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ディフェンス力をかわれ13番となった梶村

ラグビー部  菅平合宿初戦 外国人選手を擁する大東大に勝利/練習試合

◆8・14 練習試合(明治大学セミナーハウス)
▼○明治47{28―7、19―26}33大東大
 菅平合宿初戦で勝利を収め、好スタートを切った。三人の外国人選手がスターティングメンバー入りしている大東大との一戦。前半は、セットプレーからの展開で素早く4トライを奪い、堅いディフェンスで大東大を1トライで抑える。後半になると、ペナルティーミスやパスミスのスキを突かれ4トライを取り返されるも、スクラムで圧をかけペナルティーを誘うなどし、大東大の猛アタックをしのぎ47―33で試合を終えた。

前半で光った堅守も後半失速
 ディフェンスからアタックのリズムを生んだ。「外国人選手にゲインを切られながらもしっかり止められていた」(右センター梶村祐介・政経3=報徳学園)と試合を通して大型選手に苦戦しながらもダブルタックル、セカンドタックルで要所でのキープレーヤーのトライは阻止。自陣深くまでアタックを許すこともあったが「相手の8番9番が絶対に来るとわかっていたので、ロータックルで止められた。相手にとってフラストレーションが溜まるプレーができた」(右ロック近藤雅喜・商4=東海大仰星)とタッチライン外へ押し込んだ。ディフェンスで大東大のアタックを崩すことに成功すると、明治のアタックの流れを引き寄せる。前半28分と36分には、BKに展開したパスを受け取った左ウイング山村知也(営1=報徳学園)が相手ディフェンスの隙間を突き2トライを獲得。計4トライを挙げ、28―7で前半を折り返す。
 続く後半では、序盤から攻守の切り替わりが激しく、自陣と敵陣を往復する展開が続いた。後半12分には敵陣深くでパスカットされたボールをつながれ、後半最初のトライを許す。「攻撃から守りに切り替わる時に、個人個人でディフェンスの意識が強すぎて独りよがりなディフェンスになってしまった」(尾又寛太・商4=国学院栃木)と前半の調子を維持できずディフェンスラインが崩れる場面も見られた。その後も自らのペナルティーから自陣でのプレーも強いられ、後半のスコアは19―26。後半16分には敵陣深くでのスクラムで2度ペナルティーを誘い、認定トライを奪取する場面もあったが「前半にできていたことがメンバーが変わったところで少しずつ精度が下がってしまう」と丹羽政彦監督(平3文卒)。47―33での勝利も、手放しで喜べる結果とはならなかった。

「MUST WIN」達成へ
 夏合宿で掲げるテーマは「理解と遂行」だ。この試合では外国人選手のトライは1トライに抑えるも「1回のアタックで抜かれることが多かった」(浜野達也・文4=西陵)とゲインラインを切られ、オフロードでつながれる場面も見られた。「練習中ではいいイメージを持ってできている事を、試合本番で出せるかどうか」と桶谷主将。強力な外国人選手を擁する帝京大や東海大との秋の対戦を見越して組まれた夏の練習試合。フィジカルチームに対する戦い方の理解度、そして試合での遂行度の両面を高めていく。
 上昇曲線を描く準備も整っている。「BKのディフェンス力の向上はコーチの影響が大きい」(梶村)。菅平での合宿期間はオールブラックスや釜石シーウェイブスでプレーしたピタ・アラティニ氏をBKコーチとして招へい。池田渉BKコーチ、丹羽監督に加えて3人体制でBK陣の強化に努めている。春季は不用意な失点が多かっただけに、明確になった穴をこの合宿でふさぎ切る。

 明治と同じく昨年の大学選手権ベスト4の相手に対し、勝ち切ることができた。「Aがまず全てを完璧にやればBCDもそれに付いてくると思うので、しっかり下のチームに浸透させられるようにしたい」と桶谷主将。合宿2戦目となる天理大戦まで1週間。新たな目標、新たな戦術でのゲームの完遂に期待したい。

[長谷川千華]

