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第480号 水泳部男子総合V3

  スケート部(フィギュア部門)  『俺色(3)』今季からアイスダンスへ転向 森望

  ようやく見つけた居場所で、一歩踏み出す。シングルのフィギュアスケーターだった森望主将(営4=岩倉)は今季から本格的にアイスダンスへの転向を決心。今夏はクラウドファンディングで資金を募り、カナダのバンクーバーで技術を磨いている。
 フィギュアスケートとの出会いは遅かった。2006年のトリノ五輪に魅了され、中学1年次から始めた森望。「氷に乗るのが楽しい」。遅れを取り戻すように、無我夢中で向き合った。だが「自分の中でうまくいった年はない」。試合に出ては負けの連続。ジャンプが苦手なこともあり、点数が大きく伸びず、苦しみながらスケートをしていた。
 人生が180度変わった。シングルとして日本スケート連盟強化選手になった経歴を持つ5歳年下の折原裕香(ムサシノFSC)からアイスダンスの世界へと誘われる。以前も何度か別の選手から声を掛けられていたが、シングルへの思いを捨て切れず断っていた。しかしアイスダンスが気になり始めていたことも事実。「折原さんの魅力がすごかった」。迷いながらも、新たな世界に足を踏み入れた。すると滑っていくうちに自身の持ち味である魅せるスケート≠存分に発揮できると気付く。「純粋にうまくなりたい」。スケートがたまらなく好きで始めたあの頃を思い出した。そして異例の早さで、昨年の全日本ジュニア選手権では2位まで上り詰めた。
アイスダンスの知名度は海外よりはるかに劣っている。2014年のソチ五輪から団体戦ができ、日本がメダルを取るためにはアイスダンスの強化が必須。その一翼を担おうと2022年の北京五輪の出場を目標に掲げているが、道のりは楽ではない。現在は年末に行われるシニアの全日本選手権で表彰台に上がるため、練習にいそしむ日々だ。
 大学で最後と決めていたスケート。だが「やっぱり氷の上で踊るのが好き」。卒業後も続けることを決心した。多くの人の支えを追い風に、覚悟を決め夢に突き進む。【浜崎結衣】


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