検索

第481号 硬式野球部齊藤ドラ1

  卓球部  粘り強さは集大成の証 2年ぶり3度目の大学王者・森薗

  やはりこの男は強かった。森薗政崇主将(政経4=青森山田)がシングルスで優勝し、4年間で3度目の大学日本一に上り詰めた。決勝の相手は全日本選手権2位の実力を持つ吉村(愛知工大)。フルゲームまでもつれ込んだが、ユニバーシアードV2の実力を発揮。最後は気迫が上回った 
 
三度目の頂点 
 粘り強く、ラリー戦を制した。ゲームカウント3―3で迎えた最終戦。途中、4点の差をつけられるも「まだいける」。自分に言い聞かせながら、相手のミスに付け込みジュースへ。最後はバックハンドで返した一打を相手がネットにかけ14―12で勝利。試合終了と同時に天を仰ぐように崩れ落ち、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 意地だった。互いに譲らず続いた壮絶なラリー戦。人並み外れたフットワークで、向かってくるボールに食らい付いた。「本当に苦しい試合だった」。泥臭く必死に一本を取りにいき、接戦を物にした。 
父の教え基礎 
 地獄の日々だった。中学校に上がるまで毎日、父の与える過酷な練習をこなしてきた。「一分一秒管理してやっていたので、本当に地獄だったと思います」と父・誠氏。元卓球選手の誠氏は、森薗が動けなくなるまで無言で球を出し続けた。「言葉で表せないくらいすさまじい練習をしました。世界一やっていると思いますよ」(誠氏)。自らを漫画『巨人の星』の主人公の父・星一徹と重ねるほどのスパルタぶり。強くしたい、その一心だった。「自分の卓球をつくったのはお父さん。そこで全てが決まった」。多球練習によるフットワーク、諦めない気持ち。多くを父から学んだ。 
紫紺へ恩返し 
 大学入学前、父の勧めで早大に一度あいさつをしに行っていた森薗。しかし「環境的に明大に行きたかった」と葛藤の末、最後は自分の意思で入学を決めた。学生大会と並行してドイツのブンデスリーガに所属。チームのプレーオフを懸けた大事な試合を欠場し、今大会に臨んだ。息子が「この大会を戦う意味は、明大への恩返し」と言えば、父も「明大に行ってくれて良かった」。親子共、明大を選んだことに悔いはなかった。
 「大学卒業後は卓球で生きていく」。直近の目標は東京五輪出場。層の厚い卓球界は、選考にかかるのも一握り。「ひたすら練習するしかない」。まだ見ぬ頂点を目指し、努力し続ける。【相澤日向】 


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください
Email: