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ジュニア慶応戦では2トライを挙げた


俺だ。  (17)末廣将成 紫紺で恩返しを 長期離脱からAチーム定着へ  

 紫紺を支えるのは俺だ。レギュラー選手はもちろん、ディベロップメントチームの選手やスタッフ、首脳陣、OB、ファンに至るまで、様々な人間の力が明治を頂点へ押し上げる。全ては大学選手権優勝のために。「俺だ。」では、明治復活に力を尽くす個人を取り上げる。
 2016年度初回となる第17回は、センター末廣将成(商4=京都成章)。1年次春から紫紺を経験し活躍をするも、2年次6月の練習試合で前十字じん帯を切断し戦線離脱を余儀なくされる。常に負けたくないという熱い闘志を胸に長いリハビリ期間を乗り越え3年次11月に復帰を果たすと、持ち味のタックル力を生かしBチームまで上り詰めた。
「昨年の王者相手に完敗 1トライに終わり不安を残す/関東大学ジュニア選手権」(9月18日更新)の記事を踏まえた内容となっています。本記事と併せて、そちらもご覧ください。

――ジュニア戦・帝京大戦(7―69で敗戦)を振り返って
 チーム的にも雰囲気づくりをして入りは気持ちが入っていたのですが、攻め続けられて連続で取られて次第に精神的にやられてしまいました。精神的な弱さが顕著に出た試合でした。

――ゲームキャプテンも務められています
 今日は負けてしまって引っ張り切れなかったところがあるなと思います。キャプテンとして、誰かがミスをしても責めずにプラスに考えて次のプレーをどのようにするかという指示をするように心がけています。AもBも下級生が多いので、4年生がしっかりしないといけないです。1、2年生も個性が強い人が多いので、いかに自由にやらせてあげるかを考えられるようにしています。自分が引っ張るというよりは、それぞれがやりやすい環境づくりを意識しています。伸び伸びとしたほうが良いプレーができるので、雰囲気良くやったりとか、声をかけて気持ちを上げたりするようにしています。

――ジュニア戦の初戦・慶応戦(40―26で勝利)は 後半から出場し、同点のトライを含め2トライを挙げる活躍をしました
先週は調子が良かったです。途中から出て、何か爪痕を残そうと考えていました。天気も暑くてしんどかったですが、自分の調子とチームの状態がうまくかみ合ってトライが取れました。自分のプレーはもちろん、チームの状況は大事です。みんなの調子が良かったから自分が2トライを取らせてもらえたという感じです。

――2年生の時、活躍が期待されている中で前十字じん帯切断をしてしまいました
 2年の6月の試合でケガをして、復帰したのは3年の終わり。ケガをしたのも自分の実力で、仕方ないと考えて切り替えようとしました。自分よりすごい人は沢山いるので期待されているとは思ってはいませんが、逆にケガから復帰した後に「期待しているぞ」と声をかけてくださる人の存在に気付かされて励みになっています。

――ケガの時期はどのような思いで過ごされましたか
 切り替えようとはしましたが、正直腐りかけました。でも、トレーナーの方やコーチ、親など周りの人が自分に声をかけてくれて支えてくれたので。実家の近くに入院していた時期もあったのですが、祖母に会う機会も多く、応援してくれている人がいるのに腐ってられないなと思い直しました。それに、自分がケガをしている時ももちろん試合があって、活躍する同期の姿を見ると自分も試合に出たいなと思えました。同期が頑張っているのを見て、自分も頑張ろうと思いました。

――復帰戦となった3年次11月の東海大C戦では試合終了間際にダメ押しのトライを挙げました
 復帰戦のトライは人生の思い出に残るトライでした。あれだけ気持ちの良いトライはないと思います。ただのごっつぁんトライでしたが、試合を見ていたみんなも盛り上げてくれて泣きそうでした。

――今、復帰までの道のりを振り返っていかがですか
 精神的に強くなりました。ケガをしたことによって周りを見られるようになりました。自分が一番下の人間で、周りを応援する立場になって心に余裕ができたというか、いろんな立場を経験して精神的に大きくなれました。最初はリハビリもすごく地味なことばかりで、なんだこれはとショックでした。走ることもできなくて、筋トレすらできなくて、その期間が一番つらかったです。でもその期間があったから今があるので、あの地味な練習は大事なことだったと思います。
1年次から紫紺を経験
1年次から紫紺を経験


