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リリーフとして今季7試合に登板した


東京六大学野球 2016〜春〜  (32)全日本大学選手権前インタビュー 齊藤大将、竹村春樹  

 粘りの野球で3季ぶり38度目のリーグ制覇を達成した。優勝校では最多タイとなる16試合を戦い、全カードで1敗を喫しての完全優勝は史上初。柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチーム力で勝ち抜いた。全日本大学選手権では35年ぶりの春日本一を懸け、全国の強敵に挑む。

 収穫の多いシーズンだった。リリーフとして終盤のマウンドを上がった齊藤大将投手(政経3=桐蔭学園)。東大2回戦で今季初登板するも救援することができずに敗戦。リーグ戦23試合目の登板にして自身初めての「負け」がついた。さらに法大2回戦で今季2敗目。慶大1回戦など自身の好投でチームを救った試合もあったが、悔しさが強く残った。今季の経験を糧に、さらなる強さを追い求める。(この取材は6月4日に行われたものです)

――最も印象に残っている試合は
個人として一番気にしているのは法政2回戦です。リリーフで出してもらって、自分がランナーを出して交代して、柳さんが打たれて結局逆転負けで試合を落としたっていうのは、一番リリーフがやってはいけない形でした。あの試合に勝っていれば、もっと楽に進めたのかなって、一番印象に残っている試合ですね。

――その一戦を機に、ご自身に変化はありましたか
やっぱりずっとここまでリリーフで投げていて、負けがついたことがなかったのですが、今季は東大、法政で負けがつきました。改めてですけど、リリーフとして試合の勝敗が決まる場所で投げているんだなというのは本当によく感じました。そういうところでしっかり投げられないと、チームも勝ち切れないです。そういうことがかかっているんだなと感じたので、これからまたより一層そういう場面で投げるっていうのは、重く受け止めるじゃないですけど、しっかり投げていかないと。これから選手権が始まってきますがリーグ戦ではなくてトーナメント制なので、もうミスは許されないっていう風に思っているので、しっかりやっていけたらなと思います。

――慶大1回戦で好リリーフがありました
東大2回戦のときは絶対に無駄なランナーを出してはいけないっていうのを思って置きにいくというか、ストライクを取りにいくピッチングをして負けました。そのあとに3回戦でなげさせていただいて、それで3回戦のときに周りから『腕を振れ』っていうことを言われて『狙って投げて打たれるくらいだったら全力で投げて打たれたほうがまだいいじゃないか』って。それで慶應戦もしっかり腕を振って投げて打たれたなら仕方ないんじゃないかっていうことで、腕を振った結果がああいう風に最後まで投げ切れたと思います。狙って投げるのも大事なんですけど、自分が思いっきり投げた中で構えたところに投げるっていうのが大切と感じた試合でした。

――今季、成長した部分はありますか
正直、今季は個人として何かがあったっていうのは感じなくて、本当にチームに迷惑をかけました。成長したというよりは課題が多く見つかりました。ある意味では、課題が多く見つかったっていうことが次に向けての一歩だと思うので、良かったというようには捉えています。

――持ち味のスライダーやシンカーのキレはいかがでしょうか
最近あまりよくないです。決め球が一つあったとしても、それをずっと投げていたら周りの大学はそれを警戒してきます。それが決まらなくなったり打たれたりするようになるので、その他があっての決め球だと思っています。真っすぐだったりを使った上で、決め球をどう生かしていくかを考えています。決め球や次の球をどう生かすが一番大事だと思っています。

――エースの柳主将が1089球を投げました
やっぱりエースなんだなと感じました。そういう人がいるから勝てたっていうのもありますが、柳さんだけに頼っていたらいけないと思ったシーズンでした。1000球超えるっていうのは負担だと思うので、もっと他の4人でも5人でもしっかり投げられる人が出てきていかないと、と思いました。

――投手層の厚さは、チームの粘り強さの理由の一つだと思います
今の形だと柳さんが1戦目に投げて、2戦目も勝てればいいんですけ勝ち切れていないのが現状です。2戦目をしっかり投げられる人が出てくることが必要です。自分を含めてですけど誰が投げても2試合目に勝てるっていう状態をつくらないと。そのあとのリリーフ陣が抑えないといけないので、自分は特に左ピッチャーでチームにしても少ない役割になると思うので、1試合目でも2試合目でも、回ってきたイニングは絶対にゼロでないといけないと思っています。今季は任された役割も全然果たせていなかったので、選手権ではしっかり任された部分は抑えていきたいなと思います。

――牛島将太捕手(営4=門司学園)とのバッテリーはいかがでしょうか
確かに誠志郎さんが去年までいて、牛島さんは全くマスクをかぶっていなかったのですが、誠志郎さんが抜けたからすごくやらないといけないという責任感を感じてくれていたので、それだけ練習もしていました。自分たちが投げるボールに対してとか、データとかでも丁寧に大事にやってくれていたので、自分たちからしたら安心して投げられるキャッチャーでした。

