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後半戦で苦戦したスクラム

ラグビー部  東海大に残り1分で悔しい逆転劇/練習試合

◆8・28 練習試合(菅平東海大グラウンド)
▼明治33{28―19、5―19}38東海大○
 春季大会のリベンジにあと一歩届かなかった。夏合宿最終戦は、日本代表選手や強力な外国人スター選手を擁する東海大。前半こそ4トライ獲得し11点をリードするも後半では1トライに抑えられ敗戦。特にセットプレーの課題が顕著に表れたのが後半戦。夏から新たな形で組み始めたスクラムであったが圧倒できず自陣でのプレーを強いられた。合計5トライを獲得し、6トライを献上して1トライ差での敗戦となった。

1分間の我慢
 残り1分を制することができなかった。試合終了間際、自陣22メートルライン深くのマイボールスクラムでペナルティーを犯しラインアウトからの展開攻撃を防げず逆転トライを献上。「最後のスクラムのところで押し切られてしまった」(梶村)と最後の最後で砦を守ることができず33―38で春同様にわずか1トライ差の悔しい敗戦となった。
 だが、前半はBKの連携が光り攻守ともに主導権を握った。前半開始わずか2分でラインアウトモールから展開した東海大にトライを奪われるも「しっかりと切り替えてBKでFWをカバーしようと話していた」(スクラムハーフ兵頭水軍・農4=仙台育英)。そして前半9分には自陣22メートルラインで相手ボールをスチールし、左ウイング山村知也(営1=報徳学園)が敵陣へ猛進。向かってくる相手ディフェンスを右ウイング渡部寛太(文3=北条)とのパスで抜きながら観客を沸かせるトライを挙げた。その後も前半34分と38分にもスクラムからBKに展開し2連続トライ。前半スコアを28―19とリードで後半戦を迎えた。
 セットプレーを支配することができず、明治の攻撃展開を阻まれた。前半の勢いのままに後半3分にトライを挙げるもその後はアタックの手を完全に封じ込められノートライ。東海大のFWによる縦の突破でゲインラインを次々に破られ、さらには明治のこだわりのスクラムで圧倒することができずもどかしい時間が続いた。そして後半34分には自陣ゴールライン手前のスクラムでまさかのコラプシング。ラインアウトボールを献上しトライを奪われると33―33のタイに。そして残り1分で逆転トライを挙げられ33−38で夏の最後の練習試合を終えた。

合宿を終えて
 夏合宿に組まれたすべての練習試合を終え秋に向けた課題が明確になった。春に引き続き試合の序盤から流れをつくり出せないことは第一の課題だ。しかし、夏に得られたものは大きい。新たなスクラムや夏合宿限定コーチのピタ・アラティニ氏によるBKのディフェンス強化などFWとBKそれぞれの新しい取り組みが多かった夏。その反面大東大、天理大、東海大戦のFWのスクラムに象徴されるようにまだまだ完成には達してはいない。特に最終戦の逆転トライにつながったスクラムの押し負けは、今後のチームの最大の不安要素となるに違いない。「ワンチームになっていたらしがみついてでも歯を食いしばってでもやる」と丹羽政彦監督(平3文卒)は重戦車に奮起を促す。一方でBKでも「もっとテリトリーを取って敵陣で勝負ができたら失点が抑えられた」(兵頭)と春から意識してきたエリア取りの精度が求められる。FWとBKがそれぞれの課題を克服し本番の秋を迎える準備が必要だ。すべては大学日本一のために、夏の成長を無駄にせず残りの練習期間を大事にしていきたい。

 成長の夏を終え、対抗戦開幕が迫る。「日本一への道は見えている」(桶谷主将)。これまでチームが掲げてきた「MUST WIN」に加え夏合宿のテーマである「理解と遂行」と「ワンチームになること」こそが日本一の道筋を照らすカギとなる。対抗戦開幕は9月11日の日体大との対戦。「秋は一度も負けられない戦いが続いてくる」(ナンバーエイト前田剛・営3=報徳学園)と文字通り「MUST WIN」達成へ向け第一歩を踏み出す。

[長谷川千華]
右フランカー桶谷宗汰主将(営4=常翔学園)
「去年の選手権も今年の春も負けているので、しっかり気合いをいれて臨んだ。自陣でのプレーが多かった。もう少しエリア取りをきちんとしていれば結果は変わったと思う。トランジッションの部分はすごく良くて自陣から一気に取れたので、そこは今後も継続していきたい。FWはセットプレーを修正したい。東海はセットプレーに力をかけているので、スクラムとモールをちゃんとやれば勝てると思う。(合宿を振り返って)最終的にAチームが勝てた試合は大東大だけだった。スローガンを『MUST WIN』と掲げている以上、勝たなければいけない。全部の試合にしっかり良い課題が見つかっているので、しっかり調整していきたい。日本一への道は見えていると思うので、八幡山に帰ってからしっかり練習していきたい。この合宿で自分たちに足りないことがよくわかった。帰ってすぐシーズンに入るので、みんなが改善点を修正して去年の成績を上回りたい」

