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勢いのある直球を見せつけた


東京六大学野球 2016〜春〜  (30)全日本大学選手権前インタビュー 星知弥、水野匡貴  

 粘りの野球で3季ぶり38度目のリーグ制覇を達成した。優勝校では最多タイとなる16試合を戦い、全カードで1敗を喫しての完全優勝は史上初。柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチーム力で勝ち抜いた。全日本大学選手権では35年ぶりの春日本一を懸け、全国の強敵に挑む。
 チームに欠かせない存在となった。今季は先発の経験も積んだ星知弥投手(政経4=宇都宮工)。シーズン中盤から調子を上げると、立大とのカードでは2戦に登板。快速球を投げ込み、自己最速タイの154qを計測した3回戦では好救援で優勝投手にもなった。全日本でも先発、救援と大車輪の活躍が期待される。(この取材は6月4日に行ったものです)

――今季を振り返って
ほとんど投げられなかったんですけど1年の春秋優勝して、その見ていた光景を自分が役割となって投げられるということですごく自分にとっても良い経験になったというか、良い思いがやっとできたな、というシーズンになりました。(優勝を決めた瞬間は)冬場辛い思いだったりをしてきたので、うれしい気持ちと、正直ほっとしたというか、なんとも言えない気持ちになりました。

――印象に残った試合は
立教3回戦ですかね。やってきたものを全て出す、疲れている中でどれだけ自分の投球ができるかとものすごく緊張もしていたんですけど、最後のマウンドにいたのがとても印象深いです。(最後のマウンドに臨む気持ち)柳が頑張って、7回まで毎回安打出ながらも最少失点で抑えていたので、自分がやるしかないという気持ちで、開き直るような感じでマウンドに上がりました。前日先発して5回2/3で4失点、それで本塁打を打たれた佐藤竜彦(立大)にも回ってくるところからの登板だったので、前日の悔しさを晴らしてやる、絶対に抑えて優勝してやるって気持ちでマウンドには上りました。(リーグ終盤の調子が良かった)リーグ戦の序盤、東大戦であったり慶大戦はなかなか本調子でなくうまくいかないような、正直ふがいない投球だったと思うんですけど、空き週を挟んだ法大、早大、立大の三連戦は自分なりにできる投球はできたんじゃないかと思います。(空き週を挟むことで)気持ちを切り替えるというか、もう一回ビデオを見たりとか自分なりに反省しました。その後の3連戦が一番大事になってくると自分では思ってたので、そこに向けてのいい準備ができたのかな、と思います。

――今季は先発での登板も3回ありました
失点してるのはほとんど先発したときに取られた点数だと思うので、春は結果的にリリーフは成功してますけど、秋に向けてはいかに先発で点を取られないようにするかが大事だと思います。短いイニングで取られない投球も大事だと思うんですけど、長いイニングでいかに抑えるかがこれからの自分の課題なのではないかと思います。先発で投げるとなると、自分なりに結構いろいろ考えて投げてしまうようなタイプです。リリーフだと打者に投げる配球であったりとかこのボールを投げるってのは簡単に決められるんですけど、先発するときに次何を投げればいいんだろうとか迷ってしまって捕手頼りになってしまう部分があるので、もう少し先発での経験というか、オープン戦も通じて先発での試合をもう少し増やさないといけないのかなと感じました。

――開幕前にスライダーの精度が上がって投球の幅が広がったとおっしゃっていました
スライダーでカウント取れたり空振りも取れたり、決め球に使えたりとかスライダーの精度は多くの試合を通じて、精度が上がっているとは思います。真っすぐに関しても、比較的低めに決まるようにもなりましたし、その二つのコントロールと質という部分では昨年よりも手応えを感じています。(立大3回戦で自己最速タイの154qを計測するなど今季は球速が出ていましたが)スピードガンに表示されているスピードが全てではないと思いますけど、自分の投げている感覚的にはいい感覚というか、指にかかった威力のあるボールは投げられたんじゃないかと思います。

――今季得られた収穫や課題はありますか
短いイニングを抑えることはできても、先発して長いイニングとなると失点してることが多いので、いかにこの夏スタミナを付けるかということと、先発としていかに抑えるか、0で抑えることがチームが勝つには一番いいと思うので、体力面の強化と、全てのボールの精度をもっと上げなきゃいけないかなと思います。

――4年春のシーズンを終えて自らの進路はどのように考えていますか
目標としてはやっぱりプロでやりたいという思いはありますけど、正直今の自分でプロに入って通用するのか、プロに入って活躍できるのかというのが正直まだ不安という部分もあります。プロには行きたい気持ちもあるんですけど、プロに行けてもその後クビになってしまっては意味がないので、そこは正直迷っているところです。

