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第476号 ウエイトリフティング部北出インカレ金

  明大スポーツ  Web配信with大学スポーツ

  テレビ離れなんて関係ない! 近年「AbemaTV」や「DAZN」などを筆頭に、インターネット配信サービスが急増している。家の中や出先でいつでも見ることができ、スマートフォンを持ち歩く若年層からの支持は厚い。大学スポーツ界でもWeb配信化への動き出しが始まっている。これにより従来の観戦スタイルが大きく変わる可能性が出てきた。

見所さまざま
 大学スポーツ界もWebの波に乗っている。例に挙がるのは、今春からサービスを開始した「BIG6.TV」。伝統の東京六大学野球のWeb配信は現地観戦と違い、実況が情報を伝え、選手の顔が見えやすいように中継されている。特徴は何といっても大学スポーツならではの見せ方だ。「高校野球ファンにも見てもらえるように出身校を必ず入れたりだとか、プロ選手の高校時代の同級生という言い方をしたりしています」と、スポーツマーケティングラボラトリーの豊田紗耶美氏。他にも東京六大学野球の醍醐味(だいごみ)である応援を、聞こえやすくする工夫をしている。東京六大学野球の観戦に行ってみたくても、初めてだから勇気が出ない、応援の方法が分からないから神宮に行きづらい。そんな明大生も、Web配信を見て観戦するきっかけをつかめる。

認知度UPも
 Web配信はひのき舞台にいる競技よりも、メジャーではない競技に活路がある。アイスホッケーをネット中継する「TokyoIceHockeyChannel」運営責任者・小林泰氏は言う。「これからみんなテレビを持たなくなるし、新聞も読まなくなると思います。自分が興味あるものを細分化していったときに、そこにフィットしていけるのがWeb配信だと思いました」。テレビ離れで視聴率が取れなくなっていることも、Web配信にシフトチェンジしつつある背景の一つだ。「僕は3部とか2部のチームの選手でしたが、Web配信を始めるまでは1部のどこが優勝したか知りませんでした。でも今は日本のアイスホッケーに関わる高校生や大学生の8割くらいが、明大がこの春に優勝したことを知っていると思います」(小林氏)。メジャー競技とは違い、生で観戦する以外見る方法がなかったアイスホッケー。Web配信という手段をつくったことで、大学スポーツの認知度も上昇した。

新・観戦時代へ
 現地に足を運べないときに、家の中にいながら無料で見られる便利さ。Web配信の最大の魅力はそこにあり、新たな観戦スタイルになり得る。しかし、あえて違う楽しみ方をするならば、メジャーではない競技を現地で観戦するときのルールブック≠ノするのもいい。ルールの解説や選手の詳しい成績、小話など、数多くの情報がリアルタイムで実況される。
 「BIG6.TV」で実況を担当する元ニッポン放送アナウンサーの松本秀夫氏は「しゃべり手として、Web配信を観戦のお供にしていただけるというのはすごくうれしいこと」と話す。実際筆者も使ってみたところ、若干のタイムラグはあるが、それを逆手に取った。リプレー代わりにして現地では見えづらかった微妙なプレーをもう一度見ることができた。
 今までは見る手段が少なかった大学スポーツが、身近になったのは大きな進歩だ。スポーツ観戦の一番の醍醐味である現地観戦。それにWeb配信を掛け合わせて使うことが、これからの大学スポーツ観戦の主流になるかもしれない。【木村亮】


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