検索

第478号 卓球部団体インカレ連覇

  馬術部  学生大会4連勝 負けない 中村

  関東学生大会を構成する大会の一つ、関東学生賞典総合大会(関学総合)で中村幸喜主将(農4=福岡一)と明鳳が連覇を達成した。総合は、馬場、クロスカントリー、障害の三種目を同じ人馬で行う。馬場で最少減点の43・5点で首位に立つと、クロスカントリーを減点ゼロで走行。障害こそ一つの落下があったが、2位の今橋(日大)を1・2点差で上回った。

失敗から常勝
 喜びよりも悔しさが勝った。「勝てたのはうれしいが、理想の勝ち方じゃなかった」。最終障害を跳び終えた後も、笑顔とガッツポーズはなし。悔やんだのは障害での落下減点一つ。明凰と初タイトルを獲得したおととしの全日本学生賞典総合大会(全学総合)から、どの学生大会でもクロスカントリーと障害は減点ゼロ。それだけに、優勝するだけでは満足しない領域に達していた。 「馬を尊重すること」がモットー。それは苦い経験を通じて学んだ。明鳳と初めて挑んだおととしの関学総合クロスカントリーでは、明鳳が鼻血を出し、馬が競技続行か審査されるホースインペクションを通過できずに失権した。タイムを意識し過ぎて無理をさせたことが原因。馬のスピードを出すには、手綱を押したり、むちを入れるなどいわゆる追う≠アとが一般的だと思っていた。
 ある日、プロ選手の映像を見て目に留まったのは、追った後に馬を褒める姿。「一瞬追ったり蹴ったりして前に行かせるけど、褒めたらこの速さでいいと理解する」。練習を重ね、追わなくても自然とスピードを出せるようになった。
努力する才能
 何より努力してきた。明大は監督やコーチが週末しか指導に来られないが「やりたいことを自由にできる環境」と前向き。佐藤五志監督も「入学当初から、絶対明治で成功してやるという気持ちが強かった」と意識の高さを感じていた。上のクラスの大会に出場するようになると、情報誌で知っていた憧れの選手と接触を試みた。「うまくなるためには自分を売り込むしかない」。元々大人と仲良くなるのは得意。自分の練習動画を見せてはアドバイスを求めた。海外での強化合宿や世界大会に召集されるようになった今でも「浮かれずに、毎回の出来事で技術を吸収しにいっている」。素直で貪欲な姿勢は変わらない。
黄金時代到来
 かつて全学三大会総合17連覇を誇った馬術部だが、2012年夏、暴力問題が明るみに。6カ月間の活動自粛。翌年の3月に大会に復帰したが、日大に敗れ昔の勢いはなかった。当時高校3年生だった中村。幼い頃から憧れだった明大への進学に迷っていた。一方、ライバルの日大からは熱烈な勧誘。それでも「自分で優勝にできたらかっこいい」。あえて逆境を選んだ。
 団体復活のカギになる。今年も三大会総合の優勝を逃したが、関東学生賞典障害大会では、日大に86ポイント差をつけ団体1位。中村が先に出番を終わらせ、降順の仲間のサポートに専念したことが実を結んだ。個人でも三大会全てで入賞。「ここぞという時に勝ってくれる」(冨永弥玖・商3=科学技術学園)。秋の全学は総合個人3連覇だけでなく、団体では7年ぶりの三大会総合の覇権奪回を狙う。「ベストを尽くしたい」。エースが低迷の時代を終わらせる。【田中愛】


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください
Email: