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今年も負けない野球を体現する


東京六大学野球 2016〜春〜  (15)法大戦事前インタビュー@ 青木監督、森川主将  

 頂点に返り咲く。昨季は優勝に王手を懸けた所で連敗し、2年ぶりに春秋ともに優勝できなかった。その悔しさを胸に今季は柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチームを構築。3年ぶりにアメリカキャンプも行った。山俊選手(平28文卒・現阪神タイガース)ら多くのスター選手が抜けた今年は、団結力を武器に戦い抜く。3季ぶりのリーグ制覇、そして春の日本一へ。戦う準備はできている。
 優勝に向け、負けられない一戦を迎える。現在、慶大につぐ2位に位置づけており、迎える第3カードは法大戦だ。法大は開幕カードの慶大戦で連敗するも、そこから立大、早大に2勝1敗で勝ち点をつかみ、最も勢いに乗っている。昨年、春秋ともに勝ち点を献上した嫌なイメージは払しょくしたい。勝ち点奪取で、混戦状態を抜け出してみせる。(この取材は4月3日に行ったものです)

青木久典監督
――昨年の1年間は振り返っていかがでしたか
秋5位というのは率直に悔しいですし、情けないという思いでした。就任1年目は色んな遠慮があったり、まだ選手が見えていなかった1年だったかなとは思います。今はやっと選手の方も僕の性格を理解しながらやってくれていますし、選手の方とコミュニケーションをだいぶ図っているつもりなので、だいぶお互いがわかり合えていいチームに仕上がってきていると思います。

――秋は優勝に王手をかけた明大との試合でしたが
目の前で優勝、胴上げされるが我々としては絶対に嫌だったという思いでした。法明戦といえばやっぱりヒートアップするような戦いがあるわけですから、明治さんが胴上げされるのは見たくないという強い思いから、チームが一丸になれたことが勝てた要因だと思います。(3回戦)柳投手もすばらしい投手でありますし、熊谷も互角のピッチングができたというのはプラス材料になったと思います。

――昨年の4年生が残していってくれたものは大きかったですか
昨年のキャプテンの畔上(現Honda鈴鹿)がチーム一丸だったりとか、練習は嘘をつかないという部分で、彼が先頭に立って背中でみせてくれたというのは後輩たちに受け継がれていると思います。

――今年は森川選手をキャプテンに任命されました
彼は本当に苦労人というか、技量があるわけではないんですけど、下級生のころから元気があって、こつこつやってきていたというのがあります。昨年の春は1年生をキャッチャーで起用したんですけど、それでも腐ることなく少ないチャンスをものにして秋はレギュラーを獲ってくれました。そういうふうなところが僕は好きですし、そういうふうな選手がキャプテンをすることによって、チームが生まれ変わるのではないのかと。彼しかいないと思って任命しました。

――チーム構想にどのような感じになっていくのでしょうか
上級生が抜けたというのはあるんですけど、若い選手も使ってきたというのはあるので、僕の基本であるセンターラインを固めることがいちばんだと思っています。今の段階では4番はファーストを守っている柴田かなと思っているので、それを軸に前後を決めていきたいなと思います。1・2番は強いて言うなら足が使える大西がリードオフマンになってくれればと思います。他にも足の面では新しく入ってきた船曳も、大西に匹敵できると思います。

――熊谷投手にエースとしての活躍が期待されています
熊谷に求めるものは高いです。彼がしっかり投げてくれないと。約2か月の長丁場でもありますから、その期間、エースとしての自覚を持ってマウンドを誰にも譲らないように頑張ってほしいと思います。ラストシーズンである玉熊だったりとか、森田、菅野だったりも仕上がってくればいいですし、森脇もそうですね。ピッチャーはいることはいるので、その中でいちばん状態のいい選手を見極めて使っていくところかなと思います。

――明大は柳選手が主将に任命されています
エースであってキャプテンというのは、色んな意味でチームの柱でもありますしね。善波監督も彼自身に自覚だったりとか成長してもらいたいがために、すべてを彼に任せたというところがあると思いますから。大変だとは思うんですけど、柳くんだからこそ乗り越えられるということで任命させたと思うので、うちは対戦相手ではあるんですけど、一野球人としては頑張ってもらいたいと思います。

――全体的なチームの印象はいかかですか
やっぱりピッチャーがいいですかね。星くん(知弥投手・政経4=宇都宮工)だったりとか、齊藤くん(大将投手・政経3=桐蔭学園)、水野くん(匡貴投手・農3=静岡)、あとは今年入る森下くん(暢仁投手・政経1=大分商)もそうですね。すばらしいピッチャーがたくさんいますし、少ないチャンスをものにする集中力が大事になってくると思います。打撃は山くんが抜けたのはありますけど、経験している竹村くん(春樹内野手・政経3=浦和学院)、渡辺くん(佳明内野手・政経2=横浜)がいますよね。そういった経験者を勢いに乗せないようにしなきゃいけないとは思います。明治さんとは技術以上の気持ちの勝負になってきますからね(笑)。

