検索
 HOME > ラグビー部

ステップを切るカヴェナー

ラグビー部  Bチーム 攻守に課題残るも慶応に8点差で辛勝/練習試合

◆5・28 練習試合(八幡山グラウンド)
▼Bチーム
 ○明治36{12―14、24―14}28慶応
 苦しみながらも逆転勝利を収めた。伝統校同士の一戦は、序盤から慶応に押される展開が続き、2点リードを許したまま前半を折り返す。大幅にメンバーを入れ替え臨んだ後半は、重点を置いていたステップアタックとラインスピードを修正し、それまでの悪い流れを断ち切った。点差こそ広がらなかったものの、着実に追加点を挙げ、24―14でノーサイド。ハーフタイム後の修正能力は大きな収穫となったが、コミュニケーション不足やディフェンス面での個々のタックルの弱さ、試合の入りで流れに乗り切れない部分など課題が多く残った。

 前半は苦しい時間が続いた。慶応の早い攻撃展開に追いつけず、前半12分には先制トライを献上。「前半最初の10分はエンジンが掛からなかったし、相手の圧力に跳ね返されてしまった」(ナンバーエイトカヴェナー聖也・文3=大分舞鶴)。さらにその7分後、自陣ゴール前で慶応に2枚タックルを抜かれ、2トライ目を許す。流れをつかめないまま自陣でのプレーを余儀なくされるが、前半38分、敵陣内での相手のペナルティーから速攻でFWが連続アタック。最後は左フランカー辻惇朗(政経1=常翔学園)がラックから抜け出し、大学初トライを挙げた。続く前半39分には、敵陣ゴールラインまでFWが前進するも、あと一歩を押し切れず得点には至らなかった。「最後までステップだったりフォーカスしていた部分が徹底できていないから、詰めのシーンでトライを取り切れない」(左ロック高橋聡太郎・文4=釜石)。チャンスをものにできないまま、12―14で前半を終えた。
 明治の意地をみせた。メンバーを大きく変えて挑んだ後半戦。開始直後に、相手のこぼれ球を確保できずトライを取られてしまう。しかし「慶応は低く鋭いタックルで来るので自分たちのアタックが封じられていたが、詰めてくるディフェンスだということが分かった」(右ウイング矢野湧大・文1=大分舞鶴)と、相手や状況に応じたプレーで徐々にペースを握った。そして後半18分、敵陣10メートルでのラインアウトからモールで押し込み、右プロップ岸良祐(政経4=尾道)がそのままトライ。また、後半32分にはFWがピックアンドゴーを繰り返しトライを追加した。試合終了間際、慶応にディフェンスを崩されモールトライを献上するも、24―14でノーサイド。最終スコアを36―28とし、逆転勝利となった。

逆転勝利を収めるも多くの課題が残った。「相手のステップがうまいというよりは、こっちのコミュニケーション不足、個々のスキルだったりが要因」(高橋聡)と、克服すべき課題を挙げた。次戦の明学大戦に向けて「FWの順目で走るところ、BKのディフェンスでのラインスピードを上げることを遂行して、やれることからやっていきたい」(ゲームキャプテン・右センター末廣将成・商4=京都成章)とやるべきことは明確である。そして下級生を多く含むBチームにとって、この試合でトライを決めた辻をはじめとする新戦力の飛躍が、チームに良い刺激を与えてくれるに違いない。

[横手ゆめ]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・右センター末廣将成(商4=京都成章)

「前半は今やろうとしていることがやりきれなかった。FWは攻めの時に足が止まっていたり、BKは指示ができずディフェンスの時にもっと前に上がれるのに出られなかったり。でもそれを後半のメンバーにしっかり伝えて、修正できたおかげで比較的流れが良くなったと思う。今回は、前後半でメンバーが大幅に変わる形だったので、そういう面では切り替えはできた。(個人としては)体力的な面で、もうちょっと走れたかなと。コミュニケーションは比較的取れていたと思う。今シーズンずっと課題となっているので、ちょっとはましになってきたのかなとは思うが、まだまだ。特にBチームは1年生が多いチームなので、4年生が引っ張ってあげなきゃいけない。(次戦へ向けて)まず今やろうとしていることがやれていないので。とりあえず今日前半でできていなかったFWの順目で走るところとか、BKのディフェンスでのラインスピードを上げることを遂行して、やれることからやっていきたい」

