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初の表彰台となった佐上(左)と鎌田詩(右)

スケート部(フィギュア部門)  佐上がシーズン開幕戦で初優勝を果たす/東京選手権

◆9・22〜25 東京選手権大会(DyDоドリンコアイスアリーナ)

▼シニア男子
 1位 佐上
 3位 鎌田詩
 4位 中野
 9位 森
 11位 鎌田英
 12位 梶田
▼シニア女子
 15位 藏
 19位 川平
 20位 櫛田
 21位 佐々木

 ついにフィギュアスケートの季節が始まった。シーズン初戦となった今大会。男子は佐上凌(商2=武蔵野)がSP(ショートプログラム)、FS(フリースケーティング)をともに1位で飾り初優勝、鎌田詩温(商1=札幌一)も3位で表彰台に上がった。女子は入賞も果たせず、悔しい幕開けとなった。

男子
 確実に、着実に進化を遂げた姿を見せつけた。昨シーズン佐上は表彰台すら上がれなかったが、今シーズンは初戦から爪痕を残した。「ケガだからみたいな言い訳はしたくない」(佐上)と2週間前にした捻挫を物ともせず、SPをほぼノーミスで1位。FSは後半のジャンプの回転が一つ抜けたが、残りのジャンプは回転数、高さ全てを完璧に決めた。今季からは観客の目も意識し、投げキスなど表現力でも観客を魅了。GOE(出来栄え点)でも加点を取り、2位と25点ほどの差をつけ総合優勝。「優勝を狙ってやってきたので素直にうれしい」(佐上)と喜びをあらわにした。
 日々の練習への姿勢が佐上を大きくさせた。「1年で変わってこんなに差が出たんだ」と、同じ大会で出場していた鎌田詩も安定感を増した佐上の成長には目を見張る。この要因は、今季から3回転のジャンプ全てに挑戦し、基礎点が1.1倍となる後半にジャンプを増やした技術的な成長だけでない。「毎日毎日の練習を諦めずに大切にしていけばそれがどんどん積み重なる」と中田コーチにいつも言われたことで、調子の波が出る練習から諦めずに演技をして、佐上に自信という大きな武器を与えた。「本当に迷うことなくできる」(佐上)と、ケガで直前に練習が満足にできなくなっても「日々を大切にしていた」ことで不安を払拭。思いきって演技ができた。
 チームを引っ張っていく。同期の鎌田英嗣(営2=獨協)、梶田健登(政経2=明大中野)のケガによりチームとしては万全ではない。「今の明治を引っ張っていくのは自分だ」(佐上)と総合3位を飾ったルーキー鎌田詩、SP7位から巻き返し総合4位で入賞を果たした中野耀司(商1=横浜創英)に大きな背中を見せていく。次戦でも切磋琢磨して、成長した姿を見るのが楽しみだ。

 シーズン初戦を大学初優勝で飾った佐上
シーズン初戦を大学初優勝で飾った佐上


女子
 やはりインカレ女王の穴は大きかった。昨年の女子のエース・西野友毬(平成28政経卒)が卒業し、今大会では下位に固まる形となった。女子で最高順位の総合15位だった藏佐衣子主将(営4=広尾学園)は「明治のために頑張りたい」と次戦・東日本インカレに目を向けている。今回試合で発揮できなかった実力を、次回こそ示してみせる。

[浜崎結衣]

試合後のコメント
総合15位と悔しい結果に終わった藏主将
「練習ではすごく良い調子で調整してきて試合を迎えていたので、自信はあった。でもショートでは1本目一番跳べるだろうと思っていたジャンプを失敗してしまって、それで焦ってしまい2本目の失敗につながった。3本目は降りたが内容としては30点くらいで、もう少し余裕を持ってフリーにいきたかったがぎりぎりの状態で今日を迎えた。フリーもたくさん練習はしてきて100%の練習をしてきたが、内容はところどころミスはあった。後半のところでの失敗が多くて簡単なジャンプでのミスでもったいなかったので、悔しい。練習でできていることを本番でどれだけ出せるかというのが自分の永遠の課題かなと思う。本番になると色々なことをいきなり考えてしまうがそれは仕方のないことなので、それをわかっている上で臨まないといけないなと、そういう自分としっかりと向き合って、その中で自分の力を出せればいいなと思う。女子全体としては、今年の女子4人は今までで一番弱いと思うので、去年までは西野友毬ちゃんに引っ張ってもらっていたというのが実際あると思うが、今回4人とも下に固まってしまっていたので、そういう状況はあまりつくりたくなかった。実際一番トリプルを跳べるのも自分だけなので、本当はもう少し自分がもっと上の順位で結果を出さなければいけなかったと思っている。まず一番近いのが東日本インカレで大学の代表として出るので、昨日今日ダメだったところをもう一回修正し直して、本番でも自分の緊張としっかり戦えるように、明治のために頑張りたい。最後のシーズンはとにかく悔いなく終わりたいというのが一番だが、でも結果も残したいというのもある。その時その時で練習の調子とかも違うと思うが、その調子の中で自分の力を毎回毎回出していけたら満足できて終わるのではないかと思う」

