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第480号 水泳部男子総合V3

  ソフトテニス部  ワセダ5連覇阻んで27年ぶり日本一 本倉・丸山

  常勝ペアの誕生だ本倉健太郎(農1=岡山理大付)・丸山海斗(政経2=上宮)ペアが、インカレ個人戦で優勝を果たした。準決勝、決勝では長年、優勝の座を奪われていた強敵・早大ペアを撃破。明大勢のインカレ個人制覇は、1990年以来27年ぶりとなる4度目。結成から4カ月のサウスポーペアが、明大ソフトテニス部に新たな歴史を刻んだ。

強敵撃破

 優勝の瞬間、2人は拳を突き上げ喜びを分かち合った。長尾松本ペア(早大)との決勝戦は、一度も主導権を渡さずポイントを積み重ねる。「背負うものはない。最後だから楽しんでやろう」(丸山)。圧巻のストレート勝ちを収め、日本一の称号を手に入れた。
 フルセットにまで及んだ準決勝がターニングポイントだった。相手の内本・星野ペア(早大)とは今年春から3戦2勝と好相性。ゲームカウント4―1で勝利を確信するも、そこからミスを多発し試合はファイナルゲームへ。これまではプレッシャーからここで勝ち切れないことが多かったが今大会は違った。「足が動いたし、自信がついていた」(本倉)。最後はポイント7―5で勝利した。ペアを組んでからわずか4カ月。相手ペアが誰であろうと特に作戦は練らずに戦い続けた。「丸山さんは絶対に点を取ってくれる。だから力みも取れて、楽しくラケットを振れた」(本倉)。お互いの技術を信頼しているからこそ、自身の力を最大限に発揮した。
重圧克服
 インターハイ個人王者として入学してきた2人。さらに世界も経験済みだったため、2人への期待は想像以上のものだった。昨年入部した丸山はその重圧に勝つことができず「テニスから離れたい」(丸山)。楽しさは次第に焦りに変わっていた。一方の本倉も大学の力強くスピードのあるボールに慣れず、返球するのが精いっぱい。夏までは入賞できず、悔しい思いをした。
 気持ちの浮き沈みが勝敗を大きく左右するソフトテニス。そんな2人を支えたのが、2年前から明大でトレーナーを務める寺嶋正人氏の存在だった。今年のインカレは日程を合わせてチームに帯同。「筋肉に疲労を残すのが一番良くない。短い時間で量を少なくして強度を上げるようにした」(寺嶋氏)。競技特性にマッチしたトレーニングの指導はもちろん、メンタル面でも選手をサポートした。「去年に比べたら、プレーだけに集中することができる環境だった」(丸山)。大学初の優勝は、心身ともに成長を見せた2人がプレッシャーに打ち勝った瞬間でもあった。
王者粉砕
王者の背中は着実に近づいてきている。団体戦は今年も早大に敗れ準優勝。明大はコート面数が少ない上ナイター設備も備わっておらず、練習環境は劣っているのが現状だ。だからこそ、そこで悲観するのではなく「どれだけ練習で集中してやれるかが重要」(丸山)。コートが使用できない空き時間には走り込みなどのトレーニングを徹底した。その成果が実り、団体戦は昨年の3位から準優勝。個人戦でも早大ペアを倒す快進撃を見せた。 チームは新体制となり、丸山と本倉にはさらなる活躍が求められる。インハイ王者≠ゥらインカレ王者≠ニなった肩書にも気負うことはない。「団体で早大を倒して優勝するのが目標」(本倉)。明治を黄金時代へ、これからもラケットを振り続ける。【木村優美】


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