ナンバーエイト桶谷宗汰主将(営4=常翔学園)
「春シーズンは順目にいくことやラインスピードを上げることなど、ベースラグビーをやってきて、7月に入ってからはストラクチャーをしっかりやってきた。それをこの合宿初戦で出そうと臨んだ。FWの中でも動きなどを整理して試合をできた。アタックでやろうとしてきたことはできたので、いいスタートができたと思う。大東さんも去年選手権ベスト4のチームで、今年も上に来るチームだと思う。選手権本番などで当たった時に、今日のように外国人だったりのキーマンに走られたら厳しくなってくる。後半に自陣でプレーする時間が長かったけれど、FWのスクラムやラインアウトのディフェンスなど、向こうはキーマンが決めに来る中でこっちは15人で戦うことができたので、そこがよかったと思う。追いつかれそうになっても勝ちきれた要因。スクラムは合宿に来る前にキヤノンとサントリーと合同練習を行って、そこからこのシーズンで戦っていくスクラムの形を再確認した。そこから今日の試合まで対外練習で組むことがなかったけれど、認定トライもあったりして組むことはできた。でも、まだまだプレッシャーをかけることができた。ラインアウトの成功率はあまり高くなかったけれど、この合宿中に合同練習や試合でやっていく機会がある。練習中ではいいイメージを持ってできているし、モールも組めているので、後は試合本番で出せるかどうかだと思う。(個人として今日の試合は)久しぶりにエイトで試合をして、ボールキャリアーは頑張っていこうと思っていたけれど、ボールタッチ数が思っていた以上に少なくて、ディフェンスもあまりよくなかった。シーズン開幕までにはいい状態に持っていかなければならないと思っている。チームとして次の天理大まではアンストラクチャーの部分と、トランディションをしっかり練習する。」

フッカー古田雄也(商3=国学院久我山)
「今日はスクラムはよかったけどスローインイングが合わせられなかったので課題が残った。春から修正はできていたけど、試合となったらメンタル的な面もあって合わなくなってしまった。スクラムは、二週間前から新しい組み方で取り組んでいて今日が初試合で押せたのでよかった。サントリーに練習しにいったときにサントリーのスクラムの組み方を取り入れた。今日が復帰戦で、その間はトレーニングとスローインに取り組んでた。でもまだまだフィットネスも不完全で全てにおいてまだまだだと感じたので次の試合は修正していきたい。全体的にディフェンス、アタックはできていたけど個人的には、外国人選手にハンドオフで弾かれてしまって、それが試合の初めだったので自分的にも心残り。来週、またAで出られたとしてもBで出たとしても、気持ちを持ってミスをしたとしても引きずらず、次にいいプレーをすればいいと心に決めて試合に挑みたい」

右ロック近藤雅喜(商4=東海大仰星)
「セットプレーで相手の形を崩したいと考えていた。スクラムに関しては良い形で組めた部分もあった。ラインアウトは春しんどい部分があってフェーズを上手く重ねられない原因になっていたが、今日は少なからず良いボールが供給できた。スクラムは認定トライもあり、こだわってきた部分が表に出せた。ラインアウトは最後PGでも良いところでもラインアウトを選んで、1つ起点になった。あの場面で、次はFWで仕留めれたら良いと思う。ディフェンスは相手の8番9番が絶対に来るとわかっていたので、ロータックルで止められた。相手にとってはフラストレーションが溜まるプレーができた。チームの雰囲気も良いので、ここを1つのターニングポイントにして、ここから天理、東海と良い形で次につなげたい」

左フランカー田中真一(法4=国学院久我山)
「夏合宿初戦を勝ち切れてよかった。外国人選手にしっかりタックルは入れていたので良かった。ラインアウトは最初は合わなかったけど、徐々にあってきてスクラムもプレッシャーをかけられてペナルティー取れた。FWは最近スクラム、ラインアウト意識してきたので最後の認定トライ時のスクラムに現れたと思う。後半は、何本か取られて自分たちのミス、ペナルティーからの失点で組織的に崩されたというわけではなかったので、ペナルティーミスなどは修正していけばもっとロースコアで抑えられる。ずっとやってきたセットピースのディフェンスではプレッシャーを与えられて、アタックではあれだけ点数が取れたことは収穫になった。この合宿は外国人のいるチームと試合をする機会が与えられているので来週の天理もディフェンスから外国人選手を抑えてFWがセットピースでがんばっていきたい」