著しい成長を見せて初優勝を果たした佐上
「1位を取れて嬉しいし、今回の大会はもちろん優勝を狙ってやってきたので素直に嬉しい気持ち。ショートの方では大きいミスをすることなくやれたが、フリーの方でちょっと途中の1本をパンクしてしまって。パンクしてしまうと点数的にも0点に近い形になるので、1本ジャンプやってないカウントぐらいになる。それで思っていたよりも点数は伸びなかったが、やることはやってきたので優勝できるかなとは思った。2週間くらい前に捻挫という形でして、ジャンプが思い切ってできるようになったのは1週間くらい前で。捻挫する前はバンバン跳んで、やることはやってきたので自信を無くすことなく、今までやってきたので自信を持ってやれた。捻挫のことはまだ痛いが、気にはならない。練習でも調子のいい悪いがあるが、練習で先生にいつも言われているのは「いい時でも悪い時でもあきらめずに続ける。続けることに次の練習に生かせる」、「毎日毎日の練習をあきらめずに大切にしていけばそれがドンドン積み重なり、今回みたいな試合で結果が残せるようになる」というのはいつも言ってたので、そう思って日々毎日の練習は大切にしていこうかなと思う。そう思っていない時の練習は、試合になった時に自信が持てなくて、やはりジャンプとかで迷ってしまう。だけど、日々毎日を大事にしたり積み重ねたりしている時の練習は試合の時になって自信を持って、本当に迷うことなくできる。今日もフリーに入る前バランスを崩したが、でも全然迷うことなくきれいに決めることができた。ケガをしていたとしても、日々を大切にしていたので。ケガだからみたいな言い訳はしなくはないので、ケガとか関係なしに思い切ってやろうと思って挑んだ。(シーズン初戦を)結果的に優勝できたので嬉しい気持ちで、オフの時でも何回か試合にも出たりして調整したりして最初のシーズンに調子を持っていけるようにやってきたので、とりあえず優勝できて本当によかったし、明治は同期2人ともケガしているので自分が引っ張るという気持ちでやった。ショートの部分ではあまり変わったことはないが、フリーの部分で本当に少しだけど難易度上げた。その少しが本当に大変だったり、順位も変わってくるので。去年まで3回転が4種類だったが、5種類に増やした。練習では6種類までやっているがうまく調整が合わなくて。あと、後半のジャンプを去年は四つだったが、今年は五つにした。あとは振り付けの部分であったり。去年まではおっとりした曲だったのでメリハリがなかったが、今年は速い部分だったり、遅い部分だったり。観客の視線とか、観客の人にアピールできる部分もつくったのでそこは変わったのかなと思う。今回は途中のパンクしたジャンプが痛かったというのと、GOEという出来栄え点の部分でマイナスが2個くらい。あと、プラスだったり0だったので、そこは(コーチから)褒められ、あとはスピンの部分でレベルが1個ずつ落としたりして。そこの部分をもっとちゃんとやって得点を少しずつ重ねていけば点数ももっと伸びるねと言われた。次は東インカレだが、今はフリーの3回転が5種類なので6種類のジャンプが入る構成をやっていこうかなと思っている。そこで今回の試合でスピンのレベルが取れなかったので、そこを中心にやって小さな得点だかそこを積み重ねていけば大きい点数になるので、そこを大事にしていこうかなと思う。六つ目はトリプルアクセル。自分もケガをしたが、今の明治を引っ張っていくのは自分だという気持ちを持ってやっていかないと後輩たちもいるので。やっぱり先輩が引っ張っていかないといけないなと感じたのでそこを強く思う」

ショートで手応えをつかんだ森望(営3=岩倉)
「特にフリーが悔しい。しっかりジャンプ自体は回すことはできたが、やはり後半になって体力が落ちてくるところでこけてしまったので、そこが悔しい。そこを跳べていたらもっと順位も上がっていたと思う。ジャンプをこけたことによってつなぎのステップとかがおろそかになってしまったので、そこで見せられるようにしてきたのにそこが見せられなかったのが悔しい。ショートは大きなミスはなかったが小さいミスがちょこちょこあった。ただ、ショートでまとめることができたことは良かったなと思う。気持ちがショートで落ちるとフリーにもそこが出てしまうので、ショートでまず良い演技をすることができたのは良かったと思う。(今大会にあたり)とにかく曲をかけて練習するということをしてきて、特にやはり体力面からフリーが課題だと思っているので、フリーをかけてとにかく曲かけを練習してきた。後半もしっかりとジャンプを跳べないと意味がないので、フリーの体力面というのを一番強化して、それが今年の課題。シーズン初戦としてはすごく手応えがあって、次につながるのではないかと思う。ショートでまとめられたこと、フリーで前半はまとめられたことが次につながるところ。特にトーループを2本とも決めたのがフリーでは大きかったと思う。今までいつもどちらかを失敗していたので、そこを2本決めてからの勝負だった。でもそこで2本決まって気が緩んでしまったのかもしれないが、そこが次への課題となったのが良かったかなと思う。東インカレには4人しか出られないのでまだ出られるかわからないが、出れたら明治大学のために、明治を背負って出られる大会なので大切にしていきたい。男子の中では最年長になったので、自分が引っ張っていくというかチームの雰囲気作りを大切にして、東インカレには臨みたいと思う。東日本選手権の方では、自分の個人の夢として全日本があるので、そこに向けて出られるようにしっかりともっともっと詰めて練習していきたいなと思う」

