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後半からの出場で2トライを決めた末廣

ラグビー部  ジュニア開幕戦白星発進 伝統の慶応戦制す/関東大学ジュニア選手権

◆第38回関東大学ジュニア選手権(八幡山グラウンド他)
▼9・10 慶応戦(慶応日吉グラウンド)
 ◯明治40{14―12、26―14}26慶応

◆スコア◆
明治
慶応
前半後半得点前半後半
PG
DG
14261214
40
合計
26
 開幕戦で勝利を収めた。Bチームの公式戦である関東大学ジュニア選手権が開幕。初戦は伝統校の慶応との一戦となった。前半は一進一退の攻防で14―12で折り返す。わずかにリードして迎えた後半開始早々、トライを奪われ逆転を許してしまう。それでも流れは明治に傾き、終わってみれば40―26でノーサイド。18年ぶりのジュニア選手権制覇に向けて好スタートを切った。

 前半は苦戦を強いられた。先制点を狙っていた明治だったが前半13分、相手ボールスクラムからBKに展開されて先制トライを許す。前半23分には明治がインゴール左端にモールトライを決めるも、続く前半27分にカウンターアタックを止め切れず勝ち越されてしまう。それでも前半のラストプレー、敵陣22メートルラインでのマイボールスクラムでナンバーエイト坂和樹(政経1=明大中野八王子)からスクラムハーフ福田健太(法2=茗渓学園)とつなぎ、福田健自らが空いたスペースに仕掛けて逆転トライを挙げた。明治のFWらしいモールトライという収穫もあったが「前半は厳しい展開になってしまった」(ゲームキャプテン・左センター森田澄・政経4=天理)と、試合開始後20分間はブレイクダウンでボールに絡まれる場面が目立ち、アタックにリズムを与えることができなかった。

 最後に流れを引き寄せた。後半開始2分、慶応のBK陣のパス回しに翻弄(ほんろう)されてまたもや先制トライを許す。これにより慶応に流れが傾くかと思われた。しかし、ハーフタイムに「メンタリティーの部分でもっとプライドを持ってやろう」と末廣将成(商4=京都成章)がチームを鼓舞し、気持ちの部分で明治が上回った。そして後半11分、ゴール前のマイボールスクラムから坂がサイドアタックでゴールラインに迫る。そこから粘り強くFWが攻撃を重ね、最後は左プロップ安昌豪(営1=大阪朝鮮)がグラウンディング。その後再び勝ち越されるも、後半20分に右ロック舟橋諒将(文2=札幌山の手)がスピードを生かしたボールキャリーで森田、末廣とつなぎ同点トライ。試合を振り出しに戻したところで流れは一気に明治へ。自陣で慶応がペナルティを犯した直後、福田健が早いリスタートで敵陣深くまで攻め込み、サポートに入ったフルバック山崎洋之(法1=筑紫)がパスのこぼれ球を拾ってそのままインゴールに飛び込んだ。「健太さんが行くのは分かっていた」(山崎洋)と、瞬時の判断力が功を奏した。また試合終了間際に訪れたチャンスにも、BKが機能して末廣がこの日2本目となる駄目押しのトライを奪取。コンバージョンキックも決まりそのまま試合終了、40―26で伝統の一戦をものにした。

 「3冠」に向けて好発進だ。対抗戦、大学選手権、そしてこのジュニア選手権での優勝を目指すラグビー部。初戦に勝利し対抗戦を戦うAチームにも勢いをつけた。次戦の相手は大学王者の帝京大。3年連続で決勝の舞台で敗れている因縁の相手だ。「チャレンジャーとしてしっかりリベンジしていきたい」(右センター渡邉弐貴・営2=国学院栃木)。挑戦者の気持ちを持ってジュニア戦の大一番に挑む。

[柏崎涼介]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・左センター森田澄(政経4=天理)