左ロック高橋聡太郎(文4=釜石)
「個人的に動きが悪くて、チームのフォーカスしていた15メートルまでステップで順目に動くというのとラインスピードを上げるということが遂行できなくて悪い流れをつくってしまった。原因は自分にあるので、今回しっかり見つめ直していかなければいけない。毎回入りが課題と言われていて、そこでさっきのフォーカスポイントができていなかったので、そこで流れを持っていかれてしまった部分もあった。ディフェンスでは、ラインスピードを上げるという部分が徹底できていなくて前に出れていなくて、コネクションを保ったディフェンスができなかった。ここでのタックルミスで抜かれたというのも目立った。相手のステップがうまいというよりは、こっちのコミュニケーション不足、個々のスキルだったりが要因。(前半最後のトライチャンス)最後までステップだったりフォーカスしていた部分が徹底できていないから、最後の詰めのシーンでトライを取り切れない。まずしっかりポイントに立ち返って。難しいことをやろうとしているわけではないので、気持ちの部分ではチームとしてできてたと思う。後半出たメンバーでそういった気持ちを出したプレーができていたのでその点は良かったと思う。後半は言ったメンバーが上昇志向の選手が多く、高いモチベーションで挑めていたと思うのでそこで前半出ていなかった気持ちが出せて変わったというのが前半との違いだと思う。個人的に課題が大きく出た試合なので、来週はもっと運動量を増やしてもっと良いゲームできるように来週から修正したい」


右ロック舟橋諒将(文2=札幌山の手)
「今週のフォーカスが前半20分の入りだったが、そこがうまくできなかった。みんなの活気がまだ足りない。最初の慶応の流れを受けてしまって良いスタートが切れなかった。試合の流れに満足いかなかった。自分自身、パフォーマンスが戻ってなくて100パーセントまだ出し切れていない。スクラムは明治のスクラムなので攻めなければいけないが、前半は安定で組んでしまった。後半はしっかり押せて攻めのスクラムが組めた。ラインアウトは最初の3本で慶応に先にセットされて自分たちがセットできてない状態で跳ばれてプレッシャーも全然かけれなかった。早いセットアップをしっかりしてれば、相手にプレッシャーをもっと掛けられたと思う。毎週同じ反省点がチームで出ている。それは改善できてないということなので、同じ反省点が出ないように一週間やっていきたい」

左フランカー辻惇朗(政経1=常翔学園)
「ステップと順目を意識して、アタックやシェイプの練習をしてきた。明治はFWのチームということを言われ、そこでもう一度意識を変えてFWから圧倒したいと思っていた。前半が良くなくてトライを取られて悪い雰囲気だったけど、先輩方が体を張ってくれて僕らも付いていけた。最後は勝てて良かった。ラインアウトはノットストレートがあったり、リフトできていなかった。来週また試合があるので修正して獲得率を上げたい。スクラムは良かった。まだFWが走れていないと思うので、15メートルステップを意識したい。大学に入って初めてトライを取れてうれしい。課題点はタックルがうまくいかなかったこと。一発で仕留められるようにしたい。コミュニケーションもよくとれている。1回でも多く紫紺を着れるように頑張りたい」

右フランカー石川卓(法3=明大中野)
「今週のフォーカスは、ステップと順目に動くことだった。ディフェンスではラインスピードを上げることを意識してきた。前半のメンバーはできてなかった。コミュニケーションも少なく、意識が足りなかったと思う。スクラムは岸さんが入ってきて優位に立つことができた。ラインアウトはクイックにやりたかったが、相手の方ができていた。前半のメンバーはFWの寄りも悪く、チーム全体も動けていなかった。もう少し点数を取れた。自身のプレーでは、ディフェンスを頑張りたい。フォーカスをあげることを意識して今後の試合に取り組みたい」

