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第473号 スケート部総合V

  スケート部(アイスホッケー部門)  2年ぶり“奪還”

  3年ぶりに総合王者の座を奪還した。スピード、アイスホッケー、フィギュアのスケート3部門の総合成績によって争われるインカレが北海道の苫小牧市で開催された。89回目を数えた今大会。明大は参加校で唯一全部門が得点を獲得し、3年ぶり55回目の優勝を果たした。アイスホッケー部門は2年ぶり30度目の頂点。関東大学選手権、リーグ戦とタイトルを奪われた中大にリベンジした。両チーム計11点の壮絶なシーソーゲームを6―5で制した。フィギュア部門は絶対的エースが不在の中、ルーキーの中野耀司(営1=横浜創英)が5位入賞するなど総合力で2位。古豪復活を目指したスピード部門は個人での入賞者は出なかったが8位で何とかポイントを稼いだ。

常勝復活

 試合終了と同時に選手たちが防具とスティックを宙に放り投げ、一斉に駆け出した。全員がGK磯部裕次郎(政経1=武修館)の元に飛び込むと何層にも重なり合いお互い強く抱きしめた。「本当にうれしい。同期と後輩には感謝している」(FW川村一希主将・商4=北海道清水)。やっと手にした優勝に涙が止まらなかった。
 先制点こそ中大に許したが、FW池田涼希(政経1=北海)が同点弾を決めその5分後に逆転。その後は一度もリードを譲らないまま、FW桂川涼(政経3=白樺学園)の決勝点で6―5で勝ち切った。2年ぶり30回目のインカレ制覇。おととしに3冠を達成して以来、5大会の間、主要タイトルから遠ざかったが、王者としてのプライドを取り戻した。「力があるのは分かっていた。チームワーク、そして個人のスキルがうまくまとまった」と間中朗監督も目を細めた。

宿敵撃破
 公式戦で6試合勝てていない宿敵だった。中大には昨年度3冠を献上。今回も王手をかけられた中での一戦。負けられなかった。「まず相手と戦えていない」(川村)。リーグ戦で敗北し、自分たちの弱さを認めることから始めた。春の大惨敗の原因となった反則への意識や攻撃の連携など課題と向き合った。また大会11日前から現地入りし、直前合宿を敢行。スケーティングに重点を置き、徹底的に走り込んだ。それが功を奏し、4―4で迎えた残り10分の攻防で粘り勝ち。自慢の攻撃力を最後まで発揮した。「中大に勝ってこその日本一」(DF松金健太・法4=釧路江南)。会心の勝利だった。

一致団結
 「MVPは全員と言いたいけど川村。チームを一つにしてくれた」。間中監督は主将への賛辞を惜しまなかった。その川村は昨年8月、体調不良が続き、病院に行くと肝臓・脾臓(ひぞう)の肥大化が発覚。即入院が決まり、約2週間のベッド生活を余儀なくされた。翌月、リーグ戦に復帰したが、本調子とは程遠い状態。中大に敗れ準優勝となった後に後輩から言われた「一希さんすみません」の言葉が刺さった。
 「後輩に優勝を味わわせたい」。リーグ戦後はその一心で動いた。率先してチームを盛り上げ、後輩一人一人の相談に乗った。チームを引っ張るためにできることは全部やった。それに応えるように後輩も奮起。決勝の6得点は全て後輩たちが決めた。全学年が結束した最高のチームが出来上がっていた。
 「本当に明治のキャプテンができて幸せ」。苦しみ抜いた主将が日本一の喜びに浸った。
【島村昭二】


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