「明治の秋シーズンの一発目の試合ということで、相手も慶応で絶対に勝たなくてはいけないので気持ち入れてやっていこうと言っていた。菅平の東海大戦のときに前半相手にペースを掴まれてしまって自分たちのペースに乗れなかったことを反省して、今回の試合は最初から全員で盛り上げていこうと言っていたが、テリトリーを取るという部分でうまくいかなくて前半は厳しい展開になってしまった。BKとしては、FWを敵陣でプレーさせないと点数につながらないし、自陣でプレーさせてしまうと点を取られる危険があるので、やっぱりエリア取りというの意識していた。前半は相手ディフェンスの強いとこに当てすぎて簡単にジャッカルであったり、ペナルティが多かったので、後半はずらして相手の弱いとこを攻めていこうと思っていてやっていた。反省すべき点というのがFWもBKも見つかったと思うので修正してやっていきたい。具体的にはアタックの精度だったり、ディフェンスでタックルして体を当てにいっているのにバインドやグリップができていなくて簡単にゲインを切られてしまったこと。そこは夏合宿でBKがこだわっていたことだったのでもっと精度を高めていきたい。(帝京ジュニア戦に向けて)帝京さんにはジュニアの決勝で何回も秩父宮で負けてしまっていて、僕も悔しい思いをしている。やっぱり帝京さんに対しても負けたくない気持ちを全面に出して前半の入りから流れをつかんでリードして勝てるように頑張ります」

フッカー古田雄也(商3=国学院久我山)
「夏はAチームで出ていたがBチームに落ちてしまったので、今日の試合では上がれるようにというより勝ちたい気持ちのほうが大きく、前に出るようなプレーをすることに意識した。前半は最初から気持ちが入っていたが取りきれなくて、FW戦でも勝てていなかったのが心残りだった。チームとしては最後の最後に流れを持ってこられたのはよかった。前半の入りが課題に残った。前半はマネジメントがしっかりできていなくて、1回やったらすぐ修正すればよかった。それなのにずるずるといってしまい、ミスしたときの取り返そうという気持ちが弱かった。個人的にはスローイングでオーバーボール投げてしまったりなどセットプレーで安定できていなかったので、そこを次は直したい。フィールドプレーで魅せたいと思ってそれは今日できたので、次戦でも挑戦したい。チームは入りでの集中力とコミュニケーションをもっと増やしたら今日の後半のようにいくと思うので、それができるように帝京戦までに修正したい。帝京は決勝で当たる相手なので、帝京戦で勝って優勝できるように頑張りたい」

左ロック外岡悠太郎(商2=国学院久我山)
「課題は色々見つかったが、公式戦で勝てたことはよかった。具体的にはブレイクダウンの2人目のサポートと、エリア取り。前半入り後手に回ってしまって球がうまく出なかった。(ラインアウトは)フッカーと合ってなかったところがあるが、サインの遂行は夏よりよかったと思う。精度は上がってきている。(チームの連携は)前半はコミュニケーション取れてなくて自分たちで辛いことばかりやっていたが、後半は吹っ切れてシンプルにダイレクトにアタックできたのがよかった。個人的にはディフェンスで貢献しないといけないが、コネクションが切れてしまったりしてだめだった。(次戦に向けて)自分のできること、特にディフェンスで貢献できるようにしたい」

左フランカー朝長駿(農2=長崎北陽台)
「前半、コンタクトする場面でミスが続いて流れに乗れなかったが、後半は前にアタックしてコンタクトで勝とうと話し合って徐々に波に乗れた。個人としてはもう少し走りたかったというのと、タックルでチームを波に乗せられたらよかったと思う。(モールトライは)そこはずっと夏合宿からFWがこだわってたところなので取れてよかった。(帝京ジュニア戦に向けて)FWで負けないでブレイクダウンもタックルも全て圧倒して勝ちたい」

ナンバーエイト坂和樹(政経1=明大中野八王子)
「FWはフィジカルドミネートを合宿の東海大戦からフォーカスポイントとしていて、FWが80分支配することを目標にやっている。前半の40分はフィジカルドミネートができなくて慶応に対して受け身になっていたので、失点に繋がってしまった。ハーフタイムに阮さん(申騎FWコーチ)にフィジカルドミネートができてないことを言われて後半に改善できたのでよかったと思う。Bチームができていないと下から盛り上げられない。前半出し切れないところが、圧倒するという気持ちが足りないということ。早稲田、慶応はライバル校で、今回の対慶応戦で勝てたのは大きい。FWは球出しのところ、ブレイクダウンで相手をできるだけキルして、ボールキャリーになったら一歩でも前に出ることを後半に決めた。FWが前に出れたことでBKがテンポよくスコアできたのでチームとしてはいい形だった。個人としては、前半に自分の持ち味であるコンタクトプレーができなくて阮さんに一括入れられて、後半はボールを持ったらパスせずに前に出ることを意識した。コンタクトプレーが自分のアピールするところなので後半にできたという点はよかった。(帝京ジュニア戦に向けて)自分たちが目標にしているのは帝京に勝つことなので、来週からの練習は帝京を倒すためにやっていきたい」

