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第480号 水泳部男子総合V3

  準硬式野球部  久保田男泣き 執念の同点一打 清瀬杯奪還

  全員野球でつかんだ。全国から選抜された16チームで争う清瀬杯で、4年ぶり2回目の優勝を果たした。今大会限りで引退を決めている4年生も多く、思い入れはひとしお。「最高の結果で終えられた」(久保田駿主将法4=広陵)と、喜びをかみ締めた。

歓喜の瞬間
 勝利の女神がほほ笑んだ。決勝の福岡大戦、4回までに3点差をつけられるも「絶対にどこかでチャンスが来る」(久保田)。6回裏に1点を返し、なおも2死二、三塁の場面で打席には久保田。「自分が打たないと」。放った打球は一、二塁間を抜け同点に追い付く2点適時打となった。
 3―3の同点で迎えた9回裏。先頭打者が出塁すると、犠打と敬遠で1死満塁の好機をつくる。絶好の場面で、4番の松原大樹外野手(営4=明大中野)に打席が回る。「楽しくやろう」(松原)と強気だった。振り抜いた打球は右犠飛となりサヨナラ勝ち。グラウンド上に広がった歓喜の輪の中心に、男泣きする主将の姿があった。

主将の背中
 誰よりも勝ちにこだわり続けた。昨年の秋からチームを率いてきた久保田。「自分の声やプレー一つ一つがチームに影響してくる」(久保田)と、言葉でも行動でも勝利への執念を示した。練習には一番に出向き、ひたむきに全力プレー。グラウンドにはいつも、泥だらけの久保田がいた。
 だからこそ、後輩たちもそのキャプテンシーに引かれる。準決勝の先発を任された服部航平投手(政経2=浜松西)と奥居大輝捕手(営2=城南)は、大会前に私生活のことでけんかをしていた。それを聞いた久保田は2人が話し合う場をセッティング。「お前たちには期待してる。だけど、それが原因で負けたらどう責任を取るんだ」(久保田)とあえて突き放した。その言葉で「先輩たちを優勝させてあげようという気持ちが強くなった」(服部)。奥居と組むのは8月中旬以来だったが、見事完封し決勝へつなげるゲームを展開。主将の気配りがバッテリーの絆をも深めた。
 花道を飾る。清瀬杯から中1日で、秋季リーグ戦がスタート。全ての4年生がこのリーグ戦をもって引退となるが「一つずつ勝っていきたい」(久保田)。野球人生最後の舞台でも、頂点を狙う。【織田有衣子】


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