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第481号 硬式野球部齊藤ドラ1

  硬式野球部  左腕たまらん 西武からLoveコール 即戦力・齊藤

  弱肉強食の世界で挑戦あるのみだ齊藤大将投手(政経4=桐蔭学園)が26日、プロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから1位指名された。明大選手がドラフト指名を受けるのはこれで8年連続。また投手の1位指名は山ア福也選手(平27政経卒・現オリックス・バファローズ)、上原健太選手(平28商卒・現北海道日本ハムファイターズ)、柳裕也選手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)に続いて4年連続となった。

開幕ローテ入り
 どよめきの中、齊藤の表情が緩んだ。明大野球部寮の食堂で待った指名は、予想より少し早かった。午後5時34分。最初の指名でくじ引きを外した西武から1位指名。「お〜」と沸き上がる仲間の声を聞いて、緊張がほぐれた。「1巡目で呼ばれるのは頭になかった。西武はチームで戦っている感じがする。そのチームに早く解け込んで、優勝を目指して戦いたい」。意気揚々と宣言した。
 即戦力の呼び声もある。評価されたのは特徴的なフォームとキレのある変化球。宝刀のスライダーに加え、体のひねりを生かして投げるフォームは球の出どころが見えにくく打者はタイミングが取りづらい。西武の辻発彦監督は「完投能力がある。できれば先発ローテーションに入って活躍してほしい」と期待を込めた。昨年まではリリーフ登板がメインだったが今年は先発、中継ぎ、抑えとフル稼働。今季は自身最多の50回2/3を投げ、防御率1・95をマーク。1試合ごとの平均投球回は6を超えた。起用の幅は広い。「まずは自分がやれる場所を見つける」と任されたマウンドで結果を残すだけだ。
プロ向きの性格
 超が付くほどの頑固さが、プロの世界では何よりの武器になる。強気で風変わり。何事にも動じない強心臓だからこそ大舞台で力を出せる。
 独り善がりはやめた。大学に入学して間もない頃。善波達也監督から投球フォームについて指導されると、首をかしげた。「納得しないとやる気にならない」。意固地になって聞かなかった。しかし、善波監督は「やや(性格が)難しいところがあるけどそこが長所でもある」と怒ることも見放すこともせず助言を続け、3年がかりでフォームを改善。下半身の使い方が変わり、投球に安定感が生まれた。「最後まで同じことをずっと言い続けてくださって、できるようになった」。周囲の言葉を受け入れる大切さを学んだ。
 そんな齊藤を、高校時代の恩師・土屋恵三郎氏はこう評す。「いい意味で自分にプライドがある。(教え子の)由伸(高橋氏・読売ジャイアンツ監督)がよく言っているけど菅野投手(智之・読売ジャイアンツ)が同じタイプ。本当にプロ向きだと思うよ」。人を寄せ付けない雰囲気を持つ齊藤を日本野球界を代表する投手になぞらえた。
 西武は今季2位。齊藤と同じスリークオーター左腕の菊池雄星選手は日本人左腕史上最速の158`を計測し、リーグ最多タイの16勝を挙げた。「良いピッチャーがたくさんいるので多くのことを吸収したい」(齊藤)。明大を支えたエースが、夢舞台に足を踏み入れる。【星川裕也】


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