スクラムハーフ福田健太(法2=茗渓学園)
「春シーズン終わって、きつい夏合宿を終えて一発目の試合ということで気持ちもしっかりと入っていた。明日はAチームの日体大との対抗戦なので自分たちがしっかりと勝ってチームを勢いづけようと思っていた。なのでMUSTWINで勝てたのは良かった。慶応はしつこく低いタックルあとテンポのいいBKをしっかりと動かしてくるチームだと初めから想定していた。前半の方は慶応の思い通りのディフェンスにはまってしまったり、BKでしっかりとボールがまわせなかったりしてしまった。でも後半に入って修正してしっかりゲインラインを切って最後BKで取りきるという形ができたのでそこは良かったと思う。80分間の時間の中で先制点を取りきるというのはやっぱり重要なのにも拘らず、取れなかったっていうのは一つの課題だと思う。でもそこを引きずらないで修正して勝ち切れたのは結果として良かった。真ん中のスクラムで相手からしたらディフェンスしづらい位置でボールがまわってきてFWが疲れてきている中トライできてしっかりと自分の仕事を果たせて良かった。1トライはしょうがないと思うのだけれど合計で26得点相手に取られたのはミスが多かったと思う。FWのコントロールなど少しずつ夏の成果も現れ始めていると思う。でもまだできていないところもあるのでしっかりと修正して次に備えていきたい。課題としては裏のところでのカバーディフェンスをきっちりできていなかったところ。去年帝京ジュニアいい勝負はできたけれどこの夏合宿の成果も少しずつ表れてきてチーム力も上がってきているのでMUSTWINできるよう八幡山帰ってしっかり練習していきたい。」

スタンドオフ射場大輔(政経1=常翔学園)
「初戦ということで入りはよかったが、自分たちの一つのミスからどんどんトライを決められてしまった。自分のキックの精度は高かった。プレスキックも決まっていたので、最後ケガしなければよかったと思う。次戦は帝京戦でさらに自分はSOというポジションなので、コーチからも言われている通りしっかり自分が試合展開を作っていって声かけをしてチームをまとめていきたい」

右センター渡邉弐貴(営2=国学院栃木)
「最初、自分たちのやりたいことができなくて自分たちのミスから相手に先制点を与えてしまった。試合の入りとしてはいいリズムではなかった。前半はこっちから仕掛けていって、盛り上げていくのが全然できなくて後半になるとどんどんできてくるので、前半からアクションを起こしていけたらいいなと思う。今日はFWでもBXYのところで抜かれてしまったり、BKとFWのコミュニケーションがとれていなくて、自分が誰につこうとかが通じずに抜かれてしまっていた。まだまだ課題のコミュニケーションの部分が改善されていない。伝統の慶応の魂のタックルは一人一人強くて圧力もあったが、それを上手に利用してトライ取れたところもあったので手応えは良かった。最後たくさんスコアを取れたという点では、お互いきつい中でしっかり足を動かせたということだと思うので、シーズン入る前に強化してきたフィットネスで最後の最後まで走れたと思う。今、帝京が一番強くて昨年も決勝で負けているのでチャレンジャーとしてしっかりリベンジしていきたい」

フルバック山崎洋之(法1=筑紫)
「取って取られての展開だった。慶応さんはフィジカルが強いチームで、そういうときの点取り合戦は命取りになるので、取ったらそれを継続して取られたら取り返してをやっていくべきだったと思う。やってて楽しい試合だった。思い切りできて、自分自身調子が良くてタックルもいつも以上に決まってゲインもできてよかった。だけどケガをしてしまったのが惨め。(自身のトライは)健太さん(福田・法2=茗渓学園)が行くのは分かっていたので、そこに絶対食らいついてやろうと思ってずっと呼んでて、健太さんのパスを相手がはじいて丁度自分のとこにきたので、そこ一点を狙っていた。後半トライを重ねたことで余裕ができて優位に立てた。(BKのトライが多かったが)やはりFWあってのBKなのでFWに感謝したい。チームでフォローしていることはディフェンス。自分たちはアタックには自信を持っている。やっぱりディフェンスが詰めが甘いというか、突き詰めないといけない。(帝京ジュニア戦に向けて)帝京という一番強い相手には最高の状態でやりたいので、まずこのケガを直して思いっきりやりたい」