――Aチームまであと一歩というところまで来ました
 ケガから復帰してから少しずつ評価をしてもらって上のチームで使って貰えているというのはありがたいのですが、自分としてはまだまだこれではAチームに上がれないなというのが正直な気持ちです。自分個人としても良かったプレーはなかったですし、チームとしても自分が引っ張らなければいけないところを引っ張り切れなかったので負けてしまったと思います。このままではAチームはまだまだ遠いなと感じました。

――1年次は春シーズンの流経大戦で紫紺デビューを果たしています
 また紫紺を着たいなとずっと思って今までやってきました。1年生の春シーズンに着たくらいなので。やっぱり対抗戦の紫紺は春シーズンの紫紺と重さが違うと思います。もちろん今シーズン紫紺を着たいと思っていますが、今スタメンの梶村(祐介・政経3=報徳学園)や尾又(寛太・商4=国学院栃木)を見ていると自分はまだそれを背負えるくらいにはなれていないです。

――現在、センターは梶村選手や尾又選手など層が厚いです
 梶村も尾又も良い目標です。あいつらがいるからモチベーションが高いままケガの時も乗り越えられました。自分が諦めたら上には絶対に上がれないです。圧倒的な存在が常に上にいてくれたから、逆に頑張ってこられました。あいつらが強くて上手いということは自分のモチベーションになっています。自分にしかないもので勝負をしなければいけないので、そこを試合でもっと見せないといけないです。

――ライバルはいますか
 尾又です。ライバルですが、本当は尾又と一緒に試合に出たいです。尾又とは仲も良いので、試合で活躍しているのを見るとすごく嬉しい半面、とても悔しいをしてきました。目標は尾又と一緒にセンターを組みたいとずっと思っています。でもまずは尾又を越えるつもりでやっていないとAチームには上がれないです。

――どういった部分で勝負していきたいですか
 強みはタックルだと思いますが、最近良いタックルができていません。良いタックルをしようとして焦ってしまうと自分だけ飛び出してしまうので、そうではなくてチームとしてディフェンスラインをそろえて上げるなど、自分ができる良いディフェンスは何かを今は心掛けています。アタックではあいつらは圧倒的なので、ディフェンスで勝負をしていかないといけないです。ディフェンスの時にどれだけ声を出せるかも意識していますし、アタックの時のパススピードのスキルは確実に上がっていると思います。
ディフェンスを武器に紫紺をつかみ取る
ディフェンスを武器に紫紺をつかみ取る


――4年生になって成長を実感する部分はありますか
 自分はラグビーをしている期間があまりないのですが、1年生の時はとりあえず思いっきりやるというイメージで、そこは今も変わっていません。そこは自分の持ち味です。ただ、1年生の時はボールキャリーをした後のパスを考えていませんでしたが、最近は練習にも増えてきたようにパスのことや周りを見たプレーができるようになってきました。そこが一番成長したと思います。

――今までラグビーを続けてきた原動力は何ですか
 負けず嫌いな性格です。もちろん一つ一つの試合にも負けたくないし、自分のトイメンにも負けたくない。小さいところでも絶対に負けたくないです。負けず嫌いな性格がラグビーを続けている原動力になっていると思います。

――いよいよラストシーズンを迎えますが、残された期間での目標は
 卒業後もラグビーは続けますが、大学生としてのラストシーズンなので対抗戦に出たいです。親にも自分が紫紺を着て試合に出ているところを見せたいです。目標は早明戦に出ること。その前に1回でも多く紫紺を着られるように来週からの練習に取り組みたいです。今シーズンは学校の負担も減るのでラグビーのことを一番に考えて集中していきたいです。そして、最終的にチームで日本一になりたいです。

――ありがとうございました

◆末廣将成(すえひろ・まさなり) 商4 京都成章高出 178cm・85kg
強みはタックル。キャプテンシーにも長け、最上級生になった今はゲームキャプテンを務めることも多い。2013年度高校日本代表候補。

[江原璃那子]


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