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17年ぶりの優勝を目指す溝口監督


東京六大学野球 2016〜春〜  (23)立大戦事前インタビュー@ 溝口監督、澤田圭主将  

 頂点に返り咲く。昨季は優勝に王手を懸けた所で連敗し、2年ぶりに春秋ともに優勝できなかった。その悔しさを胸に今季は柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチームを構築。3年ぶりにアメリカキャンプも行った。山俊選手(平28文卒・現阪神タイガース)ら多くのスター選手が抜けた今年は、団結力を武器に戦い抜く。3季ぶりのリーグ制覇、そして春の日本一へ。戦う準備はできている。
 いざ頂点へ、準備は整った。第7週を迎える東京六大学春季リーグ戦、王者の栄冠は明立戦で勝ち点を取ったほうのチームのものとなる。ここまで4カードすべてが3回戦へともつれ込んだ中で接戦を制してきた紫紺ナイン。3季ぶり38度目のリーグ制覇、2013年春以来6季ぶりの完全優勝はチーム全員でつかみ取る。(この取材は4月5日に行ったものです)

溝口智成監督
――昨年1年間は振り返っていかがでしたか
前の年から戦力が結構残っていたので、本当に優勝を何とかと思って入っていたんだけど5位、4位という結果で非常に苦しい1年でした。(秋の4位は)3位の慶応が7勝6敗で、うちが6勝7敗とかそのぐらいの話だったので、順位うんぬんでは言えることはなく、ただ優勝できなかったという思いでしたね。前半は投打がかみ合わずに、法政戦の1回戦で大敗して、でもそこから4連勝できたので最後は何とか形になったと思います。

――今年は澤田圭選手がキャプテンを務めます
ここ数年は選手が決めているので、今回も最上級生にキャプテンにはこういうことを求めるとかこういうことをやってくれということは伝えて、その中で上がってきた者と話をして承認するという感じですね。今年は佐藤拓也と澤田の2人で投票であったり話し合ったりして、そんな中で最終的には澤田がキャプテンをやるということになったと思います。澤田はいわゆる誰もが見るキャプテンではないと思います。ただ、やっぱり絶対的な力を持っているということと、チームを背負ってきているというのと、キャプテンとしてチームを引っ張れば他の4年生もついていくという気持ちになるのではないかと。野球を見る目とか、野球に対する厳しさとか、そのあたりがこの代では澤田がキャプテンにふさわしいという判断ですね。(何か声かけは)一選手ではないし、東京六大学の一員の立教のキャプテンということで覚悟してやるんだぞということは言いました。

――ここまでのチームづくりはいかかでしょうか
毎年そうですけど、4年生が変わるとチームが全く変わるんですよね、その中で4年生の色とかを見て、僕がどう携わったらいいかなというふうに思っています。あいつらが本当にあの中でやらないことはないので、ちょっと語弊はありますが好きにやらせている感じです。思った通りにやってみて、自分たちで決めてやれという感じです。

――現在のチーム状況は
攻撃では佐藤拓也、田中和基、笠松、このあたりは決まりですね。あとは危機感を持たせながら、一応勝ち取ったというのはショートの熊谷。キャッチャーの田は少しレギュラーに近づいていると思います。熊谷は小技、その他は打率、打点というのにおいて期待しています。投手ではとにかく澤田が一戦目の勝ち投手になってくれることです。そうすれば3戦目にもう1回総力戦でやれるイメージがありますね。(先発2番手は)争っているのは田村、黒萩、藤田の3人ですね。中継ぎはその3人の誰かとそれプラスで1年の田中誠也は計算できると思います。あとは左の加藤はワンポイントで面白いですね。(下級生)田中とライバルである江口というピッチャーが頑張っています。2年生は外野で寺山がバッティングがいいので、一角の争いで考えています。あとは種田、飯迫、松アあたりですかね。

――今年の明治の印象はいかかでしょうか
もう読めないですよね。本当に入れ替わりましたしね。誰が出てくるかというのか本当にわからないので、逆に不気味ですね。どんな布陣になるか、どんな野球をやってくるのかという感じですね。竹村(春樹内野手・政経3=浦和学院)、吉田(大成内野手・国際4=佼成学園)、渡辺(佳明内野手・政経2=横浜)、佐野(恵太内野手・商4=広陵)…内野はそうですね。外野は全く読めませんね。(投手は)投手はもうこっちとしては困りますよ(笑)。柳、星(知弥投手・政経4=宇都宮工)、齊藤(大将投手・政経3=桐蔭学園)がいるので、他にも粋のいい若いのがいますからね。明らかに手ごわいです。(柳選手も澤田選手も投手主将を務めますがその大変さというのは)やっぱりピッチャーは別メニューで練習することが多いですし、野手のほうが練習時間が長いから、練習の後の顔を出すのも意識しないと出せないと思うので、遠征のときも登板予定がないと居残りでやりますからね。

――今年の立教の野球というものは
それはもう内緒ですよ(笑)。でも本当に、守備もそうですし、打撃もそうですけど、しっかり足を動かしてスピード感のある野球をしていきたいですね。

――最後の今シーズンの抱負をお願いします
毎年言っているんですけど、何年ぶり何年ぶりというのを積み重なってきているので、何とか17年ぶりに優勝ということを実現したいです。到底簡単なことではないと思いますけど、何とか優勝してその先の日本一というところまでチャレンジするということを目標にしっかりやっていきたいです。

