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第481号 硬式野球部齊藤ドラ1

  拳法部  百合草 地元V 学生一に返り咲き

  2年ぶりの学生王者だ。個人で学生日本一を決める全日本学生個人選手権に挑んだ百合草春男主将(文4=愛知県私立桜丘)圧倒的な実力で自身2度目となる優勝を果たし「夢みたい」と頬を緩めた。 
 
王者復活 
 相手を全く寄せ付けなかった。決勝は開始27秒、百合草の右拳で胴突き一本。さらにその1分後、再び右拳で相手の面を打ち抜いた。審判の白旗が3本上がり、勝負あり。「良かった。本当に良かった」。試合後に出たのは喜びにあふれた言葉。その裏には2年間の苦悩があった。
 2年前に挑んだ同大会。数々の猛者を退け、優勝トロフィーを掲げたのは当時2年生の百合草だった。それまで大きな大会で優勝した経験はゼロ。突如現れたニューヒーローに大学拳法界は震撼(しんかん)した。しかし一転、連覇が期待された昨年度はまさかの4回戦敗退。「自分はこんなもんなんだな」。心は腐りかけた。主将となった今年度も満足のいく結果は得られず。「なんでここまで違うんだろう」。思うように動いてくれない体に嫌気が差した。
 転機となったのは夏。プレースタイルを本来得意であった立ち技主体に戻し、死に物狂いで練習に励んだ。実戦練習だけでなく、ダッシュ練習などでも常に相手を想定。「どれだけ価値のある練習ができるか」。高校時代から書いている拳法ノートも4冊目へと突入した。練習の質と勝ちへのこだわりは誰にも負けない。その努力が実を結び、再び王者の栄冠を勝ち取った。
 地元開催ということで両親や友人らが応援に駆け付けた今大会。その期待に優勝という文句なしの結果で応えてみせた。大会後、いつもは見られない笑顔がこぼれた。【藤田幸大】 


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