スタンドオフ松尾将太郎(商2=東福岡)
「久しぶりのスタンドオフだったけれど、練習してきたことがしっかり出せた試合だった。具体的にはキック。自分はキックが課題だったけれど、今日はしっかりタッチにもうまく蹴られて、空いているスペースにもしっかりキックしてFWを前に出すことができた。チームとしてはアタックのストラクチャーにフォーカスしていて、そこでうまくいくことも多かったので自信にしていきたい。ディフェンスでは一人一人の個人のタックルグリップだったりを上げていくことで、組織のディフェンスもまだ良くなると思う。外国人選手にラインブレイクされる場面も多かったので、そこをしっかりやっていかないと帝京大などの外国人にも勝てない。一人一人が体を張っていかなければならない。菅平に入って1周目は、試合の入りを意識してみんなで盛り上げながらやってきたので、この試合でもそこはできていた。チームとしてこの1週間をいい形で過ごせたということだと思う。スタンドオフには怪我人も多いけれど、復帰した選手に負けないように個人としてもまだまだ頑張っていきたい」

左ウイング山村知也(営1=報徳学園)
「合宿初戦で、大東文化さんも昨シーズン選手権ベスト4のチームだったので、しっかりここで勝って勢い付けようと話していた。個人としてフルタイムで出させてもらって、2トライ挙げられたけれど、まだまだ取りきれるシーンもあったのでそこは見つめ直していきたい。BK全体としてはディフェンスをフォーカスしていて、前に出て止めることができていたシーンもあったのでよかったと思う。外国人に対してはやはり個々のタックルが重要で、1人では厳しいので2人目がしっかり寄って止めるということを意識していた。僕は体が小さいので、しっかりロータックルに入ろうと。チームとして自分たちがトライを取った直後のキックオフで簡単に取られた場面があったのと、個人としてトライを取りきれる選手になっていかなければならない。次の天理大でもウイングとしてトライを取り切るという部分と、ディフェンスでもしっかり外から声をかけて配置させて前に上がらせたい。攻守ともにチームに貢献したい」

左センター鶴田馨(営3=筑紫)
「チームの初戦ということもあって、昨日Bが結果を残してくれたのでAチームも結果を残そうと挑んで、BKとしてフォーカスポイントのディフェンスが前に比べるとしっかりできたと思うのでよかった、無駄な失点もあったけど、それ以外は前に出れていたのでBKでやろうとしていたことができた。自分に求められているのがトライではなくてディフェンスだったりアタックだったりで地味なことをやろうと思っていたけど、ディフェンスもアタックも外国人選手相手に外された時もあった。全体としてはアタックがフォーカスポイントで、BKのフォーカスポイントがディフェンスでラインの上がりが出てない分相手に差し込まれてゲインされてしまっていたので、そこを修正しようと一週間臨んできた。新しい外国人のコーチが、FWとBKがばらばらにならないようにディフェンスのつなぎ目をつくってしっかり前に出る意識をつくってきて、それが今日できたのでそこはいい点。後半はリスタートでトライされたり、自分たちのミスから生まれた無駄な失点があった。BKとしては外国人選手にひるまずに前に出れたことは良かったと思う。ターンオーバーのリアクションはFWもBKもリアクションは早くて外に展開できていた。そこから外につなげられた。FW陣もよく走ってくれた。BKのオプションもよくて前に出られたことは今日の収穫で、課題はグリップ、つかまる力が弱くて外されてしまった時もあるので、前に出ている分抜かれてしまうのはもったいないので、特にFWががんばって前にでているのでBKはタックル低く入ってグリップを強める意識を持てば楽にディフェンスできると思う。(来週、再来週の試合に向けて)チームとしてもBKとしても週ごとに課題を上げているので、Aチームだけでなく全員が意識しながらやっていくことが大切。個人としてはAチームで出続けることが目標で、菅平合宿は一番成長できる場だと思うので全員が小村さんの『理解と遂行』ができるように」

