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第472号 箱根駅伝2017特集号

  競走部  本領見せろ! 4人のキーマン 阿部

 名誉挽回
 指折りの期待株だ。5000bの持ちタイムはチーム3位の13分57秒15を誇る阿部弘輝(政経1=学校法人石川)。負けず嫌いで冷静沈着なルーキーの瞳は真っすぐ箱根へ向いている。
 1年目にして信頼を勝ち取った。箱根予選会ではチーム3位でゴール。三大駅伝デビューとなった全日本駅伝でも重役の1区に抜てきされた阿部。西駅伝監督も「安定感がある」と評する。そんな男の根底にあるのが、ストイックさ。どんな練習にも決して手は抜かない。目標とする実業団入りのため、追い求める理想は常に高い。己と戦うことで力を付けてきた。
 しかし、その全日本駅伝ではまさかのブレーキに終わった。7`すぎから突然失速し、ようやく襷を渡したのは17番目だった。「何やってんだろう、俺」。出走まで調子が良かっただけに、心は悔しさよりも情けなさ。いつもの落ち着きはそこになかった。
 今度こそ自分の走りで襷を渡す。「今の一番の問題はメンタル。あえて重く考えずに走りたい」。自信は崩れ落ちた。それでも、失敗は繰り返せない。箱根へ細心の準備を始めた。食事管理の再徹底はもちろん、疲労の抜けを考慮し練習量を減らすなど工夫。まだ調子は戻り切っていないものの、11月の1万b記録挑戦会では28分台に3秒まで迫る好走を見せた。ルーキーらしく物おじせず走れるか。待ちに待った名誉挽回のチャンスを無駄にする気はない。

【渡邊弘基】


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