――水野匡貴投手(農3=静岡)が慶大カードで好投しましたが、同期の姿はどのように映りましたか
自分は別にライバル意識は特に持たないというか、自分は自分、人は人だと思っているので、来年は1試合目でも2試合目でも自分と水野でしっかり投げられればいいなと思います。来年のことはまだ考えないですけど、今年みたいに柳さん一本立ちっていうのはやっぱり負担だと思うので、個人としては2人で投げ切るぐらいで、5試合先発5試合リリーフくらいのつもりでいきたいです。とりあえず今シーズンの選手権と来シーズン、自分と水野が活躍して、それ以降も明治は強いんだなっていう風に思われるチームをつくっていきたいと思います。

――今季、ご自身を支えたものは何でしょうか
数字が残っていないので、一試合一試合のそのイニングが短いのでそういうところを目指して今季は絶対っていう風に思っていました。チームで勝つことが一番なので、もっと投げたいだったり、もっと勝ちたいだったりそういうのを求めてリーグ戦は常々やっていますね。

――チームは3季ぶりのリーグ優勝を飾りました
チームとしての結果は16試合やって粘り勝って、優勝できたことが一番良かったんですけど、個人としては結果もよくないですし全然満足できるようなイニングもできていないので。むしろ、ここで満足しているようなら終わりだなってくらいです。規定回数を投げることがまず、第一目標じゃないですけど、まだまだスタートできていないと思っています。そこをまずしっかり投げられるようにやってきたいと思います。

――リーグ優勝することができた要因は
チームが一つの方向に向かっているっていうのが一番感じている部分で、技術的にはたぶんどこの大学も変わらないって思っているし、勝ちたいっていう気持ちが勝っていたのかなと思います。

――理想の投手像はありますか
ベストは任せた試合を勝てる投手です。先発完投もいいとは思うんですけど、状況的にそういう感じではないので今はとりあえず後半のリリーフで、こいつが出てきたらもう安心だなっていう、そういうくらいの投手になれればなと思います。

――最後に全日本選手権への意気込みをお願いします
春35年勝っていないと聞いているんで、そこを目標に。このまま優勝できるように、チーム全員で戦っていけるように頑張っていきたいと思います。

――ありがとうございました

◆齊藤大将 さいとうひろまさ 政経3 桐蔭学園高出 179p・77s 左投左打 投手

齊藤 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
53
13
11
2.77
通算
29
219
522/3
43
20
59
13
2.22





苦しいシーズンを過ごした
苦しいシーズンを過ごした

 見えない敵と戦った。上級生としてキャリアハイの数字を目指した竹村春樹内野手(政経3=浦和学院)だったが「結果にこだわりすぎた」と規定打席にわずかに届かず、打率は1割台と低迷した。それでも、明確となった課題は悔しい経験があってこそのもの。全日本に向けて、攻守の要は再起を図っている。(この取材は6月4日に行われたものです)

――今季、チーム全体で一番大きかった試合はどこのカードでしたか
法政戦だと思います。昨秋にも負けていて今季も1回勝って同じパターンで、苦しいというというよりも絶対勝ってやろうという思いだったので、その分心に残ってますね。借りを返そうという思いがみんな強かったです。

――東大2回戦で敗戦した時のチームの雰囲気は
何かが足りなかったというか、技術以外に身の回りの整頓とかでスキがあったと思っています。チームの雰囲気は下がるわけではなかったんですけど、何かを変えなくちゃいけないという思いがありました。(ミーティングで)結果出そうとか、自分が自分がという思いがみんな強くて、やっぱりチームのために何ができるのか、何をしようという思いがないということを話しました。技術は当然なんですけど、それ以外のグラウンド整備とか普段からの感謝の気持ちとか、そういう環境をもう一回見直してきれいにしていこうという話をしました。

――そこから何かが変わっていくという手応えはありましたか
周りに声が出ていたり、神宮に慣れていく中で自分たちの戦い方、勝ち方というのをつかんできたというのがあって、チームが一つになっているというのは感じましたね。

――優勝できた要因にもつながる今年の明治の強みは
やっぱり4年生が柳さんを中心に、キャッチャーの牛島さんもそうですし、内野だったら吉田大成さん(内野手・国際4=佼成学園)、4年生が主となってチームを引っ張ってくれているということが強みだと思います。自分のプレーだけじゃなく、余裕を持って周りに声をかけたりだとか、出てくるピッチャーや野手とかのクセを色々言い合ったり、そういうところが4年生たちを見ていて学べるところです。(柳主将を胴上げできた感想)オープン戦、リーグ戦を含めて柳さんにおんぶにだっこになっている部分がかなりあって。マウンドであれだけ投げながらもみんなのことをまとめたり、一番苦労したのは柳さんだったと思うので最後に胴上げできて本当に一番良かったなと思います。