――ありがとうございました。


エースで主将の二役を背負う澤田圭主将
エースで主将の二役を背負う澤田圭主将

澤田圭佑主将
――主将として最後の一年を迎えます
最初はあまり乗り気ではなかったんですけど、やるしかないという状況にあったのでやろうと思いました。(自覚は)自分がみんなを仕切ることというのが今まで少なかったですし、みんながしっかりしているので背負い込むところはないです。(どんなチームづくりを)何を徹底するとか、ここをこうしろというのはないですが、思い切ったプレーができるように、中途半端なことはしないようにということはチームで言っているようにしています。投げるのであれば中途半端な球は投げないように、打つのであれば狙い球を絞って打っていくという感じで。はっきりと一つ一つのプレーをすることを大事にしていると思います。(理想の主将像は)あまりみんなを上手くまとめることはできないと思うので、自分がしっかりプレーで結果出せるようにやっていきたいと思います。

――昨季は振り返っていかがでしたか
結果的に去年は5位、4位という不甲斐ない結果を出してしまって、個人的にも状態が悪かったわけではなかったんですが、チームとして結果が出るような状況にならなかったのでそこが一番大きいかなと思っています。球の質とか個人のコンディションはよかったですが、チームが勝てないということは自分が結果を出せていないということなので苦しんだというか、上手くいかない悔しさがありました。勝敗に左右されることも多かったし、敗戦した後に次の試合に集中できないことが多かったです。春に法政と早稲田から勝ち点を落としてしまったことを引きずったままに1年が終わってしまったのかなと思います。秋も何も変わらないままで戦ったしまった感じでした。

――4年生が残していってくれたものは何でしょうか
チームでは練習しないと結果が出ないということはよく分かったと思います。個人としては大城さん(現オリックス・バファローズ)がプロに行けるかどうかというシーズンの過ごし方を見て、今自分が置かれている立場に似ているものがあるというところでそのプレッシャーのどう立ち向かっていくのかというのを、大城さんも去年練習量は守備とかバッティングとかを居残りでやっていて、いつも以上に頑張っていた中で思うよう結果が出なかったというのは、そのプレッシャーがあったというのも聞いていたし、そこに左右されずに結果を残せる選手にならないというのを自分は強く思いました。

――投手として意識していることは
比較的、他のピッチャーよりインコースの割合は多いんじゃないかと思います。インコースにはこだわりがあるので、そこを有効に使ってバッターに意識させるというわけではないですけど、やっぱりそこで打ち取る投手はいやらしいじゃないですか。なのでそういったようなバッターが嫌がられる投手というのを目指したいです。(球種は)全部です。変化球もまだまだ全然満足はしていないので、いろんなことを試しながらやっています。(オフシーズンに取り組んできたことは)しっかりとしたボールを投げれるようにということでやってきました。手ごたえはまあまあくらいですね。やりたいこともできているし、できていないこともあるのでまだ完璧ではないです。

――今年の明治の印象はどうですか
やっぱりピッチャーは柳とか星とか齊藤、水野(匡貴投手・農3=静岡)とかレベル高いピッチャーが毎年多いですよね。それプラス、ピッチャーを含めたディフェンス力の守り勝つ野球という印象がやっぱり強いです。

――澤田主将から見た柳主将は
自分と同じようにきれいな真っすぐで、コントロールもいいし、チェンジアップとか、カーブ、スライダーといい変化球を交ぜながら勝負していくタイプ。柳が相手バッターと対戦しているときに(バッターが)柳に対してどういう反応をしているのかなというのは、自分も(バッターに)そういう対策をされているのかなということだと思っています。似ているタイプだと思うので、柳が投げる試合はチェックするようにしています。(通じるもの)球の軌道とか結構似ているんじゃないかと思います。(普段から)結構仲良くさせてもらっているんですけど、同じ立場にあるし、プロを目指すという面においても色んなことを話しています。やっぱり野球の話が多いですね。

――柳主将にメッセージがあればお願いします
そろそろ正義(田中・創価大)と3人で飯行こうぜですかね。3人で行ったことはないんですよ。自分と柳の2人で行くことは多くて、いつも正義誘ってるんですけど予定合いにくくて…もうずっと2人で行っているので、そろそろ正義もしっかり入れて3人で飯に行こうぜでお願いします。(何を食べるか)決め手はないんですけど、その時の気分ですね。でももう柳と自分は焼肉行ったら…何か焼肉に行っても同じメニューが好きなんですよ。自分はカルビとか油っこいホルモンとか絶対食べないんですよ。だから最初、柳と焼肉行ったときに「俺はタンとハラミと上ミノしか食えん」って言ったら、柳も「いや俺もその3つ以外は食わんから」とか言い出して「カルビとか無理じゃね!」と言い出して、こいつやっぱわかってんなー!って思って。焼肉行ったら自分と柳は面白いですよ。カルビとか頼んでたらキレますからね。彼とはそういう変なこだわりも合っていますね。

――今シーズンのテーマは何でしょうか
個人は最後の春のシーズンになって、いつも自分は勝ちが少なくてここまで春6勝、秋12勝。スタートダッシュがちゃんとできていないということだったので、最初からしっかりと投げれるように、リーグ戦全体の目標というよりまずは1試合目にどれだけいいコンディションでいけるかというのを考えてやっています。勝てるに越したことはないんですけど、今までの3年間で試合はつくれてきたと思うので絶対に試合を壊さないように、どうにか1点でも少なく抑えられるようにしたいです。(チームの勝ち方のイメージは)先行逃げ切りで、もうこれしかないと思っています。(個人の数字的な目標は)具体的なことは決めつけないほうなので1試合でも多くを勝てるようになりたいと思います。

――最後に今シーズンの抱負をお願いします
最後のシーズンなので、何としても勝って、優勝を目標にやっていけるように頑張りたいと思います。

――ありがとうございました。

[土屋あいり]


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