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初紫紺で2トライを挙げた釜

ラグビー部  東大にゼロ封勝ちも、夏に向け課題が生まれる/定期戦

◆6・25 定期戦(八幡山グラウンド)
▼○明治74{33−0、41−0}0東大A
 前期の練習の成果を示した。春シーズン最後の試合となった東大との定期戦。得点を重ね点差は広まったものの、東大の激しいタックルディフェンスに苦しみ不完全燃焼のまま前半を終える。後半はフレッシュなメンバーを中心に徐々に立て直しに成功し、終わってみればノートライに抑え勝利。明治ラグビー部の意地を見せる結果となった。

 74―0と圧倒したが、点数には見えない攻撃の課題が残った。キックオフからボールを支配すると、早々にマイボールラインアウトから順目にボールを展開。前半2分には、敵陣22メートルラインでパスを受けた右フランカー新島康太(商3=國学院栃木)が2人をかわして先制トライを挙げた。試合の入りが課題と言われていたチームに幸先のよいトライが生まれた。しかし、その後は攻めの勢いに欠けた。「相手の激しいタックルで全然こっちの思うようなアタックができなかった」(ゲームキャプテン・スクラムハーフ加藤哲朗・法3=秋田)と出足の鋭いディフェンスに自分たちのミスも重なり苦戦を強いられる。ボールキープする時間が続くも、ゴールラインをなかなか越えられず満足のいく試合展開とはならなかった。地力の差で得点差はつけたものの「ミスがあっては流れが作れない」(フッカー松岡賢太・商1=京都成章)と選手たちは反省点を口にした。

 もちろん収穫もあった。初紫紺の選手の躍動だ。前半18分、右センター古田翔悟(法2=筑紫)が相手のタックルを受けながらも敵陣へとビッグゲイン。上級生がチャンスをつくると「試合の入りから気持ちが入っていた」と左ウイング釜光太郎(商1=明大中野)がディフェンスラインから抜け出し、この日2本目となる独走トライを挙げた。後半39分には釜の後を受けウイングに入った廣渡将(商1=東福岡)の活躍が光った。マイボールスクラムからつくったチャンスでボールが回ってくると、相手を惑わせる軽やかなステップでディフェンスをかわしゴール真下にグラウンディング。1分後にもチーム最後のトライを奪い、その快速で見せ場をつくった。

 課題と収穫の両方が明るみになった試合だった。「どんな相手でもピンチの時は必ずある。その中で0点に抑えられたのでよかった」(加藤)。実力を発揮し、夏へとつながる完封勝利となった。強い明治を作り上げるためにもそれぞれが秋の対抗戦に向け、夏にもう一回り大きくなる必要がある。

[鈴木貴裕]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・スクラムハーフ加藤哲朗(法3=秋田)

「相手の激しいタックルで全然こっちの思うようなアタックができなかった。前半はチャレンジしすぎて陣地を取れず、FWの体力を多く使ってしまってそれがあまり良くないゲームメークになってしまった。後半からはフレッシュなメンバーが入って勢いも出て、相手も疲れてきていい展開になったと思う。前半の最初は自陣でプレーしている中でミスをしてしまったりしてうまく流れに乗れなかった。個人的には細かなパスミスがまだまだあってコーチからは指示をもっと出せと言われていたが、まだ足りなかった。ファンダメンタルのスキルやコミュニケーションの能力だったりと基本的なことをもっと上げていきたい。(0点で試合を終えたが)どんな相手でもピンチの時は必ずある。その中で今日は0点に抑えられたのでよかったし、収穫だった。抑えようというプライドがあった」

フッカー松岡賢太(商1=京都成章)
「前半チームが合わずもたもたしてスコアを重ねられずしんどい雰囲気になった。相手のハイパンに対するミスであったり、自分たちのパスミスで相手にやられるというよりかは自滅してしまった。ミスがあっては流れが作れない。後半それを修正できて東大もばててきて自分たちもしっかり走ることができた。個人的には今日は苦手なセットプレーを安定させてアピールしたいと思っていた。ラインアウトは全部取れたので良かった。スクラムは後半できるようになったので最初からやっていきたい」

右プロップ佐藤紀幸(政経3=秋田中央)
「FWはスクラム、ラインアウト、モール、セットプレーで圧倒するという目標を掲げていたけれど、入りのスクラムで8人のまとまりに欠けていた。組むうちにまとまれるようになって、修正していった形だった。自分としてもスクラムで圧倒することを意識して臨んでいたけれど、前半は前にヒットすることができなかった。後半には相手ボールをターンオーバーできたり、ペナルティーを誘ったり修正することができた。課題としては、最初の入りからスクラムで圧倒できるようにすること。復帰から3戦目でスタメンを任されたのは初めてで、課題を挙げるならばスタミナをつけてゲームフィットネスを上げること。日々の練習からしっかり相手と競争して、つらい時に自分に負けないようにしてスクラムの精度とフィットネスを上げていきたい。もちろん自分はAチーム出場を目標にしているので、下のチームでの出場はまだ続くかもしれないけれど、そこでアピールして上のチームに絡んでいけるようになれればと思う」

左フランカー高橋聡太郎(文4=釜石)
「今日は勝ち負け以上に、春に自分たちがやってきたことをいかに忠実に出せるかにフォーカスしていた。具体的には基本的なセットピースのファンダメンタル。それと、入りの部分で自分たちのリズムをつくっていくところ。特にファンダメンタルの基礎の部分がしっかりできたのはよかった。出た課題としては、チームとして順目順目に走っていく意識が、最初はできていたのに疲労してくるとどんどん意識がなくなっていってしまった。下のチームはまず走れるチームにならなければいけないと思うので、そこは修正点。東大はディフェンスもアタックも気持ちの入ったプレーをしてきていて、こちらとしても自分たちもそれに応えようと相乗効果を生むことができた。個人としてはプレーで引っ張ることと、周りとコミュニケーションを取って引っ張っていくことが課題で、そこは今日少しはできたと思う。どのカテゴリーにいてもチームの向上に役に立てるような選手として、チームのために戦える選手になりたい」

右フランカー新島康太(商3=國学院栃木)
「春積み上げてきたこと、チームとして全員が同じところに向かってやってきたことが全て出せた試合だったと思う。一年を通して、秋に向けて残った課題を詰めていかないといけない。スクラムで取れてもラインアウトでとれないと崩れていくので。こだわっているラインアウトのマックスリフトだったり、モールでしっかりセットアップを組んで得点に繋げられるようにしていきたい。最近は毎日ブレークダウンの練習をやっているので、もっとそこで制圧できるようにしていきたい」

スタンドオフ二浦瑞樹(営1=明大中野)
「相当疲れてしまった。夏バテというか、ハーフタイムの時にずっとしんどくて。ゲームメークの面で、キックとかを交えて敵陣でプレーできなかったことが、そういう疲れにつながってしまったのかなと思う。言い訳になってしまうが、疲れから頭も働かなくなって相手の状況に合わせたプレーを考えることができなかった。敵陣でプレーしたいのに中盤でゴタゴタしてしまったり、いらないパスから相手に詰められて、また戻されたりして無駄なプレーが多かった。もっと前にボールを出して、FWもBKも楽にとれる試合のコントロールをできるようにしたい」

左ウイング釜光太郎(商1=明大中野)
「Aチームでは出られてないけれど、初めて紫紺のユニホームを着ての試合だったのでやはり試合の入りから気持ちが入っていた。明治のラグビーに入ってトライをまだ挙げられてなくて1トライ目はとにかくホッとした感じだった。2トライ目は内側が空いていたのが見えて、そこを自分で行ってやろうと思って、結果上手くいってトライを挙げられた。今日の試合は無失点で抑えられたけれど、まだ自分の中では外からの的確な指示を出せていなかったように思う。そこをもっと改善していればもっと楽に無失点で抑えられることができた。今回出た課題は外からの的確なコールだったり、前が空いているのを見つけた時に自分から積極的に攻めていくこと。とにかく声を出して自分がいけると思ったら攻めていきたい。声の部分は絶対に改善できると思うので改善していく。これからはまずオフがあるのでしっかりとリフレッシュして、夏に向けて気持ち切り替えてフィジカルとかコールの部分とかの技術も夏でもっと成長できるように頑張っていきたい」

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