ナンバーエイト前田剛(営3=報徳学園)
「FWではフィジカルドミネートをフォーカスして、天理大戦の反省から東海大戦では前半からしっかり体を当てていこうという話をしていた。前半はそれが遂行できたと思う。天理大にはメンタルの部分で受けにまわってしまったが、今日の東海大は積極的にいけたのでフィジカルの面で負けている気はしなかった。言い方は悪いかもしれないが、春も負けていて昨年の選手権でも負けていている東海大をやっつけてやろうというメンタルでいた。小村ヘッドコーチにも、同じ相手に何度も負けるのはよくないと言われていて、そこはしっかりプライドを持って戦えたと思う。フィジカルの部分では、外国人選手でも全然通用するなという印象があるが、やはりディフェンスの横の動きが、課題。すぐ来る相手にタックルするのはいけるが、そらされたときの自分のタックルエリアをもっと広げていかないといけない。昨年はケガでこの夏合宿に出れていなかったが、今年はとても充実していた。今日最後に、FWとして東海大と戦えたことは自分自身もすごく自信になったし、チームとしてもコンタクトエリアで負けなかったというのは成長。秋は、一度も負けられない戦いが続いてくるので、一回一回の練習を大事にしてチームの掲げる大学選手権優勝に向かって、自分もその舞台に立てるように日々努力していきたい」

スクラムハーフ兵頭水軍(農4=仙台育英)
「合宿でやってきたシェイプやアタックのフォーメーションを今日の試合で出し切ろうと言っていた。東海にはずっと負けていたのでリベンジした。最初相手にトライを取られてしまったが、しっかりと切り替えてBKでFWをカバーしようと話していた。スコア的には負けたが、勝ってる部分もある。明治は自陣でプレーしていることが多かったので、もっとテリトリーを取って敵陣で勝負ができたらもっとスコアができてもっと失点が抑えられたと思う。合宿の最初にワンチームになろうと話していて、まとまってきたと思う。もうすぐ対抗戦が始まるのでそれに向けて良い合宿になった。春シーズンなかった勢いが今はあると思う。BKリーダーとして今は試合に出られているが、勢いがある選手がたくさんいる。自分にできることをしっかりやって、対抗戦優勝と選手権優勝に向けて頑張っていきたい」

左センター梶村祐介(政経3=報徳学園)
「今日のフォーカスポイントはFWのスクラムのところ、BKは今年の準決勝でエリアを取られていたのでそこだったけど、うまくできていなかった。今年は僕からオプションをどんどん増やしていこうと思っていたので、うまく蹴れたところといかなかったところがある。けど夏合宿を通してキックの精度は上がったと思うのでその点は収穫だと思います。(前半のBKの連携)相手の14番がシンビンでいなかったので攻めやすかったというのもあり、前半のうちに得点できたのはよかったけどもう少しFWを前に出して敵陣に送りだせたかなと思います。(後半は)BKで散らせば攻めれたと思うけど、そうさせてもらえなかったのと自陣でのスクラムのペナルティーが多かった。それが敵陣だったらトライを取れたと思うのでエリアを取っていきたいと思う。まず勝とうということを話して、でも最後のスクラムのところで押し切られてしまったのでチームとしてまだまだダメだなというのが素直な気持ち。ただチーム力というのはすごく上がってきていると思うので、ここから開幕戦まで時間あるのでもっと精度上げていきたい。BKはかなり成長してきているのでFWの調子が上がるのを待って開幕戦迎えたい。夏の3試合で外国人選手とやってきて苦手意識もなくなってきたと思うので、いてももう大丈夫だと思う。(夏の成果は)BKのディフェンスで抜かれるシーンがなかったので、BKのディフェンスとFWのセットプレー。この合宿はディフェンスにフォーカスしてきて、トータルで見たらかなり失点はしているけど場面場面でいいディフェンスができている。ここからもう1段2段制度を上げてもう少し失点の少ない試合にしたい。去年は準決勝までいけたけど、結局そこで負けてしまったら意味がないので、とにかくファイナルまで残ってどこと当たるかはわからないけど決勝戦で勝ちたい」

右ウイング渡部寛太(文3=北条)
「前回天理大に負けていたし、東海にはずっと負けていたので、とにかく勝ちにこだわった。夏合宿でBKはディフェンスでエリアを取るところを意識していた。前半はエリアを取れたが、後半は自陣でプレーすることが多くて逆転されてしまった。やっぱり東海はフィジカルが強くて、外国人選手にゲインを切られてしまうことが多かった。後半もBKが前半みたいにエリアを取れたらよかった。手ごたえを感じたのは、自陣からの脱出のアタックが決まってスコアに繋がっているところ。一週目よりも今日の試合は良くなっていて、パッションもあった。これからどんどんシーズンに向けてつなげていきたい」

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