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3位に輝いた松本

自転車部  入賞者3人の快進撃 2年連続ツール・ド・北海道へ/全日本学生個人ロード

◆6・12 第32回全日本学生個人ロードレース( 長野県木曽郡木祖村奥木曽湖周回コース )

▼男子ロードレース
松本――3位
野本――4位
小林――6位
眞砂――途中棄権
池西――途中棄権
  学生ロードレース大会の最高峰で明大から3人の選手が入賞した。この大会は1周9kmのコースを20周、ラスト1周では9kmの後に1kmの登りが待ち受ける全181kmの過酷なロードレースである。史上最多54人の完走者を出した今大会、明大から松本祐典(法3=北桑田)がチームトップの3位で表彰台に、野本空(政経2=松山工)は2年生ながら4位、小林和希主将(政経4=裕誠)も6位に入賞した。そして2年連続となるツール・ド・北海道出場をつかみ取った。

“持ち味のスプリントを見せた小林
持ち味のスプリントを見せた小林


 連携が功奏した。レースも佳境の16周目、徳田(鹿屋体大)の仕掛けから先頭集団は4人に絞られた。その時、後続集団の先頭には小林の姿があった。「自分も行ってしまうと集団を抑える人がいなくなってしまうと思い、切り替えて後ろの抑えに回った」(小林)と、松本、野本の力を信じサポートへ回った。残り2周で徳田が飛び出すと、それまでの消耗もあり「最後のアタックについていけなかった」(野本)と1位とは離されてしまったが、松本、野本は3位と4位に入り、サポートへ回った小林自身も6位に入るなど、異例の好成績を残した。
“4位に食い込んだ野本
4位に食い込んだ野本


 2年連続でツール・ド・北海道出場を決めた。全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会が6位止まりとなりツール・ド・北海道出場は絶望的だと思われていたが、3人の上位入賞で見事切符をつかんだ。ツール・ド・北海道は3日間で511kmを走破するという過酷なものだが、プロも参加する日本有数の大規模な大会なので「しっかりと走っていろいろなものを吸収できれば」と小林は話した。

 明大自転車部はさらに強くなる。「部員同士であったり、コーチ陣を交えたりして話し合ってきた」(野本)。チーム内での積極的なコミュニケーションが、今回のような逆転劇を生んだ。上位3人だけではなく、完走を逃した池西と眞砂も次の大会を見据え課題を見つけた。最大の目標であるインカレ総合優勝に向けて視界良好だ。

[日野空斗]

試合後のコメント
小林

「昨日試走をした時点でかなり走れていたし、今日自転車も新しくなって気持ち的にも上がっていたので昨年よりも野本と松本のサポートにも回ることができた。自分の中でも余裕がありましたし、二人を逃げに行かせてその後の追走集団にも乗ることができたので良かった。結構序盤に15人くらいで逃げられていて、そのままだったらレースが終わってしまっていたので、その2周あとくらいに鹿屋のアタックを自分が抜いていって前に追い付こうと思った。松本も野本もしっかりと付いてきていて、その後の先頭集団に3人で乗れたので気持ち的にも楽なところがあった。(終盤4人での逃げが形成された後は)徳田君がアタックを掛けた時に野本も松本もしっかりと反応できていたので、自分も行ってしまうと集団を抑える人がいなくなってしまうと思い、切り替えて後ろの抑えに回った。結構理想的な走りができていたと思う。(今シーズンの調子は)RCSを取ってから非常に調子が良くて、全日本クリテも2位で順位的に見ると一桁ばかりなので。割と練習もできているので調子は維持できていると思う。(後輩二人の活躍は)頼もしいですね。あんなに強いのがいると練習から身が引き締まりますし、強いと分かっているので安心してサポートに回ることができる。(3人の上位入賞はインカレに向けての明るい材料となったのでは)インカレの総合優勝が最大の目標ですし、最終日のロードがキーになってくると思う。トラックは個人個人が表彰台に乗れる力は持っているので、それにロードで上乗せできれば総合優勝も見えてくるんじゃないかと思う。(2年連続のツール・ド・北海道が決まったが)北海道は本当にきつくて完走するのが精一杯だけど、昨年もすごくいい経験ができたと思います。大学生は後ろに付いていくくらいしかできなかったが、決まったからにはしっかりと走っていろいろなものを吸収できればいいなと思う」

