検索

第482号 ラグビー部 明治復活

  明大スポーツ  ホイッスル

 1月4日、星野仙一氏(昭44政経卒)が亡くなられた。まさに闘将——。おととしの3月、本紙の取材に応じてくれた時のことだった。緊張した待機時間もつかの間、星野氏は優しくほほ笑みながら登場。人間のオーラだけでこれほど圧倒されたのは生まれて初めてだった◆岡山県出身で倉敷商高、明大を経てドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。燃える男≠フ名を持つエースとして活躍し、現役引退後は監督として3球団を優勝へと導いた。闘志を前面に出す一方で、誰にでも気配りを忘れない人情深さ。多くのファンに愛された◆ルーツは明大野球部にあるのだろう。20歳の頃に同期部員と結成したハタチの会。同じグラウンドで苦楽を共にした仲間との友好は半世紀も続いている。「70歳になっても仲良くしている集団は、世界中探しても他にいないと思う。それを俺は誇りに思っている」。1時間にわたる取材で、星野氏は仲間の大切さを説いてくれた◆今年度も多くの体育会が功績を残した。中でも紫紺ファンを沸かせたのが、全国大学選手権で19年ぶりの準優勝を果たしたラグビー部。この1年間で決勝を戦えるチームに成長できたのも、仲間の存在があったからこそ。「明治に来てよかった」。ノーサイドの後、古川主将の流した涙には価値があった◆明大体育会の礎を築いた星野氏。取材の最後に残したこの言葉は今でも私の胸に焼き付いている。「明治は横の線と縦の線がしっかりしてなきゃ駄目なんだ。みんなでスクラムを組まなきゃ駄目なんだよ」◆一生の仲間に出会い、生涯の財産を得られる大学生活。後輩として、そして一人の人間として。私たちは闘将≠フ遺志を受け継ぐ義務がある


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください
Email: