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体を張りFW陣を引っ張る新妻

ラグビー部  新人対決の明早戦は引き分けに終わる/練習試合

◆7・10練習試合(上井草グラウンド)
▼新人戦
 明治28{7―14、21―14}28早稲田
 宿敵・早稲田との1年生試合を勝利で飾れなかった。アウェーの上井草グラウンドで行われた新人戦。前半は先制トライを挙げるも自陣でのプレーが続き、終始早稲田ペースで進み7ー14で折り返す。後半も体力不足や暑さで集中力を欠いてミスを多発し28ー28で引き分けに終わった。2009年以来続いた新人戦の連勝をつなぐことができず、今年のルーキーたちにとって不安の残る結果となった。

 終始自陣でのプレーを強いられる厳しい展開となった。前半17分に自陣でフルバック山崎洋之(法1=筑紫)がボールを奪うとカウンターアタック。華麗なステップで大きくゲインし、その後はBKが流れるようなパス回しで右に展開。最後は左センター射場大輔(政経1=常翔学園)がゴール右に飛び込んで先制トライを挙げる。このまま明治は流れに乗ると思われたが「最初から上手く攻められず受けに回ってしまった」(左フランカー石井洋介・情コミ1=桐蔭学園)と、早稲田のディフェンスに阻まれ、なかなか相手陣に攻め入ることができない。自陣でのアタックを許し、BKを中心とした早稲田の猛攻に耐える我慢の時間が続いた。「早稲田のファーストコンタクトが思っていたよりも強かった」(左プロップ安昌豪・営1=大阪朝鮮)。強みのスクラムも影を潜め、前に出ることができなかった。それでも相手のペナルティに助けられ、失トライを2で抑えて前半を7ー14で終えた。

 FWが意地を見せた。後半の立ち上がり、順目にボールを繋いで敵陣深くに攻め込み、ゴール前のラックから石井がインゴールに押し込んでトライを奪取。後半12分にも相手ゴール前でFW陣がフェイズを重ね、最後は右プロップ新妻汰一(政経1=佐野日大)がトライを奪い勝ち越しに成功する。しかし「最後のところでペナルティが重なって取りきれるところで取りきれなかった」とナンバーエイト坂和樹(政経1=明大中野八王子)。自分たちのミスからテンポを崩すと自陣でターンオーバーを許しディフェンスもかなわず同点に追いつかれる。そのまま早稲田の流れを止めることができず、後半33分には、自陣での相手ボールラインアウトからBKに展開され、相手の強靭(きょうじん)なフィジカルで突破を許しゴールを割られ、21ー28と再び点差を開かれた。決して勝負を諦めないルーキーたちはFW勝負を挑みラックラッシュから野祐哉(農1=北見北斗)が意地のトライ。緊張感の漂う中でも山崎が冷静にコンバージョンキックを決め、同点に追いついた。その後10分間に及ぶロスタイムも両者譲らず28ー28の同点でノーサイド。「結果は最悪」(ゲームキャプテン・フッカー武井日向・商1=國學院栃木)と、選手たちは自分たちの実力不足と引き分けという結果に肩を落とした。

 「明治として恥ずべき申し訳ない試合をした」(山崎)。早稲田との新人戦は7年連続で勝利を収めていたからこそ、選手たちは悔しさをあらわにした。「自分たち1年がしっかり組めるようにならないと、Aチームにも良い影響がいかない」(右フランカー佐藤諒・政経1=国学院久我山)と、1年生の意識からチーム力の底上げを図る。個人の力不足が浮き彫りになったこの試合。厳しい夏の練習で個々人が課題の克服に努める。勝負の秋、紫紺に何人のルーキーが袖を通すのか、成長に期待したい。

[柏崎涼介]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・フッカー武井日向(商1=國學院栃木)

「ゲームキャプテンとしての出場だったが、個人としてチームを引っ張りまとめることができなかった。自分からコミュニケーションをとってチームがワンチームになったらもっといい試合になったと思う。FWはスクラムとブレイクダウンを早稲田戦ということで圧倒するつもりだったが、うまくいかなくて、結果も引き分けになって不完全燃焼に終わってしまった。結果は最悪。ラインアウトも個人のスキルが低かった。7、8、9月のシーズン前に個人のスキルを上げていきたい。ラインアウトのスローとスクラムの精度を上げて上のチームに絡めるようにしたい。他の相手と早稲田は違うと思うので、早稲田相手にはただ勝つだけじゃなくて圧倒して勝ちたい」