3位で開幕戦を飾ったルーキー・鎌田詩
「(うまくいったのは)最初だけだった。最初の(ジャンプ)2本はなんとしてでも決めるというよりか安心感。自信が付いていたので大丈夫だと思っていたのだけど、今の練習環境であまり思うような練習ができていなかったというのが、言い訳にしてはいけないのだけど、体力がないというところとか課題が見えたりして、もったいないことをしてしまったのと、自分の弱いところが見えた。(後半は)気合いが足りなかった。ケガがあって、右足首なのだけど、捻挫していて長い時間練習することがあまりできなかったので。でも試合に出る以上はそれは言い訳にできないので。練習不足は出たなと思う。(しっとりとしたフリー)もうちょっと全体的にしっとりしようと思っていたのだけど。(ショートプログラムの)ルパンとの対比も考えてしっとりさせようと思っていたのだけど、僕ができるスケートの表現の仕方で、一番合っているかなと思って。自分のコーチと振り付けしてくれる先生と話し合って、他の人にはないものが僕にはあるって話もしてもらって、例えば佐上くんとかすごいしっとりとした感じ、魅せるスケートをしてくる中でどう対抗していくかというのを考えたらああいう曲になった。(成長した点)昨日終わった時点で2位で、前の自分だったらなんとかこの位置をキープして守ってという感じだったのだけど、シニアに上がって、今シーズン守ってばっかりだったら絶対上にはいけないし、2位で止まっていいのかって話もあって、出るからには1位目指してやらなければいけないし、佐上くんにも勝たなきゃいけないと思って、明治合宿のときに佐上先輩との差をすごい感じた。滑りもそうだけど、ジャンプもうまくなっていて、去年まではけっこう同じ大会に出ていたのだけど、順位とかも前後でそんなに差がなかったのに、1年で変わってこんなに差が出たんだなと思うとすごく悔しくて、それでどうしてでも追い付こうと思って。もちろん梶田くん(健登・政経2=明大中野)とかもそうだけど、明治大学はインカレとかも(競争が)厳しい環境にあるので、絶対に負けてはいけないという思いでジャンプの基礎から、スケーティングから磨いてきた。(佐上の成長)目に見えて分かるのは安定感。今までインターハイの時代とかは僕がずっと勝っていたりして、あまり安定していないなというイメージだったのだけど、3・3(のコンビネーションジャンプ)も飛んで、僕との差がどんどん開いていった感じはあったのだけど、やっぱり安定感がすごい。(大学初の表彰台)今まで表彰台に乗ることは北海道ブロックでは何度かあったのだけど、それは人数とか違ったので、こういった接戦の中で表彰台は初めて。(3位になることができた要因)僕も佐上くんに負けないようにと思って、すごいジャンプの精度を上げて練習していたので、やっぱり安定することによって滑りも見映えするようになった、安定感というのが大きい。(明治合宿)明治合宿でOBの方たちに指導してもらったり先輩方の演技をすごい近くで見たりして、本当に負けてられないなと。闘争心をえぐられたというかくすぐられて。絶対に負けないって気持ちで。それがすごく大きい、闘争心を身に付けたことによって日々の練習へ、安定感を身に付けた。今の自分につながった。(3位という結果)表彰台に立てたことは素直にうれしいけど、フリーの内容からして、中野くん(耀司・営1=横浜創英)があまり良くなかったということもあって、みんながみんないい演技ができていなかったので、ショートの貯金があったことから乗れた表彰台というのがちょっと悔しいなと思う。2位とも2点差くらいだったので、もちろん一つでもいい順位というのが目標だったので、そこは悔しい。(佐上を抜くためには)ジャンプの精度。佐上くんだけじゃないけど、全日本目指していくなかでトリプルアクセルだったり高難度の見て分かるくらい難しいジャンプを身に付けなければいけないし、あとは体力とか基礎的な部分からもっと変えていかなければいけないなと思う。(東日本インカレの意気込み)もちろん明治を一位に導くために全力で練習して、梶田くんと鎌田くん(英嗣・営2=獨協)が出れないというのはケガっていうのもあって(自分が出場予定なのは)ラッキーな部分もあるけど、僕にとってはすごいチャンスで、ここで前まであった差を詰めて追い越して逆に差を広げていかないと、また完全復帰されてからではすごく厳しい戦いになるので、本当にチャンスと思ってもっともっと成績残していきたい」



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