末廣将成(商4=京都成章)
「自分自身4年間で初めてのジュニア戦だったので、気持ち的にはすごい入っていて出たらチームに貢献しようと思っていた。前半は自分たちのミスで雰囲気が悪かったので、どうかなという感じで見ていたが、後半は雰囲気もよくなっていった。(ハーフタイムには)メンタリティーの部分でもっとプライドを持ってやろうと声をかけた。前半は気持ちの部分で走れていないだとか、ちょっとしたところだったり、コミュニケーションが全然とれていなかったので、後半はしっかり喋っていこうと思って臨んだ。点はもっと取れたと思うし、簡単に抜かれているところが多かったので失点はもっと抑えられた。今日は本当だったら失点なしくらいの勢いでいたので、もっとしつこいディフェンスをやっていかなければいけない。個人としてはディフェンスの部分でタックルが上手くいかなかったので、次に向けてしっかり練習していきたい。アタックの方は後半から出て2トライ取れたので、そこは自分を褒めようかなと。(これからの課題としては)練習ではコミュニケーションがとれているのに、試合になるとFWとBKのコミュニケーションがなくて間を抜かれたりしているので、喋れていないというのが一番の問題。BKだけだったらうまくいっても、FWとのつながりのところが悪くて抜かれているので、良くはなってきているが、まだまだ練習が必要。(次戦の帝京大戦に向けて)まず自分としてはスタメンを目指してやっていきたい。チームとしては帝京を一番意識しているので、何が何でも絶対に勝てるように、今日みたいに簡単に抜かれるような試合はしないように練習を重ねて臨みたい」

辻惇朗(政経1=常翔学園)
「復帰戦で久しぶりの試合ということもあって、自分がやらないといけないことが全然できなくて課題が残る試合だった。タックルであったりとかできなかった。そこを修正していかないと上の試合に出れないと思うので直していきたい。今日の試合だったら気持ちを最初から出していこうってことだったがあんまりそれができずにスロースタートだった。それでも勝ててよかった。ハーフタイムに気持ちを入れ直そうというのを聞いてみんな気持ちを切り替えれた。(復帰後のコンディションは)万全ではないけど、やっぱり対抗戦に出たいというのがあるのでテーピング巻きながらでもできるので大丈夫。次週もBチームだったら、今日の試合を課題にして上でできるようなもっといいプレーを練習からやっていきたい」

◆ジュニア戦 対慶応戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR安 昌豪(営1=大阪朝鮮)
9.SH福田 健太(法2=茗渓学園)→21.三股(後半16分)
16佐藤  公彦(法4=明大中野)←2.古田雄(後半0分)
2.HO古田 雄也(商3=国学院久我山)→16.佐藤公(後半0分)
10.SO射場 大輔(政経1=常翔学園)→22.末廣(後半2分)
17羽田野 湧斗(理工3=国学院久我山)
3.PR船木 頌介(政経2=秋田工)→18.中島(後半9分)
11.WTB平間 丈一郎(政経3=国学院栃木)
18中島 雅人(法4=国学院久我山)←3.船木(後半9分)
4.LO外岡 悠太郎(商2=国学院久我山)→19.辻(後半16分)
12.CTB森田 澄(政経4=天理)
19辻 惇朗(政経1=常翔学園)←4.外岡(後半16分)
5.LO舟橋 諒将(文2=札幌山の手)
13.CTB渡邉 弐貴(営2=国学院栃木)
20石川 卓(法3=明大中野)←7.葛野(前半38分)
6.FL朝長 駿(商2=長崎北陽台)
14.WTB澤田 陵(文3=明和県央)
21三股 久典(政経3=佐賀工)←9.福田健(後半16分)
7.FL葛野 翔太(商4=深谷)→20.石川(前半38分)
15.FB山崎 洋之(法1=筑紫)→22.石井(後半35分)
22末廣 将成(商4=京都成章)←10.射場(後半2分)
8.No.8坂 和樹(政経1=明大中野八王子)

23石井 雄大(政経2=国学院栃木)←15.山崎洋(後半35分)



◆2016年・関東大学ジュニア選手権明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
1stフェーズ(カテゴリー1)
9・10慶応慶応日吉G13時
○40―26
9・17帝京大明治八幡山G11時
10・9流経大流経大G13時
10・22東海大東海大G13時


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