――個人の成績は振り返っていかがですか
前半は打撃の面で結果を出そうという気持ちが強くて、結果にこだわりすぎて全然チームに貢献できていなかったです。(調子が落ちてきたと感じたのは)序盤の東大戦から甘いボールを積極的にいけなくなったり、そういう時点で見すぎているというのがありました。

――要因は気持ちの部分が大きかったのでしょうか
そうですね。昨季は2年生で思いきりプレーすることを一番考えてできていたと思います。やっぱり自分に何ができるかと思ったら、前後にいいバッターがいるので送りバントでも何をしてでも塁に出てチャンスをつくろうという思いがあったんですけど、上級生になってから欲を出してしまって、それが結果につながらなかった原因だと思います。

――東大3回戦でベンチ外、外から試合を見て感じたことはありましたか
やっぱり自分が練習していることが自己満足というか、その時よかったらいいみたいな、結果につながる練習ができていないと改めて思いました。(同期の活躍に刺激は)だいぶ強かったです。それでチームが勝てて嬉しいことなんですけど、やっぱり自分の中でも引っかかるものがありました。自分が出て、チームを勝たせたいという思いが強かったです。

――慶大4回戦でようやく自身初安打が出ました
その時は本当に結果にこだわらずに振っていこうという思いがあったので、1本出たことにほっとしたというか、そこで1本出せたことが大きかったです。(法大戦までの時間で取り組んでいたことは)リーグ戦を通していくなかでの練習で調整、調整ということを頭に入れすぎていて、もうちょっと自分に刺激を入れようと思ってトレーニングをしたり、数を振り込んだりということをしました。(一番時間をかけてきたこと)ティー打撃ですね。数は倍くらい増やして、夜だったら1時間くらいやっていました。

――「動から動」の打撃フォームの実践は振り返っていかがでしたか
自分が動いているので、ストレートに対して少し振り負けてしまったという部分があって、打つポイントが下がってしまったなと思います。ポイントを結構意識して、ティー打撃でもポイントを前ぎみでセンター方向にヘッドを走らせていくというイメージでやっています。(監督・コーチからのアドバイスは)やっぱりヘッドを走らせろということを東大戦終わったあたりから言われていました。

――守備面で得た収穫と課題は
立教の2回戦でセンター付近のボールを弾いてしまって、記録はエラーにならなかったんですけどそのランナーが点に絡んでしまったので、そこらへんの甘さというか雑になっている部分があったので、もっと丁寧に基本に戻ってやろうと思いました。
試合の中でのポジショニングとかはショートの吉田さんとかと話し合ったりして、しっかりできていたのでそこは収穫かなと思います。昨季は後ろに守ったら前の打球が捌けなくなるんじゃないかという不安もあって少し前目に守っていたんですけど、今季は守備の面で少し余裕が出て、ポジションを下げていたりというのがありました。

――走塁面では盗塁数が3つでした
自分の中で意識して練習してきていたので、盗塁に関しては感じはつかめてきていると思います。(練習ではどのようなことを)チーム内で試合をやる時には毎球毎球走ろうという思いでやっていたり、ランナー一塁のシートバッティングとかで走ったりというのをやっていました。

――全日本に向けて取り組んでいくことは
打撃ですね。まだ全然捉えていてもヒットにならなかったりしているので、そこをヒットにできるように。振るところは振るし、カウントによってバッティングを変えていけるようにしたいです。初球のファーストストライクから振りにいって、追い込まれてもファールを打ったりだとかそういう粘り強さを見せたいです。ポイントが下がっているのと、ヘッドが全然走っていないというその2つの課題があるのでそこを潰していきたいです。

――1年秋以来の全国の舞台となりますが
全てにおいて全国のレベルを勉強したいというのもあるし、自分がどれだけ通用するのかというのを実感したいです。自分はやっぱり思いきりよく、スピードを生かしていきたいです。(対戦した相手は)東都は亜細亜ですよね。東都リーグは自分が1年の秋に駒澤に決勝でやられているので、その東都代表を倒して優勝したいです。

――最後に全日本に向けて意気込みをお願いします
リーグ戦では優勝したんですけど、4年生の中心選手に任せきりになっていました。そうじゃなく、自分の持ち味を出して、4年生に負けずに勝利に貢献していきたいと思います。

――ありがとうございました。

◆竹村春樹 たけむらはるき 政経3 浦和学院高出 176cm・73kg 内野手 右投左打


竹村 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
15
38
.184
通算
52
108
23
10
19
.213





[星川裕也・土屋あいり]

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