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チームの大黒柱だ


東京六大学野球 2016〜秋〜  (9)開幕前インタビュー 柳裕也  

 目指すは日本一だ。昨季は史上最多タイの16試合を戦い抜き3季ぶりリーグ制覇を果たしたものの、全日本大学選手権でまさかの初戦負け。課題の得点力不足を解消するため、この夏は例年以上にバットを振り込んだ。まずは6季ぶりの春秋連覇へ。そして、5年ぶりの明治神宮大会制覇まで一気に突き進む。
 フル回転の4カ月を過ごした。不動のエース・柳裕也主将(政経4=横浜)。7月に行われた日米大学野球選手権では侍ジャパンの主将を務め、先発した2試合で計11回2/3を4安打19奪三振無失点と圧巻の投球を見せた。V2の立役者となり、殊勲選手賞と最優秀投手賞を獲得。六大学選抜のエースとして出場したオランダ・ハーレム国際では準優勝に輝いた。あとは春秋連覇だ。この男に限界はない。(この取材は9月5日に行ったものです)

――ケガの具合はいかがですか
ケガの具合は大丈夫です。痛みには強いので。開幕には間に合うと思います。

――長い春でした
そうですね。この春はリーグ優勝して、全国で負け、日米優勝して、オランダも行ってと自分の野球人生の中でもすごく大きな4年春になったんじゃないかなと思います。去年は初めて日本代表に選んでもらえて、責任感とかやりがいをすごく感じました。この経験を生かしていきたいと思っていた中で、今年は主将を任せていただいて、本当に色々な刺激をもらいました。もっともっと頑張っていかなきゃいけない、自分自身が一番感じたことと、学んだことをチームに伝えたいと、毎回帰ってくるたびに思います。

――大学生の中で一番多忙だったのでは
そうですね。なかなか経験させてもらえることでもないと思いますね(笑)

――多忙でしたが、疲労を感じることはありますか
監督の方にも気を使ってもらいながら、休ませてもらっています。やっぱりケガをするのが一番ダメなことだと思うので、気を付けています。自分がケガをすることはできない。国際大会から帰ってきた後とかは、自覚症状がなくても体が疲れていることがあると思うので、「練習やりたいな」と思っても休みを取っていました。休めるときはしっかりと体を休めてきました。

――全日本の主将をやってみて感じたことは
明治の主将でするのともまた違いました。あれだけのいい選手の集団の中でリーグとか学年も違う、面識もないしで、最初は溝があったと思うんですけど、チームとしてどうしたら一つになっていけるか考えるのは楽しさもありました。最後はみんなに助けられながら、いいチームを作れたんじゃないかなと思います。

――印象的な出来事はありますか
4戦目で負けて、最後の試合という日に「明日絶対勝とうぜ」って言ってミーティングをしたのは一番心に残っていますね。その結果、「勝ちたい」とチームが1つになって、次の試合いい試合ができたと思います。

――日本代表での牛島将太捕手(営4=門司学園)、齊藤大将投手(政経3=桐蔭学園)
牛島と斎藤は日ごろから一緒にいますし、特に牛島は自分のことを一番分かっていると思うので、野球以外の相談もしていました。ピッチャーとキャッチャーの関係だけじゃなくて、牛島がいたのは心強かったです。もちろん、自分の投球スタイルやボール、組み立て方も通じ合えるので、投げていても存在の大きさは感じました。

――牛島選手の存在の大きさを感じる瞬間はありますか
例えば、自分が投げない試合でも牛島の配球はだいたい分かります。その時、息は合っているんじゃないかなと思いますね。

――8連続三振を取ったときの気持ちというのは
あの時は本当に必死でした。選考合宿と練習試合であまり結果を残せていなかったので代表の首脳陣、スタッフの方を心配させてしまったので、あの試合は一球一球腕を振ってがむしゃらに投げました。

――不安があった?
結果がでていなくて、不安もある中大事な2戦目を任せてもらったので、それに応えたいという気持ちが強かったです。やはりプレーで引っ張るのが大事だと思うので。

――三振を取る秘訣
真っすぐでも、カーブでもスライダーでも、チェンジアップもですね。今は全部の球種が決め球になっています。それが三振を取れている理由だと思います。

――コントロールされたカーブが印象的でした
遅い球をコントロールするのって、すごい難しいことだと思うんですけど、自分がカーブを投げるときは遅い球というよりもスピンをできるだけかけることを意識しているので、腕を振って投げられています。どうしても腕が緩むと制球が難しくなるので。

――スピンの感覚をつかんだきっかけは
3年の秋です。ユニバーシアードの経験から3年秋にかけてが自分の中で一番伸びてきた時期だと思っています。それまでのかわす投球から、ストレートも変化球も向かっていくような球になりました。緩いカーブでも向かっていくようなイメージをつかみました。

――今季のチームのスタイルを教えて下さい
春は全日本も点が取れなくて負けてしまったので、走塁とか打撃とか「点を取る野球」というのを意識してやってきました。

――2戦目に投げる投手は
キャンプからずっと、星(知弥投手・政経4=宇都宮工)が一生懸命やっている姿を見てきました。1年生の時から切磋琢磨しながらやってきましたし、4年の秋、最後自分と星の2人でチームを引っ張って行けたらなという気持ちはあります。

――春と秋で戦い方に変化はありますか
春は優勝しましたけど、あくまでも挑戦者の気持ちで、明治は明治らしく、泥臭く、粘りの野球で一戦一戦戦うことが大事だと思います。

――注目されている選手を教えて下さい
吉田大成(国際4=佼成学園)は自覚を持ってやってくれていますし、守備も安心して任せられるすごく頼もしい選手だと思います。春はベストナインを取りましたが、逢澤崚介(文2=関西)には「そこで満足するな、もっとできる選手だから」と言っています。最近では「自分がしっかりやらないといけない」という自覚も芽生えてきたと思います。そういう意味では春と比べて頼もしくなってきているなというのは感じます。

――川口貴都内野手(法4=国学院久我山)、萩原英之外野手(営4=九州学院)がオープン戦で起用されています
チャンスが少ない二人ではあったと思うんですけど、今まで一生懸命練習していました。点を取るという意味では特にあの二人の力が必要になってくると思うので、頑張ってほしいなと思います。

――ドラフト会議まで2カ月を切りました。
気にしてないですという嘘はつけないです。でも、ドラフトのためにやるというよりはチームのためにやるという思いは変わらないです。

――理想の投手像は
チームを勝たせる投手になりたいです。自分が投球で大事にしているのは試合に勝つための総合力です。チームを勝たせる投手になる。そういう気持ちは今と変わらず持ち続けていきたいと思っています。

――最後に、秋のシーズンへの意気込みをお願いします
まずはチャレンジャーの気持ちでやっていきたい。春秋連覇を達成できるように頑張りたいと思います。そうすることでここまで育ててくれた明治への恩返しができる。主将として後輩たちにいいものを残していけたらなと思います。

――ありがとうございました。

◆柳裕也 やなぎゆうや 政経4 横浜高出 180p・80s 投手 右投右打


柳 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
昨季
10
269
72 1/3
41
21
87
0.87
通算
48
18
924
239
160
71
274
50
1.88



[萬屋直]

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