松本
「(3位という順位について)昨年3位だったので、今年は優勝狙っていた。自分でも距離乗って、最後まで脚残せるように練習をして大会に臨んだ。距離乗る練習はできていたが、強度の部分で負けているところがあった。優さんのアタックについていけなくて、後ろの3人に残ってしまった。その後も諦めずに頑張っていたが、後ろの集団が京産大1人と明大2人だったので、チーム的に京産大はひかなくていい、というのがロードレースのセオリーというか。普通2対1の場合、京産大はひかない。自分らはどちらかがアタックして、追いつかれたら片方がアタックして、というの繰り返すのがセオリーだが、自分たちは脚がなくてその作戦ができなくて、とりあえず後ろに追いつかれない、ということしかできなかった。安田(京産大)がひかなくても自分たちがひくしかないという状況をつくってしまった。だから、最後にひいていない安田に捲(まく)られ勝てなかった。もう少し力を突き詰めて独走できるくらいの走りができたらと思う。(昨年の3位と比べてみて)昨年と結構似ている部分はあって、残り2周で1人逃げられて、後ろの集団の2位狙いでの3位みたいな。展開とリザルト的には同じだが、内容は良かったと思う。自分でもかなりひけたし、優さん以外のメンバーでは自分が一番だと思えるような走りができたので収穫はあった。(マシントラブルについて)自分の爪があまくて、シフトワイヤー(ギアチェンジする部分)が切れた。これが切れるとギアチェンジできなくなって、一番重たいギアだった。上りもずっと重たいギアのままで、これで完走するしかないかと諦めかけたが、代車に乗ってもいいと優さんとかから聞いて、うまくコミュニケーション取って乗り換えられた。代車に乗っている間に市山コーチが自転車直してくれたので、残り3周あたりでもう一度自分の自転車に乗ることができた。本当にうまく連携とれて良かったと思う。(タイムについて)正確なタイムはわからないが、昨年より速かったと思う。残り6周から4人で飛び出したので。昨年は大集団で残り1kmで勝負という感じだったが、今回は残り6周の段階で上位4人に絞られたので結構持ち込めたと思う。(レース展開は)序盤はトップとの差が1分以上開き始めたら、自分もローテーションに入ってうまい具合にタイム差が開かないように泳がせながら、うまくコントロールして走っていて鹿屋体大もコントロールしていたが他の早大や法大とか逃げのメンバーに乗っていない学校も結構ひいてくれたので、逃げが発生してもすぐ吸収されていた。途中16人の逃げが決まっていて、自分ワイアーの件でその逃げ乗り遅れたが、ちょうど小林さんがアタックしていって、野本も行って、自分もそれについていった。16人に明大3人で追いつけて、数的にかなり有利だと思っていたところ、後ろともどんどん差が3分くらい開いて決まったわ、と思った。この中の勝負だと思った。残り6周で去年の全日本チャンピオンの(京産大の)中井さんが上りでアタックして、それに優さんはついていった。自分は(中井さんが)中盤でたれた所にアタックした。自分のアタックに優さんがついてきてくれて、2人で逃げ切ろうと2人で話していたら、野本と京産大の安田が追いついてきてくれて、4人でまわそうという話になった。安田と野本きつそうだったので、自分と優さんの2人がメインでひいていた。1分半の差を保っていた。残り2周で、優さんがアタックして自分は反応したが、脚が残っていなくて追いつけなかった。無理して頑張れば追いつけたかもしれないが、オールアウトする危険を考えて自分で抑えていった。とりあえず後ろの集団に追いつかれたくなかったので、ひくしかなくて自分がかなりひいてしまい、最後の脚が残らなかった。坂の入口で野本が千切れて安田と2人になった。残り300mで安田に捲(まく)られて、無理や、と思ってしまい3位になってしまった。でも、自分の中ではいい走りができたと思う。マシントラブルがあった中でも上位に食い込めたことは自分にとってよかった。すぐ自分はそういうトラブルあったら、やる気なくして諦めてしまうタイプなので。なんだかんだ3位が取れて嬉しい。(今日見えた課題は)自分の整備不足での機材トラブルが絶対あってはいけないし、自分の実力以外の部分で結果が決まってしまうのはもったいない。もしかしたら、機材トラブルがなければもう少し上を狙えたかもしれない。しっかりそこは反省して気を付けたい。(次の目標は)今回良い感触で走れたので、次の全日本(2週間後)は優勝狙っていきたい。(来年の同大会での豊富は)めっちゃ脚あったのに(徳田)優さんの方が脚あった。優勝は来年こそ」