――主将の柳さん(裕也投手・政経4=横浜)の活躍はどのように見ていましたか
自分が2戦目先発して勝てていれば柳が10試合投げることもなかったと思います。正直柳もきつかったと思うので、自分がもっとできれば柳をもっと楽にすることもできたと思いますし、10勝5敗で優勝しましたけど、もっと少ない試合数で優勝することができたと思います。そういう部分では、正直まだ悔しい思いもありますし、自分の中でももっとできるという思いはあります。

――全日本での目標をお願いします
先発もすると思いますし、中継ぎ、抑えでの登板もあると思うので、しっかり自分の与えられた役割をしっかりとこなして、全日本、優勝したいなと思います。

――ありがとうございました。

◆星知弥 ほしともや 政経4 宇都宮工高出 181cm・85kg 右投右打

星 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
118
28 2/3
23
10
25
2.83
通算
40
291
69 2/3
65
22
72
22
2.84





慶大戦で2勝を挙げた
慶大戦で2勝を挙げた

 水野匡貴投手(農3=静岡)は今季、リーグ戦初先発を経験した。慶大戦では2回戦で完封勝利を挙げると、4回戦でも6回無失点の好投で勝ち投手となった。しかし、法大戦、早大戦ではともに2回戦で先発するも好投できなかった。収穫と課題が見つかった今季。水野にとって大きな転機となるシーズンになった。そんな水野にお話を伺った。(この試合は6月4日に行われたものです)

――改めてシーズンを振り返っていかがでしたか
一番は先発っていう今までなかったことを経験できたという点と、東大、慶應はいいピッチングができて、法政、早稲田は悪い面が出た。春全体を振り返ると、いい経験と悪い部分の経験と両方を感じることができたので、今後の自分にとってすごく大きなシーズンだったと思います。

――先発をして、ここが違うなと感じたことは何ですか
やっぱり試合をつくらないといけないのと、試合の入り。中継ぎとは違って試合中に試合に入っていくんじゃなくて、プレーボールがかかった時に入り込んでいないといけない。そういったところの難しさというのはすごく感じました。

――初先発の時はどうだった
慶應に引き分けて寮に帰ってきて、監督と会った時にですね。1戦目が引き分けでどっちにも白星は付いてなかったので、気楽と言ったらあれですけど、気持ちには余裕を持って投げることができました。4戦目も勝たなきゃいけない試合でしたけど、2試合目の時のいいイメージがあったので、そんなに変なプレッシャーとかはなかったです。

――いい投球ができた時に得た手応えは
カウントが苦しくなっても変化球で入ることができたことですね。バッターがストレートを待っている時に、変化球でカウントを整えることができたのはとても大きかったと思います。

――逆に法政や早稲田で良くなかったのは
一番良くなかったのは気持ちです。法政の時は調子的な意味でもいつもとちょっと違う感覚はあったんですけど、早稲田の時は体の状態も調子も悪くなかったんですけど、気持ちで自分の弱さが出たかなと思います。

――チームの話になりますが、今季優勝できた要因は何だと思いますか
今年は4年生のまとまりが強いかなという感じがました。柳さんが新チームの時からキャプテンとして引っ張っていて、自分も一緒にトレーニングをさせてもらっていたんですけど、そういう時も「何とかチームを良くしよう」というのを個人的にも感じましたし、チーム全体にもそういう柳さん(裕也投手・政経4=横浜)のためにやろうという感じがあって、チーム全員、特に4年生が中心になってまとまって強いチームになったのかなと思います。

――シーズン中も柳選手のためにという言葉をよく聞きました
やっぱり意識は強かったと思います。監督からも今年は弱いチームって言われている中で、柳さんがチームを良くしようと頑張っているのがすごく伝わってきましたので。

――ピッチャーとして柳選手を参考にしたりすることはありますか
参考とはとても言えないですけど、勝てるピッチャー、負けないピッチャーというのがやっぱりすごいところだと思います。あとは試合の状況だったり流れを読める。牛島さん(将太捕手・営4=門司学園)もそういうことを言っていて、キャッチャー的にここは先頭バッターを取ってほしいというところで、きちんとアウトを取れたり、相手の様子を読んで自分の投球をするというところがすごいところだと思います。

――今季の経験をもとに今後取り組んでいきたいことは
一番は気持ちなんですけど、それを安定させるためにも技術面も体力面も、体の面もすべて1段階、2段階レベルアップしていかなくてはいけないなと思います。なので「これ」というよりも総合的に向上できるように、日々やっていきたいと思います。

――全日本大学選手権への意気込みをお願いします
リーグ戦とは違って負けられない、2勝1敗ではいけないので、自分が任されたイニング、打者、1個のアウトを全力で取りに行くという気持ちで投げたいと思います。チームとして何としても日本一を取れるように頑張ります。

――ありがとうございました。

◆水野匡貴 みずのまさき 農3 静岡高出 182p・82s 投手 右投右打

水野 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
91
23
19
22
2.74
通算
18
166
41
30
15
39
10
2.20





[原大輔・尾藤泰平]

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