間2勝を挙げた東大。今季は早大1回戦で東大投手史上最多となる13奪三振を記録した宮台(東大)など投手層が厚く、例年になく手ごわい相手だ。勢いにのる赤門軍団を撃破し、好発進を決めたい。(この取材は3月13日に行ったものです)


巧みなインサイドワークが光る
巧みなインサイドワークが光る

喜入友浩選手
――昨季を振り返って

法政の2回戦で落したことであったり、秋も1回しか勝てなくて、悔しいシーズンでした。次目指すべきは勝ち点で、勝ち点を取ることと1勝することの差を実感したシーズンでした。法政2回戦では逆転負けしたので、その試合が終わって勝ち点を取ることの難しさを改めて認識させられた感じです。

――技術的なところで変化はありましたか
監督からもチームの方針としても守り勝つことを大事にしているので、自分の打順も9番だったので、バッティングのほうはいろんな意味で最低限できればいいのかなというぐらいに考えています。チャンスで一本出なかったり、三振が多かったりっていうのがあったので、最低限のこともクリアできていなかったです。守備に関しても、防御率をもう少し抑えないと勝てないのかなと思いましたね。

――昨年の2勝で東大を見る他大学の目も変わってくると思います
昔はシーズン10連敗して当たり前みたいなところもあって、94連敗していたんですけど、他大学は多少ミスしても普通にやれば勝てるだろうという感じだったと思うんですけど、特に春の法政1回戦は法政がミスして勝ったようなもんなので、東大相手にちょっと気が引き締まるというか、逆に僕たちも相手のミスを待っていて勝てるような状況じゃなくなりました。自分たちにプレッシャーというよりは、相手にプレッシャーがかかっていると思います。東大に負けたらいろいろ声が上がるでしょうし、恥ずかしいでしょうし、悔しいでしょうし、っていう意味で2勝したので、当然もうこれからは負けられないという風にくると思います。真剣勝負ができればいいと思います。昔は、慶應とかは東大戦だけスターティングラインナップをごろっと変えてきたりするので、そういったことがない本当の真剣勝負で勝ち負けを競えるようになったら、もっと六大学が盛り上がるのかなと思います

――副将を務められていますが、チームの状況はいかがでしょうか
僕は2年生のころから正捕手をやっているので、副将になったからどうこうというよりも、上にキャッチャーがおらず自分がキャッチャーの一番上だったので、バッテリー含め守備は自分が責任を持つつもりでやってきました。昨季を通してちょっと自分の中でふがいなさとかが残っていて、この冬の練習も自分の中では消化不良で、なかなかチームに目を配れていないのが現状です。特にピッチャー陣が新二年生を中心に頑張っている姿を沖縄合宿とかでも見てきたので、ピッチャー陣の成長を無駄にしないために一球一球のサインをきちんと準備して、ピッチャーを勝たせてあげたいと思っています。自分ができるのはそれくらいかなと思っています。

――エースの宮台選手はカギとなりそうです
大事なのは、ピッチャーができることとできないことをきちっと理解してあげることだと思っていて、うちのピッチャーはできると信じてやればできるというような力量はないので、だからこそ、無理な要求はしないというか、そこを大事にしています。ある意味謙虚さを、ピッチャーは持たなくていいんですけど、パワプロみたいにサインを出せばその通りに球が来るわけじゃないので、こなくても大丈夫だよと大きな枠組みでピッチャーの能力を引き出してあげることを大事にしています。どんなゲームになっても、どんな結果になっても想定内だし、よくやったよって言えるようにしたいです。

――捕手目線で明大打線の印象はいかがでしょうか
明治は特にその、慶應みたいな強力打線っていうわけではないと思うんですけど、でも簡単に三振を取らせてくれなかったり、二年生の渡辺(佳明内野手・政経2=横浜)くんなんかは、最初の一打席目でうちのエースからヒット打っちゃったりしますし。東大相手でも無理に引っ張らなかったり、四球を待ったり、っていう工夫ができるバッターが1番から9番まで並んでいる印象です。戦術に関しても緻密に塁を進められるというか、そんなに点を入れられているわけではないのに、攻められているような感覚になります。大量失点はないんですけど、明治は打撃陣と投手陣のバランスがいいと思います。すごいいいピッチャーが多くて、1−0でも勝ちは勝ち、そういうチームだなと思います。1点でも相手より多く取ったら勝ちだっていうことよく分かっている打線だなと思います。

――勝ち点奪取、最下位脱出が目標となりますか
今年1年大事にしているのは、守り勝つっていうことです。自分はキャッチャーでホームベースを踏まれたら1点取られるわけで、そこを一つでも減らして守り勝つっていうのをテーマにしたいです。もともと東大はそんなに打てるチームではないので、3点4点5点取れないので仮に1点しか取れなくても、勝てる試合を一つでも多くつくりたいです。6点相手のミスで取って、4点取られて勝つっていう去年の法政1回戦のゲームがあったんですけど、それよりも僅差で守り勝つ野球ができる東大っていうのをきちんとつくりたいです。6−4のような乱れたゲームで勝ってもたまたま感が否めないんですけど、1−0のゲームって、例えば隅一で1点取ってそれを守り切るような野球ができたら、それこそもう一個上のステージに行けるんじゃないですかね。最下位脱出、その次のステップもあると思うので、今年は5位でも4位でもいいのでとにかく一つでも順位を上げるために、僕としてはバッティングよりも1−0、2−1の1点差で勝てるようにピッチャーをサポートしてきたいです。