――今年の法政の野球というのは
これに関しては初年度と同じで野球のスタイルを変えるつもりはないので、勝つ野球というよりも負けない野球というのを目指しています。受け身になるのではなくてチャレンジ精神を持って向かっていきたいと思います。

――改めて最後にリーグ戦への意気込みをお願いします
今はどこもピッチャーがいたりだとか、選手もそろっていて、どこが優勝してもおかしくない時代ですからね。一戦必勝の気持ちで、やるからには優勝を目指して、そのためにひとつずつの試合を勝ちにいくだけだと思います。

――ありがとうございました。


攻守でチームの柱となっている森川主将
攻守でチームの柱となっている森川主将

森川大樹主将
――主将としてオフシーズンから徹底してきたことはありますか
攻めるというか、スローガンは負けない野球になるんですけど、そのためには相手より先手でこっちから仕掛けていくというのは、守備でもバッティングでもやるようにしていますね。チームづくりの面では勢いに乗れば止まらないと思うので、そういうのを自分だったり副将の金子、森と一緒にどうやったらいけるかというのを考えてやっていければと思います。

――昨年1年間は学年リーダーを務められましたが
自分も春は試合に出たり出なかったりだったので、そこまで余裕がなかったんですけど、秋からは出るようになって、来年もしかしたらキャプテンになるというのが出てきてからは、やっぱりリーグ戦を勝つのは最初の勢いだと思うので、マックスの状態にどのようにしていけばいいのか、どのようにすればチームが勝つのかというのを考えながらやっていたと思います。

――昨季は振り返っていかがでしたか
100周年だったので、周りからも優勝してくれと言われていて、その期待に応えられなかったことがいちばん悔しかったです。けど去年の4年生は法政野球部をすごく変えてくれてましたし、そういうところをこれから受け継ぎたいと思います。4年生が残してくれたものとしては、やっぱり明治に勝った試合はお手本にしていいような試合だったと思います。

――その明大との試合で胴上げを阻止しました
自分が入学したときにチームが9連勝して、最後に明治に負けて優勝できなかったというのがあったので、胴上げは見たくないというのがいちばん強かったです。最後は4年生が「俺たちの背中を見ろ」と言ってやってくれていたので、その気持ちに応えたいという3連戦でした。熊谷も悔しい思いをしていて、最後何とかしよう気持ちは球にも伝わってきていたので勝ててよかったと思います。

――個人の成績はどうでしたか
もう打ち込まれた印象しかないですね…(笑)。(印象深い試合は)慶應戦で横尾さん(現北海道日本ハムファイターズ)に満塁ホームランを打たれたときは、自分自身が何もできなくて悔しかったですね。あと茂木さん(現東北楽天ゴールデンイーグルス)にもレフトにホームラン打たれたときも、そう簡単には抑えられないなというか六大学はレベルが高いというのを身をもって感じました。点数を取られるのはバッテリーの責任なので、ピッチャーとのコミュニケーションだったりを痛感したと思います。打撃では3割打てたことは自信になったんですけど、下位打線として打点をあげれたというのもよかったかなと思います。

――現在のチーム状況はいかがでしょうか
オープン戦では色んな選手が出ながら、状態はすごくいい感じだと思います。自分たちがしてきていることを100パーセント出し切れるような調整をこれからしていきたいですね。去年からピッチャーはすごく意識を変えて自分たちのせいで負けたというのはすごく口にしていて、練習でも姿勢が伝わってきていているので、その頑張った成果がリーグ戦で出てくれればなと思います。(捕手として)ピッチャーは調子いいとき、悪いときあると思うんですけど、悪いときをいかに最小失点で抑えたりというのは自分がやっていけたらいいですね。
個人的には…全部絶好調です!(笑)重点を置いているのはやっぱり守備で、送球もそうですし、ブルペンに入ることももちろんですし、ビデオを見て相手の対策を考えたりしてます。

――今年の明大の印象はいかがですか
毎年そうですけど、しぶといなって感じですね(笑)。柳、齊藤、佐野(恵太内野手・商4=広陵)、竹村…その辺は嫌ですね。あと逢澤(崚介外野手・文2=関西)ですよね…足が速いので変に塁には出したくないと思います。投手陣の対策は言えないです(笑)。でも本当にいいピッチャーばかりで、追い込まれたらきついのでどんどん振っていきます。接戦にはなると思いますし、そう簡単には勝てないので、特に明治は意識しています。

――勝利のビジョンは見えていますか
守備からリズムをつくるのがいちばんだと思いますし、そういったときがいちばんいい試合ができていると思います。それができなくても対策というのは自分たちで練ってやってきているので、やっぱり練習でやってきたことを出し切るだけですね。

――最後に今シーズンの抱負をお願いします
個人的にはベストナイン、チームは優勝です。明治を倒して優勝します!

――ありがとうございました。

[土屋あいり]


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