右センター梶村祐介(政経3=報徳学園)
「菅平合宿初戦としてはいいスタートが切れた。7月はアタックにフォーカスしていてチームとしてはそのアタックのストラクチャー、BKは今週、ディフェンスに中心に練習をしてきたのでそれが前半のスコアにつながった。外国人選手にゲイン切られながらもしっかり止められていたので今週のディフェンスフォーカスはいい形で現れた。外国人選手はリーチが長いのでオフロードを狙ってくると思って、セカンドタックルを意識していた。それでもオフロードパスでつながれていた場面はいくつかあったので、あとの二試合も留学生いるので修正していきたい。春シーズンの筑波戦以来の15人制で、少し合わせるのに時間をもらって細かい練習もしてきたのでそれがよかったと思う。個人としても今日のパフォーマンスはよくて、13番も去年以来で、今年はディフェンス力も安定してきたので13番やらせてもらっていい感じにできた。ポジションポジションでパスの受け取りは変えたりしつつ使分けしている。山村とも高校の時1年間一緒にやっていて、部屋も一緒なのでコミュニケーション取りながらプレーできている。今日も2本トライを取ってくれてすごいいいプレーだった。後半はメンバーが代わって、チームのやるべきことがすこし雑になってしまった。ただ、それでも負けなかったというのは評価してもいいんじゃないかと思う。監督も前半はよかったと言ってくれて、それに今月から外国人のスポットコーチがBKについてディフェンス力の向上はそのコーチの影響が大きいと思う。今年は去年に比べて戦力が落ちると言われてて、実際春季も結果でなかったけど、今年の菅平合宿は僕が今まで経験した中で一番いいスタート切れていると思う。まずはチーム目標が『MUST WIN』なのでしっかり勝つことと、毎週毎週ユニットごとに目標をもって練習しているのでそれがプレーでできるようにがんばりたい」

右ウイング渡部寛太(文3=北条)
「今週のBKのテーマがディフェンスで、大東さんは外国人選手が多いチームだったけれど、僕のトイメンの外国人選手を一発で止めきれなかったのは課題。タックルにはいけてもパックが甘くて外されて、オフロードで繋がれたりした。チームとしてはセットプレーからのディフェンスはできていたけれど、アンストラクチャーの部分がまだまだ。ターンオーバーされてトランディション(攻守の入れ替え)になった時にトライを一発で取られたりした。そういう時にしっかりコミュニケーションを取ってしんどいことをしなければいけない。(後半の自身のトライシーンは)汰地がいいところに蹴ってくれたのでトライをすることができた。残りも外国人選手のいるチームとの試合が続くけれど、そこをしっかり勝って秋につなげたい」

尾又寛太(商4=国学院栃木)
「今日は、全体的に7月に取り組んできたことが出て、特に前半はとてもいい試合になった。FWのセットプレーもよくて、BKもディフェンス、アタックのフェーズもいい判断が多かった。後半は、外国人選手を止めきれず、また攻守の切り替えの意識が甘くて一発で取られてしまうことが多くて悪い明治のスタイルが出てしまった。前半と後半で全く別のチーム。攻撃から守りに切り替わる時に、個人個人でディフェンスの意識はあったとは思うけど、その意識が強すぎて独りよがりなディフェンスになってしまってディフェンスラインがバラバラになってしまっていた。そこのコミュニケーション、意識の早さがディフェンスの時に求められてくる。外国人選手は強くて、春も東海大やオールスターで外国人選手とやっていたので強さはわかっていたけど、分かっていたのにも関わらずタックルが甘く、外されてしまう時もあったので、そこは言い訳できないので、来週の天理大と東海大でばしっと止めたい。『MUST WIN』という目標があって必ず勝つというのはもちろん、4年生も少ない状況なので自分が引っ張っていくという気持ちを持っていきたい。春はその意識ばかりで自分のプレーがおろそかになってしまっていたので、プレーで持ち味を出して引っ張っていくという意識を持ちつつ、チームに還元できるようにしたい」

浜野達也(文4=西凌)
「前半の流れをそのままキープしたいとチームで話していた。自分たちのミスから失点につながった部分が多くて流れが悪くなってしまったのが反省。今日は相手に外国人選手が多くてスクラムサイドを突破されるケースが多かった。8番の外国人をタックルして止めるということを意識して試合に望んだ。1、2回抜かれる場面があったが、それ以外はいいタックルができたと思ってる。今年のこの合宿ではディフェンスをフォーカスしている。春シーズンに比べたらディフェンスは修正できてたと思う。でも、1回のアタックで抜かれることが多かったので粘り強くディフェンスできたら試合運びがよくなる。外国人選手に気持ちで負けて上に当たって弾き飛ばされるというケースが多いので、全員強い気持ちを持って全員下にロータックル入るというのを意識して次の天理戦、東海戦に望んでいこうと思う。この疲労感がある中で自分たちのラグビーをいかにやるかが大事。今年は去年に比べたら強くないと思うので、ABCDのチームのひとりひとりがAで出るんだという気持ちと帝京大に勝つという気持ちを持ってやっていきたい」


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