野本
「(今日の順位について)去年が9位だったので、順位的には上がってるということで良かったと思うんですけど、体調管理というか、最近の調子が良くなくて去年より消極的なレース展開になってしまったのがちょっと残念だった。(今日の調子は)あんまり良くなかった。でも良くないなりに工夫して走れた点は良かったと思う。(レースプラン)180kmという長丁場のレースなので、前半のアタックを追わずに自分の体力と相談して最後失速しないベストな走りをしようと思っていて、できたので良かった。(レース展開)このコースは1回だけ上りがあるんですけど、そこでかかるアタックについていけるメンバーだけが逃げにのることができるんです。後半優勝した鹿屋の徳田選手がアタックしたんですけど、それにのれたっていうのは予想した通りというか、うまくいったかなと思う。(ラストについて)徳田選手のアタックが結構強力で、ついていかなければならなかったのですが、そこで脚を消耗してしまい最後のアタックについていけなかったのが残念だった。(特にきつかったところ)4人の逃げになる前に、前2人に追いつくために自分ともう1人でこいだ時はものすごくきつかったです。(順調に順位を上げましたが)来年は頂点に立てるように頑張ります。(明治の選手が3人も入賞したことについて)10位以内が入賞ということで、去年は松本さんの3位と僕の9位で2人入賞ということだったのですが、それでも十分快挙だったので、今年の3人っていうのは明治の中でもかなり異例で、とても喜ばしいことだと思う。(なにが好成績に影響しているのか)去年のインカレが終わってから、インカレ総合優勝するために部員同士であったり、コーチ陣を交えたりして話し合ってきた部分が今日のような良い結果に繋がっているのではないかなと思う。(今日得た課題)チームとしては良かったと思う。個人としては全体的な底上げが必要だと感じた。(次の大会に向けて)次は2週間後に自転車のレースで一番大きな全日本選手権ロードがあって、去年はあまり良い結果ではなかったので、しっかり調整して表彰台を狙いたい」

池西
「自分でも納得いく結果ではなくて、周りの人たちと自分の実力差があることがはっきりしたので、今後の練習に生かしたいと思っている。(反省点は)レース展開を考えずにどんどん突っ走ってしまったので、その部分を改善できればもうちょっと長い間走れたかと思う。他にもコーナリングなど、改善する点はいっぱいあるが、いろいろなことを一つ一つ片づけていきたい。自分はロードが得意ではないのでレースプランというものはあまり立てていないが、できるだけ完走することを目標にしていて、最初は後ろにいると苦しくなるので前に出ようと思っていて、逆に前に出すぎてペースを考えず走りすぎた結果、最後まで走り切れなかった。(課題は)やらなければいけない練習メニューは体幹練習、コーチの練習、あとウエイト、長距離乗り込むような練習などをやりたい。有名な選手はもちろんマークしていたが、明治の野本選手や松本選手を特にマークして、あと鹿屋体大の今日優勝した(徳田)優さんなどを、当然去年の結果からも強いと分かっているので特に注目していた。7月の最初の方にある全日本個人トラックを優勝できるように残りの時間をちゃんと有効活用して練習していきたいなと思う」

眞砂
「目標は完走で、残り3周ぐらいで落ちたんですけど、ただレース展開的にはしっかりメイン集団を先頭でずっとコントロールし続けて、前に明大の3人が乗ってたので、他の大学とも協力しながらメイン集団を抑えて、最終的に明大の3人が入賞して、成績よかったので、僕としては久しぶりのロードで非常に満足の行く走りができたと思う。ロードに関しては調子がいいとかはないので、調子の良しあしはなく、ロードレースというチームで動く走りは僕の中ではできてたと思う。(課題)ロードレースに関しては僕の本職ではないので、完走はもちろんできたらいいですけど、完走したところで結局ポイントが稼げなかったらインカレ勝てないので、僕の動きとしては今後ロードに関してはサポートして、やれることをやって、途中リタイアという形が一番いいと思っているので、ロードに関してはその辺で。僕の本来の種目がトラック競技にあるので、そっちにフォーカスしてやっていこうと思う。(全日本個人タイムトライアルに向けて)個人ロード前でずっとロード練習でロードレーサーに乗ってたので、もう一回この後休んで、TT(タイムトライアル)バイクに乗ってしっかり今度は意識と体をTTの方に向けていく練習をしていこうと思う。大会自体が距離が11キロと結構短めで、割と僕向きなところもあるので、全日本というプロも出てくるところで、しっかり力を見せつけられる順位を出したいなと思う」

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