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第475号 新入生歓迎号

  明大スポーツ  卓球男子のエース・水谷 金言

  入生の皆さん、ご入学おめでとうございます! 4月から明治に身を置いて、4年間の大学生活が始まります。私たち明大スポーツ新聞部は大学4年次に東京五輪を迎える皆さんへのエールとして、明大卓球部OBである水谷隼選手(平25政経卒・現木下グループ)に独占取材しました。リオデジャネイロ五輪(リオ五輪)で日本初のシングルス銅メダル、日本男子初の団体銀メダルを獲得した卓球界のエースに、新入生への金言や東京五輪への思いの丈を明かしてもらいました。

――日本中に感動を与えるプレーを見せたリオ五輪。どんな思いで臨んだか
 北京、ロンドンとメダルを目標に挑みましたが、残念ながらメダルを取ることができず悔しい思いをしました。リオは3回目の五輪ということで、自分に残された競技人生もそんなに長くないですし、ここが最後のチャンスだと思って悔いのないようにやりました。
――リオ五輪で思い出に残るプレーは団体戦の決勝戦、 中国選手の許マ(今年3月現在世界ランク3位)に勝った時ですね。彼には一度も勝ったことがなくて、今までいろんな大会で彼に負けてきました。ずっとたまっていたものがあったので、それを五輪の舞台でリベンジできたのは本当に胸がスカッとしました。
――中国選手に勝てることを証明した
 僕たち日本男子のナショナルチームは何年も前から打倒中国を掲げてずっとやってきています。やっとそれを一つ示すことができたし、まだ始まったばかりです。今回の勝利が自信になったので、今後も自信を持って中国選手に挑みたいと思っています。
――卓球男子に対する世間の見方が変わったが
 約10年間、光の当たらないところでやっていたのでいろいろな思いがありますね。実際にスポットが当たり注目してもらえるようになったら、今までのことが浮かんできました。ただ、これからはブームだけじゃなくて、継続してメジャーにしていくことが自分の役目だと思います。ここで満足しないでもっとメジャーな競技にしたいです。
――五輪は水谷選手にとってどういうものか
 自分が卓球を始めたのが22年前、当時5歳だったんですけど、始めてから自分が成長するに当たって一番の目標ですね。五輪で勝つために卓球をやっているので、20年分の思いが詰まっています。あとは「4年に1回」という重みがすごく大きいです。多く出られても3、4回ですから。その4年に1回の部分に自分の人生のピークを持っていくのが難しいし、プレッシャーにもなります。
――学生時代に思い描いた理想の選手には近づけているか
 まだまだ発展途上だと思うんですけど、徐々に自分の描いた選手にはなれてきているのではないかなと思います。現状では何が足りていないか自信ですね。いろいろメダルやタイトルを取ってきているので、もっと自信を持ってもいいかなと思うんですけど、いつでも他の選手に負けるんじゃないかなという不安があります。もっともっと自信をつけたいですね。
――日本のエースを譲らないためにしている努力は
 自分が五輪でメダルを取っても全日本で優勝しても、とにかく進化、成長するという気持ちを忘れないことです。勝ったから今までのままで良かったではなくて、勝ってもさらにそこから自分が強くなるためにどうすればいいかを考えることが重要だと思います。
――東京五輪の目標は
 もちろん金メダルです。今回銀と銅を取ったので残りの一つの色である金を目指してます。五輪のあの雰囲気が日本で味わえるというのは、自分にとってものすごく大きな経験になると思います。その緊張感やプレッシャーの中でいかに自分の力を発揮して、日本中の皆さんにメダルを届けられるかというのが自分の使命だと思います。
――新入生は、大学4年次に東京五輪を見ることになる。どんなプレーを見せたいか
 卓球の醍醐味(だいごみ)であるダイナミックなラリーとか、感動してもらえるようなプレーを見せたいです。
――新入生にはどのような4年間を過ごしてほしいか
 何か一つのことに打ち込んでほしいです。たとえ人と違ったことだとしても、その一つのことに打ち込んでいく。僕は人と違うことをするのがすごく好き。軍団の中で埋もれてしまうのではなくて、一人輝いてほしいというか個を強くする≠フが明治なので、一人一人が自分にしかできないことをやってほしいです。


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