ナンバーエイトカヴェナー聖也(文3=大分舞鶴)
「前半最初の10分はエンジンが掛からなかったし、相手の圧力に跳ね返されてしまった。チーム全体、特にフォワードは走ろうと決めていたが、後半の良かった20分間に比べたら内容は良くなかった。戦術としてフォワードは15メートルまでステップで動くと決めてプレーしていた。できてはいたけれど、受け身になってしまったこともあったのでもっとできたと思う。前半の最後の20分間ディフェンスでもアタックでもハードワークをできたことは良かった。後半では体を当てにいくことでは相手にも負けずにできた。最初からこのプレーをしていきたい。新チームになってから自分が引っ張っていくつもりでやっている。自分たちのラグビーができるように、個人としての質をまず上げていきたい」

スクラムハーフ加藤哲朗(法3=秋田)
「ディフェンスのラインスピード、アタックは15メートルまで順目順目に走ってアタックすることをフォーカスしていた。全体的にはアタックもディフェンスもクイックセットしようとなっていた。前半いいところはあったが、敵のアタックも多くてミスで自滅してしまった。ステップアタックも全然走れていないし、ラインスピードも上がっていなかったのでフォーカスポイントができていなかった。体自体はこっちの方が全然強かったが、慶応の方が気合が入っているというか。受けに回ってしまった。まずは試合前に出されたフォーカスポイントを遂行したい。いつも次があると言っているが、フォーカスポイントをやることがいい試合につながると思うので、出されたことはしっかりやりたい」

左ウイング宮崎永也(営2=長崎北陽台)
「明治が重点を置いていたステップアタックとラインスピードが遂行できていなかった。自分たちのミスからボールを取られていたことが多かった。何をするべきか明確になっているのに、それをやり切れなかった。内側のディフェンスだったり、外に回ってくるのが遅くて余られたりして取られたところがあった。そこは個人のスキルを高めていきたい。個人的には外側から内側をもっとマネジメントできるようにしたい。外から指示を出してはいるが、伝わっていなかったりして結果として動かせていない。外まで運んでもらうゴールを明確にしたい。アタックだったらいい形でボールをもらう。ディフェンスはラインスピードを上げさせるためにコールをもっと速くする。枚数をそろえられるようにマネジメントしたい」

右ウイング矢野湧大(文1=大分舞鶴)
「前半自分たちの流れに乗れなくて2本先制されてしまったが、修正することができたのがよかった。特にディフェンス面で個々のタックルが弱くて、1人に対して2、3枚欠けてるとこがあったが途中から1対1で倒せるようになった。自分のところに周りの人がいいパスを放ってくれたのでゲインできたが、トライを取り切れなかったのが心残り。サポートする人たちと話し合って改善していきたい。慶応は低く鋭いタックルで来るので自分たちのアタックが封じられていたが、詰めてくるディフェンスだということが分かったので、外に空いたところに展開して外にゲインしてトライを取れたのがよかった。次は自分がトライを取れるように頑張りたいと思う」

フルバック平間丈一郎(政経3=國學院栃木)
「今日のフォーカスポイントがFWはアタックがステップで走ることで、ディフェンスがラインスピードを上げるだったんですが、前半はその意識がちょっと足りなかった。イメージしていたことができていなかったが、後半は前半の影響もあって、代わったメンバーが前半よりはしっかりフォーカスポイントに向かって成功できたかなと思う。(前半から後半で修正したこと)一人一人細かいミスが多かったのとボールが滑るので、もっと深い位置でボールを受け取ること。1人1人の意識が(前半は)足りなかっただけなので、前半があったからこそ後半ができたと思う。(今日のBK)ハンドリングエラーなど細かいミスが目立ったので、(課題点)ボールを持っていないキャリア以外の人のコミュニケーションがまだまだ足りていない。キャリアはまわりに教えてもらわなきゃわからない部分があるので、周りがキャリアにどういうふうにしたら良いか要求したり、要はコミュニケーションがもっと大切だしもっと出せると思う。そういうところからやっていかないとFWに迷惑をかけてしまうので、ファンダメンタルをしっかりやっていきたい。(意気込み)少しでも上のチームで出られるように、今年の目標『MUST WIN』なので、しっかりMUST WINしていければいいなと思う」