――ありがとうございました


攻守でチームをけん引する
攻守でチームをけん引する

田中朗士選手
――昨季はどんなシーズンでしたか

春から試合に出場し始めて、2シーズン目が昨季だったんですけど、1シーズン目より結果的に厳しくなったなっていうのが正直なところです。自分が春にイメージしてできていたことが、相手に自分のやり方とかもばれて、やりづらくなったというか。結構プレーしていて苦しいなと思いました。厳しいシーズンだったと思います。

――冬の期間はどのようなことに取り組まれましたか
秋に苦しんだことを振り返って今どうするべきなのか考えて、守備も根本的に変えなきゃいけないと感じました。少しずつ成果は出ているとは思うんですけど、まだ全然求めるレベルに達してないなと思います。リーグ戦まであと1カ月足らずですが、このまま継続していきたいなと思っています。バッティングのほうも守備と同じで、そもそもの実力がなかったので、まずは素振りから初めて形を固めました。土台をしっかりつくることを意識して、基本的には、今まで以上に強く振れるようにっていうことを目的にしています。素振りやティーバッティングをやって、振る量を意識して打撃を練習しました。本当に基礎を見つめ直して、単純なところから一個ずつやってきました。

――副将を務められていますが、現在のチーム状況はいかがでしょうか
オープン戦が最近始まって3〜4試合あったんですが、結果的に結構きつくて、内容も自分たちがやりたいことができていなくて、結構厳しい状況かなというのはあります。ただ、その中でもこの冬やってきたことが生きているという部分もあるので、成長した部分を成長できていない部分がはっきり見えてきています。それをここからいかに改善していけるかというところだと思います。まだまだ直さなければいけないことを詰めていって、リーグ戦に向けて完成させていきたいと思います。時間はあると思います。チームの雰囲気はいいと思っていて、互いに厳しく言い合って上げていければなと思っています。

――明大にはどのような印象がありますか
手堅い野球というか、僕たちが理想としているような野球の形をやってくるイメージです。こういう状況でこういう打球が出せればいいなってうところを普通にやってくる感じです。野球としてレベルが高いので参考にする部分が多いです。練習でも明治だったり早稲田だったりとかはすごく参考になります。

――昨年2勝を挙げたことでファンからの期待も高まっています
まずは勝ち点です。周りからの期待は、やはり感じます。プレッシャーにもなります。でも、そういう期待があるからこそ頑張らなきゃなと思えます。この先に、自分たちのやっていることが本当に勝ちにつながるのかっていつも疑心暗鬼というか、不安になりながらやっているんですけど、そういうプレッシャーがあるおかげで頑張ろうという気持ちでやれているかなと思います。すごくありがたいです。

――今季の目標をお願いします
チームとして最下位脱出っていう目標を立てているので、それを達成するために個人が本気で努力してやっていきたいです。

――ありがとうございました


長打力はチームトップを誇る
長打力はチームトップを誇る

楠田創選手
――昨季を振り返って

試合に出始めたのが去年だったので、何もかもが初めてだったんですけど、自分の中では1シーズンを通して結構打てないときがあったり打てるときがあったりして、そこでいろいろ経験ができました。チームとしても、今までずっと負け続けていたのが1個勝って、2個勝って今年につながるシーズンだったかなと思います。

――4番の重圧もあったかと思います
もともとあまり責任とかは感じないタイプで、基本的には自由に気楽に打つことはできました。やっぱり自分が打てないとチームに迷惑がかかるっていう気持ちはあるので、打てないときが続くと結構つらいです。去年の最初に比べるといい感じに適度にプレッシャーを感じて、4番だからしっかり結果を残さないといけないっていうことで、プラスにはなっているかなと思っています。

――現在の調子はいかがでしょうか
冬の間結構実践から離れていて不安な部分はあったんですけど、ここ何回かのオープン戦で思ったよりも悪い感じはないので、しっかりやりたいことはできています。まだまだですけど。(パーセンテージで言うと)リーグ戦で100に持っていきたいとすれば、まだ50〜60くらいです。

――昨季の長打率はチーム1でした
やっぱり、ランナーが一塁にいるときでも、得点圏にいるときでも長打一本で点が入るので、長打っていうのは必要だと思っています。ただ、長打が欲しくて狙うとスイングが大きくなってしまうので、今はどっちかというと外野の頭を越える大きい打球よりも、外野の間をライナー抜くようなのを目指しています。ヒットの延長の長打がいいなと思います。大きいのよりもライナーでしっかり抜けていく打球を追い求めてやっています。確率的にもそっちのほうがいいと思うので。

――冬はどんな練習に取り組まれましたか
まずは体を鍛えることです。たくさん食べて体を大きくすることと、トレーニングして筋肉つけて強くして、走って、強いスイングをするためにも強い体が必要なので、去年の秋の体の状態だと、限界があったのでとりあえず体を鍛えました。あとはバッティングにおいてはとにかく素振りはたくさんしましたね。スイングを固めるのと、去年より一段階レベルアップしたバッティングができるように。この冬はとにかく体づくりと素振りです。体重は3〜4s増えて83sになりました。

――明大の投手陣の印象はいかがでしょうか
なんかもう、投手層が厚いっていうか、どのピッチャーが出てきてもエース級なので、他の大学と比べてもすごいなと思います。何とか食らいついて点を取りにいかないと勝てないです。結構厳しいなと思いますけど、どうにかしようと思います。

――最後に今季の目標をお願いします
チームとしては勝ち点をまず取りたいので、去年の勝ちを生かしたいです。そのために自分はチームの中でバッティングで貢献しなければいけないので、打点は大事かなと思います。大事なところでしっかり一本、長打だったり必要なヒットが打てるようなバッターになりたいと思います。

[星川裕也]

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