左プロップ安昌豪(営1=大阪朝鮮)
「今日の試合前から1年生同士で試合をするのは今日だけだということを話していて、気持ちを入れてからやっていこうと思っていた。特に意識していたのはブレイクダウンやスクラムだったのだけれど、早稲田のファーストコンタクトが思っていたよりも強かったのでそこに負けてしまっていた部分があった。前半から明治の流れに乗れなかったのはやはり問題だったのだと思う。早稲田のスクラムは内に入ってくるスクラムだったのでそれに対応できていない部分があった。でも、それよりも1年生がまだまとまっていなかったというのが大きかったと思う。やっぱりコンタクトの部分でまだ抜けていたところがあって前に出られないことがあったのは今日の引き分けという結果の要因だと思う。もし、もっと前に出れていればもっと優位に試合を進められていた。まだ個人的にコンタクトだったり、ブレイクダウンだったりが弱いと思う。スクラムも全然まだまだ安定していない。夏は特にそこを意識して修正していって秋を迎えたい。7月、8月が一番チーム力が上がる時期だし、個人としても成長できると思うのでそこでしっかりと向上心を持って練習に励んでいきたい」

右プロップ新妻汰一(政経1=佐野日大)
「FWはスクラムとブレイクダウンにフォーカスしてこの試合に臨んだが、基本的に受けにまわってしまった。春からフォーカスしてきたことをもっと意識して、全員が同じ方向を向いてプレーしなければいけなかった。スクラムに関してはヒットできている部分はあったが、そこから膝を落とすというところができなくて相手にやられてしまった。あとは全員のエイトパックメンタリティがなかったので強化していきたい。(後半トライを決めたが)みんなで流れの中でアタックしていって、そこから最後に決めたのが自分というだけの話。なので自分だけのトライじゃなくてみんなで決めたトライだと思っている。自分が春にAチームで培ってきた経験を全然周りに伝達できずに人任せになってしまった。引き分けという結果にも納得いかない。自分の強みであるスクラムで貢献しなければいけないのにまだ全然弱いので、夏合宿で強化していければいいなと思う。修正するというよりも、ダメなところを一つ一つ潰してレベルアップしていきたい」

左ロック熊田裕太(政経1=東海大仰星)
「今日は復帰戦となったけれど、まだ次の試合に出れるように一つ一つできることを頑張っていきたい。スクラムではまだまだ自分ができてないってことを感じさせられた。早稲田にスクラムで押されてしまったのはやっぱり悔しい。ラインアウトではムーブのところがまだ全然できていない。マックスリフトでもまだしっかりとできていない。課題がまだまだたくさんあるなと思う。これから夏になっていくけれど、セットプレーでのスクラムの強い押しだったり、ラインアウトでの早いモーションやジャンプだったりと改善しないといけないところはたくさんあるのでしっかりと修正していきたい。早くAチームにあがれるように夏できることは全部やっていきたい」

左フランカー石井洋介(情コミ1=桐蔭学園)
「早稲田戦ということで、プライドを持った戦いだと思って試合に挑んだ。最初から上手く攻められず受けに回ってしまった。それを引きずって最後までペースをつかめなかった。気持ちが入っていない訳ではないが、どこかに緩みがあったと思う。スクラムは自信があったが、押せなかったということはだめなところがあるとわかった。ラインアウトは、コミュニケーションが上手く取れてなくてミスが多かった。(自身のトライは)みんなでトライライン近くまで持って行けたボールなので、しっかり取り切りたいという気持ちだった。チームとしてもコミュニケーションは足りていなかった。特に辛い時に誰が引っ張っていけるかということが課題。今日は誰も出られなかった。4月から明治のラグビーを理解して練習をしてきたと思っていたが、まだまだできていないとわかったので、もう一度明治のラグビーを確認して夏合宿に臨みたい。夏合宿で一回り、ふた回りと大きくなれるように努力をして、自分の強みを伸ばしていきたい」

右フランカー佐藤諒(政経1=国学院久我山)
「自分はそんなに体が大きい方ではないのでタックルで体を張ろうと意識してこの試合に臨んだ。(全体としては)明治らしさであるFWが、コンタクトを逃げずに前に体を当てて出ていくというのを意識しようとしたが、どうしてもそこが最後まで遂行できなかった。(個人としては)前半、アタック・ディフェンスどっちつかずになってしまい、監督やコーチから、タックルで行けと言われたので後半はフランカーの仕事をもっとワークレート上げてやろうと努力した。スクラムはシーズン初めからずっとフォーカスしてやってきたところだったが、明治のやりたいスクラムには全然遠くて、まだまだ練習が必要。自分たち1年がしっかり組めるようにならないと、Aチームにも良い影響がいかないと思うので。ハーフタイムでコーチから、やることが明確でないと言われて、自分たちの強みのプレーを全面に出して、そこから流れを作っていこうと話していた。なので後半はそれぞれが自分の得意なプレーをすることができたと思う。(早稲田の1年生は)向こうも大きい選手だったり小さくて走れる選手だったりがいるが、やっぱり明治からして早稲田というのは絶対に負けてはいけない相手。今日の同点という結果を最低ラインにしなくてはいけないし、勝ち続けるためにも自分に厳しくしていかなければいけない。今日は前半暑くてバテてしまい、声が出なくなった。試合をやる上で、最低限80分間走り続ける体力はないといけないので、しっかり走って体を当て続けることができるように、菅平での夏合宿を頑張りたい。(秋に向けて)自分は1年でフレッシュマンなので、1試合でも多くAチームの試合に出ることで、明治の勝利に貢献したい」

ナンバーエイト坂和樹(政経1=明大中野八王子)
「早稲田戦ということで勝たないといけないと思っていたんですけど、アウェーの地で自分たちがホームにできなかった。最後のところでペナルティが重なって取りきれるところで取りきれなかったのが今日の結果に表れた。(前半自陣でのプレーが続いたが)キックゲームになるのは分かっていたし、ラインアウトでFWがほぼミスってしまったので勝てないと思った。明治の強みであるセットプレーのラインアウト、スクラムを勝ちきれないと勝利には繋がらない。短いオフ明けの1週間の中でのチーム作りが足りず集中して一つ一つの精度にこだわりきれなかった。ハーフタイムでFWはブレイクダウンをフォーカスしてやっていたので確認して確実にクリアしていこうという話をした。(最終スコアの前の円陣について)FWで取れる位置だったのでスクラムトライを狙っていこうと話した。崩れてしまったけど、FWがこだわってスコアできたことは良かった。(個人として)最初体が張れなかった。体を張って明治の3列はコンタクトプレーが大事になってくるので次のシーズンそこを頑張りたい」

スクラムハーフ安部耕平(法1=大分舞鶴)
「前半に自陣でのプレーが続いて、FWの体力も消耗してしまった。それで自分たちが相手陣でのアタックになったときに順目に攻撃できなかった。後半から前に出ることと、ディフェンスでは1枚目2枚目と入ることを意識して、アタックでは順目に走ることを意識した。後半の先制トライを取ったときに、前に出るという意識をハーフとして固めることができなかったことがこの結果に繋がったと思う。疲れたときのパスの精度がまだ不十分で練習不足。まずは気持ちを持つこと、気持ちを出すことでプレーに繋がっていく。今日は入りの20分の気持ちが甘かった。チームでの温度差もあった。下のチームでも『MUST WIN』というスローガンを掲げているので、それをみんなで遂行できるようにワンチームなることが大事だと思う。チームのスローガンなので、1年生とか関係なく『MUST WIN』という目標に向かっていけるようにする。夏、秋に向けてまず自分は身体を作ること。明治の強みである気持ちで前に出ることを意識してやっていきたい」

左ウイング廣渡将(商1=東福岡)
「引き分けという結果は、実力不足だったので当然だと思う。陣地取りのところをもう少し明確にしていければよかった。対戦相手の早稲田は、コンタクトもパスもスキルが上手かった。なめたプレーをしてはいけないと思った。夏合宿では個人のスキル向上と、チームの考えるラグビーを理解することに力を入れたい。先輩のプレーを見習って、先輩を越えられるように努力したい」

左センター射場大輔(政経1=常翔学園)
「先制のトライは、敵陣に入って連続攻撃できて、最終的にフォローしていたのでトライできた。全員がフォローしていった上でのトライ。例年だったら明治が圧倒で勝利しているが、僕たちがまだまだ弱いので、引き分けという最低ラインの結果になってしまった。これからまだ4年間あるので、その間に圧倒できるように頑張りたい。キックは池田コーチとかに、自分のペースで蹴るようにと言われた。毎回毎回一緒の時間で蹴られるように意識している。対戦相手の早稲田のハーフバックに全力プレーしていたら、13番にゲインを取られたりしてしまった。BKがもっと体を張っていたら勝てたと思う。1年は全体的にまだまだスキルが劣っているので、例えば僕だったら体力だったりパスの精度だったり、そういうところを個人的に練習していったらもっと強くなると思う。今のままではAチームに出られないので、夏のシーズン暑い中で努力して、秋の対抗戦ではメンバーに入れるように頑張りたい」

フルバック山崎洋之(法1=筑紫)
「結果を見て明治として恥ずべき申し訳ない試合をした。先輩たちが圧勝して勝ってきたところを自分たちが同点ということは明治としてのプライドがまだ欠けていたと思う。個人的にゲインできたとこやディフェンスはよかったと思うが、やはり後半の最後に走りきれなかったとこが自分の弱みだと思う。今日は3つポジションをして、前半はフルバック、後半はセンターで途中からスタンドオフをした。(同点のコンバージョンキックの場面)外したらもうやばいなと思った。高校のときはキッカーをしていたので慣れてはいたが、決めれたというのは大きかった。後半のロスタイムは、どっかスペースが空いてないかずっと探していた。自分の取り柄は声出すことだと思っているので、声を出しまくってチームを少しでも盛り上げれたらと思う。自分はいくつもポジションをするのでチームに馴染むってことが大事だと思っているし、パスだったり走ることかど基本的なスキルをしっかりやっていきたい」


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