廣井雅宇(文3=明大中野)
「この一週間、FWは15メートルラインまでステップに走ること、ディフェンスはラインのスピードを上げてコネクションを切らさずにアップすること、すぐディフェンスラインを整えるなどの早いセットアップを心掛けることの3つをフォーカスしてきた。基礎的なことを潰していこうとやってきた。今日はステップもできていたし、ディフェンスも前に上がるところは上がれたと思う。前半はやりたいことができていないと思った。自分は後半からの起用だったので、元気をだしてフォーカスしてきたことをやろうと思っていた。ブレイクダウンでミスを二回してしまったので今後修正していきたい。セットプレーは、スクラムはもう少し8人で固まって押せたら良かった。修正する点はまだまだある。ラインアウトはミスしたイメージはあまりない。ディフェンスは、もっと体を当てていきたい。相手に食い込まれてしまう原因は、セカンドタックルができていないからだと思う。イメージを全員が共有して、ファーストがローで、セカンドはアッパーで入ってゲインさせないことをやりたい。前半負けていたのでもちろん後半で逆転することは意識したが、やってきたことをやれば勝てると思った。前半からしっかりベースラグビーをすすめていきたい。もっとプライドを持ってやっていくべき。春はチャンスだと思うので、Aチームで出たい。自分の強みであるタックルを生かしてチームにエネルギーを与えられる存在になりたい」

朝長駿(農2=長崎北陽台)
「フォーカスポイントはあって自分の中では意識していたが、できていない部分もあった。こっちもコンタクトで勝つことは挙げていた。相手がブレイクダウンで強く来てたが、負けずにやれていた。(後半最初から入ったが)前半は声が出ていなかったので、入ったらまずバックローから声を出してチームにエネルギーを与えていこうと思っていた。これからもエイトでやっていく。去年よりも走ることに対して意識は変わっている。シェイプとかを考えながら出来ていると思う。もし4日入れたら、声出してタックルいって頑張りたい」

石井雄大(政経2=国学院栃木)
「前半後半ともに点数が安定していて点が取れていていいラグビーができた。BKとFWの連携がしっかりと取れていて、その結果トライにつながった。今回の試合ではFWは15メートルまでステップで攻めることとラインスピードのあるディフェンスをするという2つの目標を上げていた。そこがしっかりとできたので点数が取れた。課題はインサイドブレイクをされて失点してしまったこと。ブレイクされないためにもディフェンスの組織の練習をしっかりとやっていきたい。ウイングは外からのコミュニケーションが大事なので、もっと増やすことが必要だと思った。自分は外側から声を出せば内側の人はもっと動きやすくなると思う。今日の課題をしっかりと修正すれば次も必ず勝てると思う」

笹川大五(政経1=明大中野)
「全体的に後半は良い流れでできたと思う。自分は後半から出たが、スクラムは結構押せたのでよかった。ロックとしての出場で運動量が足りず、ラインアウトで跳べないなど難しい部分があった。自分はフィットネスをもっと上げて、プロップでもロックでもできるようにしたいが、スクラムを強くしてプロップで出れるようにしたい。Aチームで出ている1年もいるので、自分もAチームでやれるように頑張りたい」

佐藤諒(政経1=国学院久我山)
「試合前に決めていたディフェンスのラインスピードを上げることとアタックステップで動いていくということを後半できていた。前半できなかった部分を後半から入ってきたフレッシュなメンバーが体現できたのはチームとしても成長したし、試合中に修正できたことはよかったことだと思う。逆に点数は取れていたけれど一人一人のタックルスキルがまだまだ甘いところがあるので、食い込まれているところも目立った。一人一人のスキル高めて、ラインを上げて前で相手を止めて向こう側に倒すことを意識すればもっとよくなると思う。明治の決め事として一人目のタックルは低く入るということになっているので徹底して次は今日よりもいい試合にしたい」


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: